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    <title>法人別リリース</title>
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        <title>新種植物200種超を発見した植物学者が書く科学ファンタジー『花神戦記』、第50話で「九州編」完結 ― 大雪山から屋久島まで、物語の舞台となった自生地をつなぐ保全の輪を</title>
        <link>https://kyodonewsprwire.jp/release/202610228489</link>
        <pubDate>Thu, 22 Oct 2026 15:00:00 +0900</pubDate>
                <dc:creator>九州オープンユニバーシティ</dc:creator>
        <description>植物学者の矢原徹一（ペンネーム：谷桔梗）は、物語投稿サイト「TALES」で連載中の科学ファンタジー小説『花神戦記（かがみせんき）』第50話「キリシマイバラ－龍王を呼ぶ花」を【2026年10月23日】に...</description>
                <content:encoded><![CDATA[
植物学者の矢原徹一（ペンネーム：谷桔梗）は、物語投稿サイト「TALES」で連載中の科学ファンタジー小説『花神戦記（かがみせんき）』第50話「キリシマイバラ－龍王を呼ぶ花」を【2026年10月23日】に公開します。これにより、福岡の雷山から霧島山まで九州各地を巡る中盤の山場「九州編」が完結します。本作は、200種を超える新種植物を発見してきた著者が、自らの野外調査の体験をもとに執筆しています。日本の野生植物の魅力と、いま自生地で起きている危機を、物語を通して多くの読者に届けることを目指しています。&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;&lt;br /&gt;
 『花神戦記』とは ― 現実の野外調査と、夢の世界の冒険が交差する物語&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;&lt;br /&gt;
主人公は、伊都大学に入学したばかりの18歳の少女、房桜知花（ふさざくら・ちか）。彼女は谷桔梗教授が執筆した『保全生態学入門』を高校生時代に読んで、人と花の共生をめざす科学があることに感銘を受け、伊都大学に入学します。そして谷教授が守った伊都大学生物多様性保全ゾーンに足を踏み入れた途端、彼女の脳裏に衝撃が走ります。そこは、彼女が毎晩のように見る夢に登場する花学校の景色と瓜二つでした。夢の世界では、知花は花の自生地を守る「花守」の娘。彼女には、花に宿る神「花神（かがみ）」の姿が見え、言葉を交わすことができる不思議な力があります。花学校で「花狩人」に出会ったことがきっかけで、彼女はハカセや先輩とともに、花の世界を救う「神の花」を求めて旅立ちます。現実の世界では、憧れの谷桔梗教授の野外調査に同行し、未知の植物を探して全国の山を歩きます。&lt;br /&gt;
現実の調査で新種を見つけた場所に、夢の世界では「神の花」が咲き、花を奪う「花狩人」との戦いが始まります。二つの世界を行き来する構成により、読者は冒険を楽しみながら、植物を見分ける目の付けどころ、新種が「新種」と判断されるまでの過程、そして自生地が直面する厳しい現実を自然に学ぶことができます。&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;&lt;br /&gt;
物語のもう一つの柱は、古事記の神々と各地に伝わる民話・伝説です。知花の旅の目的は、世界を救う神イザナギへの扉を開くこと。その行く手には、花神が見える者を狙う邪神イザナミが立ちはだかります。旅の途中では、富士の峰に座すコノハナサクヤヒメ、翡翠を守る女神ヌナカワヒメ、水を司る瀬織津姫といった神々が知花を導きます。北海道ではアイヌの人々が敬うカムイが、各地の山ではその土地に古くから伝わる守り神が、花神とともに現れます。神話や民話の神々は、その土地の自然と深く結びついています。物語の中で神々と出会うことは、その土地にしか咲かない植物と出会うことでもあります。&lt;br /&gt;
物語は屋久島から始まり、北海道（アポイ岳・夕張岳・大雪山）、信州（中央アルプス・白馬・戸隠）、北陸・白山、尾瀬へと全国に広がってきました。第33話から始まった「九州編」は、その中盤の山場です。&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;&lt;br /&gt;
九州編の見どころ
&amp;bull;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp; 実在の自生地が舞台　雷山、くじゅう連山、阿蘇、宮崎の白岩山、祖母山、甑島、対馬、霧島山。読者は、知花とともに九州の山と島を巡ります。&lt;br /&gt;
&amp;bull;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp; 自生地の「いま」を描く　シカに食べ尽くされて緑が消えた森、野焼きで守られてきた草原、再発見できずに絶滅を確認するつらさ。現場を知る著者ならではの描写が続きます。&lt;br /&gt;
&amp;bull;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp; 新種発見の瞬間　「ここに新種があるはず」と地形を読み、標本と照合し、似た種との違いを確かめる。研究者の思考過程が、ミステリーのように描かれます。&lt;br /&gt;
&amp;bull;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp; 神話と伝説の地を巡る　雷山では山に宿る土地神・清賀上人が、くじゅうでは古事記に登場する鹿の神アメノカクが登場します。阿蘇では、外輪山を蹴破って湖を野に変えたと伝わるタケイワタツが現れます。祖母山では大蛇の姿で聖域を守る豊玉姫が、霧島では大浪池に宿る龍王が知花たちの前に姿を見せます。阿蘇の「蹴裂伝説」は、かつて実在したカルデラ湖の消失と重ねて語られます。神話や伝説の背後にある土地の自然史にも光を当てています。&lt;br /&gt;
&amp;bull;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp; 敵にも「花を愛する理由」がある　敵役の三人衆は、失われた自生地への絶望から、植物を移植し「花園で守る」道を選んだ者たちです。自生地で守るか、移して守るか。保全の現場にある価値観の違いが、物語の対立軸になっています。&lt;br /&gt;
&amp;bull;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp; もうひとりの夢見人　夢の世界で敵対する少女・葛原里花が、現実の世界にも実在していました。二人の関係の行方が、九州編を貫くドラマです。&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;&lt;br /&gt;
 九州編の舞台と主な登場植物 
&amp;nbsp;&lt;br /&gt;
&amp;bull;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp; 第33〜35話（ 福岡・水無、雷山 ）： ミズナシハコベ、ライザンクルマバナ、ライザンミズ&amp;nbsp;&lt;br /&gt;
&amp;bull;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp; 第36〜38話（くじゅう連山）： モモイロウツギ、ツクシコウツギ、クジュウオトギリ&amp;nbsp;&lt;br /&gt;
&amp;bull;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp; 第39〜40話（阿蘇）： キュウシュウハガクレツリフネ、カヤノウメバチソウ&amp;nbsp;&lt;br /&gt;
&amp;bull;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp; 第41〜42話（宮崎県白岩山）： シライワアザミ、シライワアケボノソウ&amp;nbsp;&lt;br /&gt;
&amp;bull;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp; 第43〜44話 （祖母山・障子岳）： ウバタケギボウシ、ブンゴギボウシ、タシロノガリヤス&amp;nbsp;&lt;br /&gt;
&amp;bull;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp; 第45〜46話（甑島）： コシキイトラッキョウ、コシキノダケ、コシキヒヨドリ&amp;nbsp;&lt;br /&gt;
&amp;bull;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp; 第47〜48話（対馬）： オオチダケサシ、ツシマヤマラッキョウ&amp;nbsp;&lt;br /&gt;
&amp;bull;&amp;nbsp; &amp;nbsp; &amp;nbsp; &amp;nbsp; 第49話（伊都大学・生物多様性保全ゾーン）：ガマ。ミズオオバコ、ヒシ&lt;br /&gt;
&amp;bull;&amp;nbsp; &amp;nbsp; &amp;nbsp; &amp;nbsp; 第50話（霧島山・えびの高原）：キリシマイバラ&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;&lt;br /&gt;
なお、『花神戦記』に登場する植物については、谷桔梗の新種植物発見伝（&lt;a href=&quot;https://note.com/tetsukazuyahara&quot; target=&quot;_blank&quot; rel=&quot;noopener&quot;&gt;https://note.com/tetsukazuyahara&lt;/a&gt;）という記事に、写真入りで解説されています。&lt;br /&gt;
第50話では、白岩山・甑島・対馬で出会った三柱の花神の力を集め、知花たちは霧島での決戦に挑みます。そして物語は、夢の世界と現実世界の両方に密かに影を落とす本当の敵の存在へと近づいていきます。知花が毎晩のように見る夢－その夢の世界が次第に現実世界と交差し始めます。夢の世界とはいったい何なのか？　物語の核心に位置するミステリーが具体的な姿を現します。&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;&lt;br /&gt;
 新種を探し続けた植物学者が、小説を書く理由 
&amp;nbsp;&lt;br /&gt;
著者は、2020年以来の日本各地の野外調査で200種を超える新種植物を発見してきた植物学者です。作中で谷教授が見せる「地形を読んで急斜面に向かう」ような調査の姿や、標本と野外の個体を見比べて新種だと確信する場面には、著者自身の経験が反映されています。&lt;br /&gt;
一方で著者は、調査地で植物が消えていく現場も見てきました。シカの食害、草原の減少、水辺の環境の変化、そして盗採。新種として名前がつく前に、絶滅の危機にある植物も少なくありません。論文や報告書では、こうした現実は一部の専門家にしか届きません。そこで著者は、花に神が宿るファンタジーの形を借りて、野生植物のすばらしさとその危機を広く伝えることにしました。&lt;br /&gt;
作中に登場する植物の姿、花の色、生えている岩や土、シカに食べられた森の匂いまで、描写は現地での観察に基づいています。一輪一輪の花に「花神」として人格を与えることで、名前も知られていない小さな植物にも、それぞれの個性と物語があることを伝えています。&lt;br /&gt;
著者は植物学の研究のかたわら、古事記や各地の民話にも親しんできました。神話や民話には、その土地の山や川、そこに暮らす生きものへの人々のまなざしが刻まれています。『花神戦記』では、古事記の神々や民話のキャラクターを花神とともに登場させています。なじみのある神話や民話を入り口に、その土地にしか咲かない固有の植物へと読者の関心を広げることをねらっています。&lt;br /&gt;
【著者コメント】&lt;br /&gt;
「新種を見つけた瞬間の高揚と、その花が絶滅の危機に直面している悲しさ。その両方を、少しでも多くの人に伝えたいと思い、この物語を書き始めました。日本の山や島には、まだ名前のついていない植物がいまも咲いています。知花と一緒に旅をしたあと、近くの野山で足もとの花に目を留めていただけたら、これ以上の喜びはありません」&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;&lt;br /&gt;
大雪山から屋久島まで ― 物語の舞台をつなぐ保全の輪へ
&amp;nbsp;&lt;br /&gt;
『花神戦記』の舞台は、北は大雪山から南は屋久島まで、その多くが実在する新種植物の自生地です。著者は、物語をきっかけにこれらの自生地をつなぐ保全活動を生み出したいと考えています。&lt;br /&gt;
自生地の多くは山間部や離島にあり、それぞれの地域で守り手が不足しています。一方、シカの食害や草原の減少など、各地が抱える課題には共通するものが少なくありません。物語の中で知花が各地の花神と仲間になっていくように、現実の世界でも、自生地を守る人々と、物語を読んで花に関心を持った読者とをつなぐことを目指します。&lt;br /&gt;
構想している取り組みの例は次のとおりです。&lt;br /&gt;
&amp;bull;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp; 物語の舞台となった自生地で保全に取り組む地域の団体・自治体・研究者との連携&lt;br /&gt;
&amp;bull;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp; 作品に登場する植物と自生地の現状を紹介する情報発信&lt;br /&gt;
&amp;bull;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp;&amp;nbsp; 読者が自生地の保全活動に参加・支援できる仕組みづくり&lt;br /&gt;
作品の教材としての活用、自生地での取材・調査、保全活動へのご協力に関するご相談も歓迎します。&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;&lt;br /&gt;
【著者プロフィール】&lt;br /&gt;
矢原徹一（ペンネーム：谷桔梗）：九州大学名誉教授、福岡市科学館館長、一般社団法人九州オープンユニバーシティ研究部長。保全生態学・植物分類学を研究。九州大学退職（2020年3月）以来、日本各地を調査し、これまでに200種を超える新種植物を発見。&lt;br /&gt;
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    <item>
        <title>神奈川県の在来植物の45%で生育地が減少</title>
        <link>https://kyodonewsprwire.jp/release/202609206327</link>
        <pubDate>Sun, 20 Sep 2026 17:30:00 +0900</pubDate>
                <dc:creator>九州オープンユニバーシティ</dc:creator>
        <description>神奈川県の在来植物の45%で生育地が減少 市民による長期調査で明らかになった在来植物1,864種の生育地の消失と拡大 研究のポイント ・300人以上の市民ボランティアが関与した約40年間の長期調査デー...</description>
                <content:encoded><![CDATA[
神奈川県の在来植物の45%で生育地が減少&lt;br /&gt;
市民による長期調査で明らかになった在来植物1,864種の生育地の消失と拡大&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;&lt;br /&gt;
研究のポイント&lt;br /&gt;
・300人以上の市民ボランティアが関与した約40年間の長期調査データをもとに、神奈川県に生育する在来植物1,864種の生育地点数の増減傾向を明らかにした&lt;br /&gt;
・1979年から2017年にかけて、835種で生育地点数が減少し、688種で増加していた&lt;br /&gt;
・絶滅危惧種でないにもかかわらず、絶滅危惧種以上の速度で生育地が消失している「潜在的な絶滅危惧種」53種を特定した&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;&lt;br /&gt;
研究の概要&lt;br /&gt;
九州大学大学院システム生命科学府・博士後期課程夫婦石千尋氏（現：東京大学大学院農学生命科学研究科・特任研究員）、九州大学大学院理学研究院・佐竹暁子教授、神奈川県立生命の星・地球博物館・大西亘主任学芸員、九州オープンユニバーシティ・矢原徹一研究部長らの研究グループは、1979年から2017年にかけて、神奈川県において市民により集められた植物の分布情報をもとに、神奈川県に生育する在来維管束植物1,864種のうち44.8%（835種）でその生育地が減少傾向にあり、36.9%（688種）で増加傾向にあることを明らかにしました。　&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;&lt;br /&gt;
本研究は、日本において普通種を含む多数の在来植物種を対象に、生育地の長期的な増減傾向を初めて評価しました。また、本研究の成果は、絶滅危惧種だけでなく普通種においても生育地が減少していることを明らかにするとともに、神奈川県以外の地域においても、幅広い植物種の分布情報を集積し、その現状を評価することの重要性を示しています。本論文は、2026年9月16日に国際学術誌「Communications Biology」にオンライン公開されました。&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;&lt;br /&gt;
研究の背景&lt;br /&gt;
近年、急速な土地利用の変化や気候変動などにより、多くの植物で生育地の消失が進行しています。特に、イギリスやオランダをはじめとするヨーロッパ諸国では、市民ボランティアが主体となり、国内に生育するほとんどの植物種を対象に、その分布を網羅的かつ継続的に調査してきました。こうした長期的な調査データにもとづき、これらの国々では、絶滅危惧種かどうかを問わず、幅広い植物種の現状評価が継続的に行われています。&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;&lt;br /&gt;
日本では、1990年代以降、環境省レッドリストや都道府県版レッドリストの改訂を通じて絶滅危惧植物の現状評価は定期的に行われてきました。一方で、広い地域に生育する「普通種」や、絶滅危惧種に指定されていない種については、国および都道府県スケールでの現状評価は行われてきませんでした。&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;&lt;br /&gt;
本研究の対象地である神奈川県は、1979〜1987年、1996〜2000年、2013〜2017年という3期間において、県内に生育する維管束植物約3,000種を対象とした分布調査が、市民ボランティアによって実施されてきました。この調査では、神奈川県を市町村などの行政区境界に沿って約110の調査区に分け、各調査区において、それぞれの植物種が生育しているかどうかが調べられました。これにより、神奈川県では、約40年間にわたって県内の植物の分布の変化を比較できる長期的なデータが蓄積されています。&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;&lt;br /&gt;
さらに、神奈川県の調査では、対象種が確認された場合、必ず「標本」が作成されました。そのため、記録された植物が本当にその種であったのかを、後から第三者が確認することができます。また、近年のゲノム解析などによって植物の分類が見直された場合にも、作成された標本をもとに、最新の分類に合わせて記録を更新することができます。このように、すべての記録が標本によって裏付けられた長期的な分布データは国際的にも非常に限定的です。&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;&lt;br /&gt;
研究の内容と成果&lt;br /&gt;
本研究では、在来維管束植物1864種を対象に、1979〜1987年、1996〜2000年、2013〜2017年の3期間について、生育が確認された調査区数の増減傾向を調べました。&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;&lt;br /&gt;
その結果、県内の在来植物の45％を占める835種で、生育が確認された調査区数は減少していました。特に減少が顕著だったのは、草原、林縁、畑地など、いわゆる「里山」の構成要素である、人の管理によって維持されてきた二次的な自然環境に生育する種でした。&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;&lt;br /&gt;
一方で、県内の在来植物の37%にあたる688種では、生育が確認された調査区数は増加しており、特に常緑樹林に生育する種でその傾向が顕著でした。なかでも、暗く湿った林床に生育する菌従属栄養植物（光合成をせず菌類に寄生する植物）やシダ植物では、その分布が大きく拡大していました。&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;&lt;br /&gt;
こうした変化の背景には、かつて薪や炭を得るために人の手によって管理されてきたコナラやクヌギなどで構成される薪炭林が、化石燃料の利用や生活様式の変化によって管理されなくなり、常緑樹林が優占する森林へと遷移してきたことが挙げられます。&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;&lt;br /&gt;
さらに本研究では、生育が確認された調査区の減少にもとづき、各種において「生育地の消失率」を算出しました。その結果、絶滅危惧種に指定されていない53種で、生育地の消失率が、神奈川県の絶滅危惧種における消失率の中央値以上であることが明らかになりました。つまり、絶滅危惧種に指定されていない種でも、生育地が急速に減少しているということを示しています。本研究ではこうした種を「潜在的な絶滅危惧種」と定義しました。潜在的な絶滅危惧種には、オミナエシ、ナンバンギセル、メガルカヤ、タムラソウなどの草原に生育する種のほか、ネバリタデやハコネヒヨドリなど、林縁環境に生育する種も含まれていました。&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;&lt;br /&gt;
一方で、1,864種全体の消失率は、1979〜1987年の第一回調査から2013〜2017年の第三回調査にかけて有意に低下していました。このことから、神奈川県の在来植物では、生育地の減少が緩やかになっていることがわかりました。ただし、あくまで減少の程度が緩やかになっているだけであり、近年においても生育地の消失が続いていることには注意する必要があります。&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;&lt;br /&gt;
今後の展開&lt;br /&gt;
草原や畑地などの二次的な自然に生育する種の減少には、こうした環境が国立公園などの従来の保護地域だけでは十分に保全されにくいことが一因となっている可能性があります。現在、環境省により、民間企業の社有林や里地里山、都市の緑地など、さまざまな主体によって適切に管理され、生物多様性が維持されている場所を「自然共生サイト」として認定する取り組みが進められています。その認定や管理においては絶滅危惧種が着目される傾向にありますが、これまで身近に見られた「普通種」の中にも減少している種がある可能性を考慮し、普通種の変化にも目を向けながら、その場所や地域全体の生物多様性が維持されているかを評価していく必要があると考えています。&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;&lt;br /&gt;
著者コメント&lt;br /&gt;
今回、神奈川県において、普通種から絶滅危惧種まで幅広い植物の現状を評価することができたのは、地域の植物に精通した非職業研究者や市民ボランティアの方々によって、長年にわたり継続的な分布調査が実施されてきたためです。幅広い種においてその長期的な分布の変化に捉えるためには、このような市民と共同した調査が不可欠です。&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;&lt;br /&gt;
日本では、多くの都道府県に、地域の植物に精通した市民を中心とする調査グループが存在し、長年にわたって植物の分布情報が蓄積されてきました。今後は神奈川県以外の地域についても蓄積されてきた既存の分布情報を活用し、普通種を含む幅広い植物の現状評価を行いたいと考えています。&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;&lt;br /&gt;
同時に、市民主体の調査グループや、その活動を支え、収集された標本の収蔵・管理を担う地域の自然史博物館などに対して、行政や民間による継続的な財政支援を充実させていくことも重要と考えます。これらの活動によって蓄積される分布情報や標本は、環境省および都道府県版レッドリストの作成を支える基礎資料であるとともに、地域の生物多様性の変化を把握し、科学的根拠にもとづく保全施策を検討するための重要な情報基盤となります。こうした基盤を、一部の市民や研究者の活動のみに依存するのではなく、社会全体で継続的に支える仕組みを構築する必要があると考えます。地域の自然を長期にわたって記録し、その変化を捉え続ける体制を維持することは、日本の生物多様性保全を支えるためには不可欠です&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;&lt;br /&gt;
論文情報&lt;br /&gt;
雑誌名：Communications Biology&lt;br /&gt;
論文タイトル：Citizen science reveals patterns of distributional decline and expansion across 1864 native vascular plant species in Kanagawa, Japan&lt;br /&gt;
著者：Chihiro Myotoishi, Akiko Satake, Wataru Ohnishi, Tetsukazu Yahara&lt;br /&gt;
論文リンク：&lt;a href=&quot;https://doi.org/10.1038/s42003-026-10929-y&quot; target=&quot;_blank&quot; rel=&quot;nofollow noopener&quot;&gt;https://doi.org/10.1038/s42003-026-10929-y&lt;/a&gt;&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;&lt;br /&gt;
 　 &lt;br /&gt;
図：本研究で特定された潜在的な絶滅危惧種の例（左：オミナエシ、右：ナンバンギセル）&lt;br /&gt;
]]></content:encoded>
                                        <enclosure url="https://cdn.kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M108896/202609206327/_prw_PI1im_65QKEJ1O.gif" length="" type="image/gif"/>
            </item>
    <item>
        <title>世界自然遺産屋久島において植物の新種ヤエダケオトギリを発見</title>
        <link>https://kyodonewsprwire.jp/release/202607092297</link>
        <pubDate>Thu, 09 Jul 2026 15:37:58 +0900</pubDate>
                <dc:creator>九州オープンユニバーシティ</dc:creator>
        <description>世界自然遺産屋久島において植物の新種ヤエダケオトギリを発見 九州⼤学⼤学院農学研究院の髙橋⼤樹助教、東北⼤学⼤学院農学研究科の陶⼭佳久教授・⽯川直⼦特任准教授、兵庫教育⼤学⼤学院学校教育研究科の⼭本将...</description>
                <content:encoded><![CDATA[
世界自然遺産屋久島において植物の新種ヤエダケオトギリを発見&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;&lt;br /&gt;
九州⼤学⼤学院農学研究院の髙橋⼤樹助教、東北⼤学⼤学院農学研究科の陶⼭佳久教授・⽯川直⼦特任准教授、兵庫教育⼤学⼤学院学校教育研究科の⼭本将也講師、九州オープンユニバーシティの⽮原徹⼀研究部⻑（九州⼤学名誉教授）らの研究グループは、世界⾃然遺産である屋久島に、外⾒は⾮常によく似ているものの、それぞれ異なる種から進化した2 種類のオトギリソウ属植物が⽣育していることを明らかにし、新種「ヤエダケオトギリ」と新変種「ヤクシマオトギリ」として発表しました。&lt;br /&gt;
両者は葉や花弁の⼤きさが1cm にも満たない⼩型の草本植物であり、屋久島の⾼標⾼域では隣接して⽣育している場所もあります。外⾒では葉と萼（がく）の腺点形態でしか識別できず、⼀⾒しただけでは区別が困難であるため、これまで同⼀種として扱われてきました。ところが遺伝解析の結果、2 種は別種レベルで遺伝的に⼤きく分化しており、その進化的な起源も異なることが明らかになりました。&lt;br /&gt;
つまり、この外⾒の類似性は、それぞれが独⽴に獲得した収れん進化(※1)の結果であると考えられます。さらに両者は染⾊体数も異なっており、雑種は正常な花粉や卵細胞を作ることができないため、種の境界を崩さず島内にて共存できていると考えられます。&lt;br /&gt;
今回の発⾒は、これまで⻑年にわたり植物調査が⾏われ、年間1 万⼈以上もの登⼭者が訪れる屋久島の登⼭道沿いに、なお未発⾒の新種植物が存在していたことを⽰すものです。本成果は、屋久島の未だ⼗分に解明されていない⽣態系の豊かさを改めて⽰す重要な成果であると考えられます。&lt;br /&gt;
本研究成果は植物分類学の専⾨雑誌「Acta Phytotaxonomica et Geobotanica」に2026 年6 ⽉30 ⽇（⽕）（⽇本時間）付で掲載されました。&lt;br /&gt;
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        <title>107年ぶりに新種の野生バラ（キリシマイバラ）を発見</title>
        <link>https://kyodonewsprwire.jp/release/202511189322</link>
        <pubDate>Tue, 18 Nov 2025 15:10:35 +0900</pubDate>
                <dc:creator>九州オープンユニバーシティ</dc:creator>
        <description>107年ぶりに新種の野生バラ（キリシマイバラ）を発見 私たちは、宮崎県えびの市えびの高原において、新種の野生バラを発見し、キリシマイバラRosa kirishimensis Yahara &amp;amp; Taga...</description>
                <content:encoded><![CDATA[
107年ぶりに新種の野生バラ（キリシマイバラ）を発見&lt;br /&gt;
私たちは、宮崎県えびの市えびの高原において、新種の野生バラを発見し、キリシマイバラRosa kirishimensis Yahara &amp;amp; Taganeと名付けて発表しました。&lt;br /&gt;
最初に発見された日本産の野生バラは、1784年にツンベルクThunbergによって発表されたノイバラです。その後アズマイバラ（1878年）、フジイバラとヤブイバラ（1909年）、ヤマイバラ・ミヤコイバラとハコネイバラ（1917年）、ツクシイバラ（1918年）が発表されました。しかしツクシイバラを最後に107年間、新種は見つかっておらず、バラ属の種はすべて見つかったと思われてきました。&lt;br /&gt;
私たちは、えびの市えびの高原に自生するキリシマイバラが、よく似たヤブイバラR. onoeiから以下の点で区別できることを明らかにしました。&lt;br /&gt;
・キリシマイバラでは葉の裏が白色を帯びるが、ヤブイバラでは白色を帯びない。&lt;br /&gt;
・キリシマイバラの花冠はより大型で径1.7&amp;ndash;3.2 cm（ヤブイバラでは1.2&amp;ndash;1.7 cm）。&lt;br /&gt;
・キリシマイバラの雄蕊は長さ3.9&amp;ndash;9.6 mm（ヤブイバラでは4 mm以下）。&lt;br /&gt;
・キリシマイバラの花弁は通常ピンク色を帯びる（ヤブイバラは白色）。&lt;br /&gt;
私たちは、キリシマイバラの系統的位置を決定するために、ゲノム上の遺伝的な違いを効率良く評価できるMIGseq (Multiplexed ISSR Genotyping by sequencing)法を用いて、高精度の系統樹を描きました。&lt;br /&gt;
その結果、キリシマイバラはヤブイバラに近縁ですが、ヤブイバラとは明瞭に異なるクラスターを形成することがわかりました。ヤブイバラはキリシマイバラが自生する宮崎県えびの市にも分布しています。同じ地域に自生していながら明瞭に異なるクラスターを形成することから、キリシマイバラとヤブイバラは生殖的に隔離された別種だと考えられます。&lt;br /&gt;
鹿児島大学などに所蔵されている標本を調べた結果、キリシマイバラは霧島山の1150～2000 mでのみ採集されている固有種であることがわかりました。これまで霧島山固有種として、ノカイドウMalus spontanea (Makino) Makinoが知られています。キリシマイバラは霧島山の第二の固有種と考えられます。キリシマイバラは、えびの高原の狭い範囲で約20個体（開花個体）しか見つかっていません。絶滅危惧I類（CR）に相当する絶滅危惧種です。自生地では、高密度化したキュウシュウジカの採食によって植生に大きな影響が出ています。キリシマイバラに対するシカの採食の影響を把握し、適切な保全対策を検討する必要があります。&lt;br /&gt;
また、高知県瓶ケ森林道に自生し、これまでフジイバラに同定されてきたシコクイバラは、神奈川県・静岡県に自生するフジイバラと形態的に異なることに気づきました。MIGseq (Multiplexed ISSR Genotyping by sequencing)法を用いて、高精度の系統樹を描いた結果、シコクイバラはフジイバラR. fujisanensisに近縁ですが、フジイバラとは異なる、独立したクラスターを形成しました。シコクイバラとフジイバラは以下の形態的特徴によって区別されます。&lt;br /&gt;
・シコクイバラはより幅広い小葉を持つ（図３：大型の頂小葉は幅1.4&amp;ndash;2.1 cmに、大型の側小葉は幅1.2&amp;ndash;1.8 cmに達する。これに対してフジイバラの頂小葉は幅0.6&amp;ndash;1.3 cm、側小葉は幅0.6&amp;ndash;1.1 cmである）。&lt;br /&gt;
・シコクイバラはより大型の花をつける（図３：花は径3&amp;ndash;3.5 cmである。これに対してフジイバラの花は径2.5&amp;ndash;3 cmである）。&lt;br /&gt;
フジイバラは、富士山周辺地域や箱根地域の火山環境に適応した植物ですが、シコクイバラは変成岩（苦鉄質片岩）や堆積岩（礫岩）などの非火山性環境に生育しています。&lt;br /&gt;
以上のような形態的・生態的違いを考慮し、シコクイバラをフジイバラの亜種R. fujisanensis subsp. shikokumontana Yahara &amp;amp; Se.Fujiiとして記載しました。シコクイバラの自生地でもシカの採食圧が高まっており、その個体群の状態を注意深くモニタリングする必要があります。&lt;br /&gt;
バラ属の植物は園芸用に広く栽培されるため、その分類については古くから関心がもたれてきました。そのバラ属で新種が発見されたことは、驚きです。今回の発見を契機に、バラ属の野生種の分類学的再検討を進めることで、さらなる新分類群が発見されるかもしれません。&lt;br /&gt;
なお、私たちの研究チームでは日本全国で多くの新種候補を発見し、『新種候補植物図鑑速報版１・２』を出版しました。&lt;br /&gt;
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これらの新種候補について、今後引き続き記載論文を発表していきます。&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;&lt;br /&gt;
論文へのリンク：&lt;br /&gt;
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論文タイトル：日本産バラ属の2 新分類群―キリシマイバラ（新種）とシコクイバラ（新亜種）&lt;br /&gt;
Two New Taxa of Rosa (Rosaceae) from Japan: R. kirishimensis and R. fujisanensis&lt;br /&gt;
著者：矢原徹一1，田金秀一郎2，廣田 峻3，藤井聖子4，布施健吾1，佐藤広行1，社川武徳5，陶山佳久6&lt;br /&gt;
（1九州オープンユニバーシティ，2鹿児島大学総合研究博物館，3大阪公立大学附属植物園，4高知県立牧野植物園，5九州大学システム生命科学府，6東北大学農学研究科附属複合生態フィールド教育研究センター）&lt;br /&gt;
掲載誌：Journal of Japanese Botany 100(5): 398&amp;ndash;415 (2025).&lt;br /&gt;
要旨：日本の九州と四国において，バラ属（Rosa，バラ科）の2 つの未知分類群を認識した． これらの分類学的な実態を明らかにするため，MIG-seq 法を用いて36 サンプルについての系統解析を行なった．SplitsTree および最尤法による系統解析の結果， 九州の分類群は， 同地域にも分布するヤブイバラR. onoei Makino に近縁であることが示された．しかし，この分類群は，葉の裏面が帯白色であり，花がより大きく，雄しべがより長く，花弁がふつう淡紅色であることにより，ヤブイバラから形態的に識別可能であった． したがって， この分類群を新種キリシマイバラR. kirishimensis Yahara &amp;amp; Taganeとして記載する．一方， 四国の分類群は， フジイバラR. fujisanensis (Makino) Makino subsp. fujisanensis に類似しているが，より広くより円形の小葉と，より大きな花により識別される．この分類群はMIG-seq データにもとづくSTRUCTURE解析および主成分分析により，その遺伝的構成はフジイバラと非常に類似していることが示されたが，最尤系統樹においてフジイバラから独立したクレードを形成した．これらの証拠に基づき，本分類群をフジイバラの新亜種シコクイバラR. fujisanensis subsp. shikokumontana Yahara &amp;amp; Se.Fujii として記載する．&lt;br /&gt;
&lt;br&gt;&lt;br&gt;&lt;br /&gt;
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