オムロン超音波式ネブライザ NE-U780

2015/10/28 17:00

2015年10月28日

オムロンヘルスケア株式会社

世界初本体から簡単に取り外し、丸ごと消毒できる作用槽（水槽）を採用

オムロン超音波式ネブライザ NE-U780

－洗浄・消毒の作業性を高めた、衛生的な新構造　11月2日発売－

オムロンヘルスケア株式会社（本社所在地：京都府向日市、代表取締役社長：荻野勲）は、医療機関向けのネブライザの新商品として、本体から簡単に取り外し、丸ごと消毒できる世界初*1の新構造の作用槽を採用し、洗浄・消毒作業性を高めた「オムロン超音波式ネブライザ NE-U780（以下NE-U780）」を11月2日から販売開始します。

販売は、当社の医療機器販売会社であるオムロンコーリン株式会社（本社所在地：東京都文京区、代表取締役社長：小林洋）を通じて行います。

○メーカー希望小売価格…100,000円（税別）

○販売目標…5,000台（発売後1年間）

ネブライザは、薬液を細かい霧状に放出して、吸入治療するための機器で、ぜん息や大気汚染による慢性肺疾患の治療、外科手術後の上下気道感染予防などに使用されます。

住宅環境の変化や偏った食生活などの生活習慣、またストレスなどの要因により、日本国内の気管支ぜん息患者数は、小児・成人共にここ10年で約2～3倍に増加していると言われています。現在では800万人以上と推定されており*2、医療機関で吸入治療を行う患者の数も増加しています*3。

このたび発売するNE-U780は、洗浄・消毒の作業性を高めた医療機関向けの超音波式ネブライザです。超音波式ネブライザは、作用槽（水を入れる水槽）底部の振動子から、超音波振動エネルギーを水中に伝え、薬剤槽内の薬液に伝えることで薬液を霧化して外部に噴霧します。霧化量が多く、粒子径が均一になるので、多量の噴霧を必要とする医療機関での使用に適していますが、従来機種では作用槽の洗浄や消毒に手間がかかっていました。

NE-U780は、作用槽に本体から取り外すことができる新構造の「リムーバブルタンク」を新採用し、単独で洗浄、消毒することが可能になりました。本体から簡単に取り外し、丸ごと消毒できるので、院内感染リスクの低減に貢献します。

表示部に薄型のシートスイッチを採用するなど、本体は凹凸が少ないデザインなので、拭き取り消毒などのお手入れが簡単です。

本体上部の画面には、タイマー、風量、霧化量を大きく表示します。暗い場所でも見やすいバックライトを採用しているほか、操作時にエラーが発生した場合には、画面上にエラーが発生している箇所や、エアフィルタの点検が必要なタイミングを表示してお知らせする「エラー報知LED」を搭載しているので、素早い対応が可能です。

本体質量は約2.5kg。大きな取っ手が付いているので、持ち運びも簡単です。

*1　 2015年8月末時点、当社調べ（振動子含め作用槽が取り外せる技術に対して）

*2　「厚生科学審議会リウマチ・アレルギー対策委員会報告書」（2011年）

*3　「2008年患者調査」、「2011年患者調査」（厚生労働省）

詳細は次のとおりです。

【NE-U780　主な特長】

１．世界初*　本体から取り外すことができる「リムーバブルタンク」を新採用

当社独自の技術により、本体からの取り外しを可能にした新構造の作用槽「リムーバブルタンク」を採用。作用槽を単独で洗浄、消毒することが可能になりました。本体から簡単に取り外し、丸ごと消毒できるので、院内感染リスクの低減に貢献します。

* 2015年8月末時点、当社調べ（振動子含め作用槽が取り外せる技術に対して）

※添付画像参照

２．凹凸が少なく、お手入れしやすい本体デザイン

表示部に薄型のシートスイッチを採用するなど、本体は凹凸が少ないデザインなので、拭き取り消毒などのお手入れが簡単です。