美容成分たっぷりのロバミルクを配合した化粧品ブランドの取り扱いを開始、2016年1月上旬発売予定
日本グリーンパックス株式会社は、古代エジプトの女王クレオパトラも愛用したといわれ、古代よりヨーロッパを中心にスキンケアに利用されてきた、美容成分たっぷりの「ロバミルク」を配合した化粧品「コスモナチュレル」を、2016年1月上旬に取扱開始いたします。
2015年11月4日
日本グリーンパックス株式会社
美容成分たっぷりのロバミルクを配合した化粧品ブランドの取り扱いを開始
2016年1月上旬に、全国のバラエティショップなどで発売予定
環境指向商品や雑貨類の開発・輸入・販売事業を展開する日本グリーンパックス株式会社(本社:京都府長岡京市城の里10-9、代表取締役:山中利一)は、フランスのグラヴィエ社が開発・製造する、美容成分をたっぷり含んだロバのミルクを配合した化粧品「Cosmo Naturel(コスモナチュレル、以下「コスモナチュレル」)」を、2016年1月上旬に取扱開始いたします。
■ロバミルクを用いたスキンケアの歴史
「コスモナチュレル」に配合されているロバのミルクは、ヨーロッパでは古くからスキンケアに使われていたという史料が残っています。
古代エジプトの女王クレオパトラ7世(紀元前69年~30年)は、肌を美しく保つために毎日ロバのミルクのお風呂に入っていたと言われています。また、それだけの量のロバミルクを得るために、宮殿内に700頭ものロバを飼育していたという説もあります。
古代ローマの暴君として知られるネロの2番目の妻であったポッパエア(西暦30年~65年)は、パンとロバのミルクでつくったパックのような化粧品を使って、肌を白く柔らかく保つ方法を考案したと言われています。彼女は、旅に出るときも50頭のロバを連れて行き、旅先でもロバミルクのスキンケアを欠かさなかったそうです。
さらに、『医学の父』と呼ばれる古代ギリシャの医師ヒポクラテス(紀元前460年~370年頃)は、肌を健やかに保つだけでなく、関節の痛みや傷の治癒、中毒症状の緩和などにも、ロバのミルクが有効であると語った、とされています。
■ロバミルクの特徴
ロバミルクは、人間の母乳に近い成分構成であり、アレルギー反応が起きにくいと言われています。
乳製品に対して発症するアレルギーは、たんぱく質の一種である「カゼイン」という成分が関係しています。ロバのミルクに含まれるカゼインの量は、他の哺乳類のミルクに比べて最も母乳に近いため、乳製品に対して発祥するアレルギーが起こりにくいと考えられています。(※1)
19~20世紀のフランスの孤児院では、孤児たちにロバのミルクを与えていて、母乳が必要な乳児は直接ロバからミルクを吸っていたという記録が残っています。
母乳にはラクトース(乳糖)が豊富に含まれていますが、ロバのミルクにも同等量含まれており、さらにカゼイン含有量の低さとも相まって、母乳の代替に適していると考えられていたようです。
またロバミルクには、「オメガ9系」と呼ばれる「脂肪酸」と、「オメガ6系」および「オメガ3系」呼ばれる「必須脂肪酸」という栄養素が、豊富に含まれています。(※2)
「オメガ9系」の代表的な脂肪酸は、オリーブオイルに多く含まれている「オレイン酸」です。人の皮脂の41%をこの「オレイン酸」が占めているため、肌に付けた際に非常に肌なじみが良く、保湿作用があります。
「オメガ6系」と「オメガ3系」は、人間が体内でつくることができないため「必須脂肪酸」と呼ばれています。
「オメガ6系」は、「オメガ9系」と同様に保湿作用があるほか、局所的な消炎作用があります。「オメガ3系」は、肌の角質層で細胞と細胞の間でスポンジのように水分と油分を抱え込む役割を果たす、セラミドという細胞間脂質の材料になるため、肌に塗布することで肌に弾力性を与えたり、外部刺激からのバリアの機能を高めたりする効果があります。
人の母乳とその他の動物のミルクの主な成分の比較(※3)
栄養素(単位):人 / ロバ / ウマ / ウシ / ヤギ / ヒツジ
オメガ9系(%):33.2~45.1/15.31~35.0/18.9~36.2/22.7~30.3/21.8~35.9/23.0~39.1
オメガ6系(%):6.0~17.7/6.0~15.2/3.6~20.3/1.2~3.0/1.9~4.3/1.6~3.6
オメガ3系(%):0.6~3.4/4~16.3/2.2~31.2/0.3~1.8/0.2~1.2/0.5~2.3
カゼイン(g/L):2.4~4.2/6.4~10.3/9.4~13.6/24.6~28/23.3~46.3/41.8~46
ラクトース(g/L):63~70/58~74/56~72/44~56/32~50/41~59
エネルギー(kJ/L):2,843/1,607~1,803/1,936~2,050/2,709~2,843/2,802~2,894/4,038~4,439
(オメガ9系、6系、3系の各%は、脂肪酸全体における割合を指します。)
(エネルギーの単位kJは「キロジュール」です。1kJ=0.239kcal)
なお、コスメに配合することができるロバのミルクは、非常に貴重なものです。
ロバは3年に2頭程度のペースでしか出産をせず、しかも出産から6カ月間という限られた授乳期の期間にしか、ミルクを採取できません。また、一日に採取できるミルクの量は500ccから最大でも1.5リットル程度です。さらに、ロバは非常に繊細で、ストレスを感じるとこの採取量は極端に減るといいます。
このような中で、仔ロバの発育に十分な量のミルクが確保された上で、コスメに配合するためのロバミルクが採取されます。
比較のために牛を例に挙げると、牛は1年に1頭のペースで出産し、授乳期間は10~11カ月、一日に採取できるミルクの量は20~30リットルにもなります。(一般社団法人Jミルク「牛乳・乳製品の知識」より)牛のミルクに比べ、ロバのミルクの採取量が非常に少ないことが分かります。
■商品ラインナップ
コスモナチュレル オーガニック ロバミルクソープ
‐各100グラム / 1,000円(税抜)
成分の100%が天然由来で、ココナッツ由来の柔らかくきめ細かい泡が肌のやさしく汚れを落とし、ロバミルクの美容成分が栄養を与えてしっかりとうるおいをキープします。使い続けることで、肌の水分と油分のバランスを整え、肌にやわらかさとツヤを与えます。香料はすべて、天然由来のエッセンシャルオイルです。また無香料タイプには、シアバターが保湿成分として配合されています。
フランス国内で10年以上、ベルギー、ドイツ、イギリス、スイス、オランダなどヨーロッパを中心とした世界8カ国で5年前から販売されています。
・無香料 <シアバター配合>
家族みんなで使いやすい、無香料タイプです。シアバターが配合されているため、より乾燥が気になる季節にぴったりです。
【配合成分】
*パーム脂肪酸Na(パームヤシ)、*ヤシ脂肪酸Na(ココナッツ)、*ロバ乳、水、*グリセリン、*シア脂、(カプリリル/カプリル)グルコシド、塩化Na、グルタミン酸ジ酢酸4Na
・バーベナの香り
レモンなど柑橘系の果実に似た爽やかな香りのハーブであるバーベナの香りが、はっきりと感じられます。
【配合成分】
*パーム脂肪酸Na(パームヤシ)、*ヤシ脂肪酸Na(ココナッツ)、*ロバ乳、*グリセリン、水、*香料、*アオモジ果実油、(カプリリル/カプリル)グルコシド、塩化Na、グルタミン酸ジ酢酸4Na
・オレンジ&ラベンダーの香り
オレンジとラベンダーがブレンドされた、華やかでありながらすっきりした清涼感のある香りです。
【配合成分】
*パーム脂肪酸Na(パームヤシ)、*ヤシ脂肪酸Na(ココナッツ)、水、*グリセリン、*香料、*オレンジ果皮油、*ラバンデュラハイブリダ油、(カプリリル/カプリル)グルコシド、*ロバ乳、塩化Na、グルタミン酸ジ酢酸4Na
・オレンジ&マジョラムの香り
タイムというハーブの仲間であるマジョラムの少しスパイシーな香りと、オレンジの華やかでフレッシュな香りがします。
【配合成分】
*パーム脂肪酸Na(パームヤシ)、*ヤシ脂肪酸Na(ココナッツ)、水、*グリセリン、*香料、*オレンジ果皮油、*チムスマスチチナ油、(カプリリル/カプリル)グルコシド、*ロバ乳、塩化Na、グルタミン酸ジ酢酸4Na
・イランイランの香り
濃厚でちょっぴり官能的、どことなくエキゾチックさを感じさせるイランイランの花の香りが、そのまま閉じ込められています。
【配合成分】
*パーム脂肪酸Na(パームヤシ)、*ヤシ脂肪酸Na(ココナッツ)、*ロバ乳、水、*グリセリン、(カプリリル/カプリル)グルコシド、*香料、*パチョリ油、*イランイラン花油、塩化Na、 グルタミン酸ジ酢酸4Na
(*の成分は、オーガニック認証原料です)
コスモナチュレル オーガニック ロバミルクボディローション
‐各500ミリリットル / 3,700円(税抜)
成分の99%が天然由来で、ロバミルク、アーモンドオイル、ホホバオイル、シアバター、カミツレエキスの5つの成分がしっかりと肌のうるおいを守り、しっとりすべすべの肌に導きます。
ボディローションはフランス国内で7年前に発売され、ソープと同様ヨーロッパを中心に世界8カ国で5年前から販売されています。
香料はすべて天然由来で、好みに合わせて選べる3つの種類があります。なお、香りつきのボディローションは、この度の日本での発売に合わせて開発され、すでに商品が販売されている9カ国に先駆けて、日本で初めて販売されます。
・バーベナの香り
柑橘系の果実に似た香りがするハーブ、バーベナのエッセンシャルオイル100%の、さわやかな香り。
【配合成分】
水、*ロバ乳、ステアリン酸グリセリル、*グリセリン、*アーモンド油、*ホホバ種子油、*シア脂、*カミツレエキス、*ヒマワリ種子油、ステアロイルグルタミン酸Na、ヤシ油アルキルグルコシド、香料、安息香酸Na、ソルビン酸K、クエン酸、デヒドロ酢酸Na
・ピーチアプリコットの香り
ピーチ(モモ)とアプリコット(アンズ)由来の天然香料による、甘くて可愛らしい香り。
【配合成分】
水、*ロバ乳、ステアリン酸グリセリル、*グリセリン、*アーモンド油、*ホホバ種子油、*シア脂、*カミツレエキス、*ヒマワリ種子油、ステアロイルグルタミン酸Na、ヤシ油アルキルグルコシド、香料、安息香酸Na、ソルビン酸K、クエン酸、デヒドロ酢酸Na
・ローズ&ラベンダーの香り
バラの花由来の天然香料と、ラベンダーのエッセンシャルオイルの、華やかな香り。
【配合成分】
水、*ロバ乳、ステアリン酸グリセリル、*グリセリン、*アーモンド油、*ホホバ種子油、*シア脂、*カミツレエキス、*ヒマワリ種子油、ステアロイルグルタミン酸Na、ヤシ油アルキルグルコシド、香料、安息香酸Na、ソルビン酸K、クエン酸、デヒドロ酢酸Na
(*の成分は、オーガニック認証原料です)
■取扱店
「コスモナチュレル」の「オーガニック ロバミルクソープ」と「オーガニック ロバミルクボディローション」は、全国のバラエティショップで2015年1月上旬に発売予定です。
また、順次ウェブショップなどでも取り扱いを開始していきます。
■オーガニック認証
「コスモナチュレルの」全商品は、オーガニックコスメの認証を受けています。
「オーガニック ロバミルクソープ」のオーガニック認証
→「NATURE & PUROGRES(ナチュール・エ・プログレ)」
「ナチュール・エ・プログレ」とは、有機農業運動を推進するフランス最大の組織です。
この組織からオーガニックコスメの認証を受けるには、原料についてのみならず、周囲の環境保護や合成添加物の不使用など、100以上の厳しい項目をクリアしなければなりません。また、年に一度抜き打ち検査が実施され、認証を持つにふさわしい基準が満たされているかチェックされます。
主な基準としては、以下のようなものがあります。
・植物原料の100%がオーガニック栽培であること
・化学由来の合成物質が一切混入しないこと
・育成過程・育成土壌は、過去5年を含み農薬や化学肥料を使用しないこと
「オーガニック ロバミルクボディーローション」のオーガニック認証
→「COSME BIO(コスメビオ)」
「コスメビオ」は、化粧品の原料メーカー、製造業者、販売業者など、フランスと世界各国の400を超える企業によって構成されている、オーガニックコスメの協会です。
限られた第三者機関によってオーガニックコスメの認定を受けたあと、「コスメビオ憲章」に則った基準で再度審査を受け、協会が定めた基準に合格した商品だけが、このオーガニックコスメの認証を受けることができます。
主な基準としては、以下のようなものがあります。
・最終製品の95%が天然または天然由来の成分であること(水を含む)
・植物原料の95%がオーガニック栽培であること
・最終製品の10%の原料が、オーガニック栽培植物由来であること
※1、※2、※3 “Consumption of raw or heated milk from different species: An evaluation of the nutritional and potential health benefits” Food Control 42(2014) 188e201
<日本グリーンパックス株式会社について>
1969年の会社設立から、各地の自治体に対して家庭ごみの収集や処理に関する新しい商品や仕組みの提案を行ってきました。独自の商品・サービスを通して、自然と調和し、人にやさしく、環境と共生する循環型社会の実現を目指し、現在は、官公庁事業(一般廃棄物に関わる官公庁施策のトータルサポート)、エコビジネス事業(環境関連設備・資材の販売)、ホームプロダクツ事業(人と環境に優しい家庭用品の企画開発・販売)の3つの柱で事業を展開しています。
(日本グリーンパックス株式会社ウェブサイト:http://www.greenpacks.co.jp/)
■この件に関するお問い合わせ先
日本グリーンパックス株式会社
東京支社:〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町3-26 浜町京都ビル3階
Tel 03-3663-8745 / Fax 03-3639-8744
e-mail: info@greenpacks.co.jp
担当:商品営業担当:平田(ひらた) / 広報担当:上山(かみやま)
<掲載されている情報は発表日現在のものです。ご覧になった時点ではその内容が異なっている場合がありますので、あらかじめご了承下さい。>
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このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 日本グリーンパックス株式会社
- 所在地 京都府
- 業種 卸売業
- URL http://www.greenpacks.co.jp/
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