ポルシェが若者のための教育訓練計画を開始
2016/12/5
ポルシェAG
ポルシェが若者のための教育訓練計画を開始
南アフリカにおける企業による新たな社会的責任への取り組み
ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:Dr. オリバー・ブルーメ)は、社会的に恵まれない環境におかれている南アフリカの若者を支援するため、2017年半ばから、総勢75人の若者に、南アフリカの新しいポルシェ・トレーニングおよびリクルートメントセンターで3学年にわたってサービスメカトロニクスの訓練を受ける機会を提供します。この訓練は、ポルシェだけでなくVWグループの他のブランドとともに若者の就業の機会を設けます。プログラムは研修生に幅広い機会を提供するため広範なテーマを取り扱うことが計画されています。このプロジェクトは、ドン・ボスコ・モンドe.V.とケープタウンのドン・ボスコ・モンド・サレジオ会若者プロジェクト(SIYP)、および南アフリカのポルシェ輸入代理店のLSMディストリビューターズ(Pty.)Ltd.と協力して計画されています。このほど三者は、ヨハネスブルクのポルシェ センターで公式の覚書に署名しました。
このプロジェクトの着想は、ポルシェAGの労使協議会議長のウーヴェ・ヒュックが2015年11月にフランソワ・ボタとのボクシングの慈善試合に参加したときに始まりました。2人はともに恵まれない環境におかれている若者に希望を与えることを望んでいました。「自分のチャンスを活かすために戦うことは常に価値があり、そうすることによってどんなことであっても成し遂げることができます」とヒュックは述べています。ヒュックとボタはともに、2015年に合意した2017年の春に南アフリカで行われる再戦の収益を地元の社会プロジェクトに寄付することを望んでいます。
包括的な取り組みの一部となる南アフリカの教育プロジェクトでは、ポルシェがアフターセールスの国際的な職業訓練プログラムを提供します。このプロジェクトはマニラの「ポルシェ・トレーニングおよびリクルートメントセンターアジア」が主導しています。中東のサービス従業員に対するニーズの増加に対応するため、2008年以降、社会的に恵まれない環境におかれている若者がここでサービスとボディ技術者の訓練を受けています。2015年には、フォルクスワーゲンとアウディがマニラのプロジェクトパートナーとして参加しました。ドン・ボスコ・モンドe.V.の協力により、毎年120人以上のフィリピンの若者がポルシェ、フォルクスワーゲン、またはアウディのアフターセールスの仕事のためにこのセンターで訓練を受けています。
「ポルシェは常に、単に売上高と収益のことだけでなくそれ以上のことを行ってきました。私達は全世界の市場において社会的責任を果たすことに全力を注いでいます。マニラにおける弊社のプロジェクトは間違いなくその好例です。私達は中東の成長市場のために十分に訓練された意欲的なスタッフを得ています。一方で卒業生は、長期雇用というメリットを受けて彼らの収入で家族を扶養することができます。マニラにおける極めて有意義な経験は、この成功モデルの南アフリカへの拡大を勇気づけてくれます」とポルシェAGの取締役会会長のオリバー・ブルーメは説明します。
ポルシェ ディーラーのための人材採用が「ポルシェ・トレーニングおよびリクルートメントセンターアジア」の主要事項で、南アフリカのプロジェクトも新しいトレーニングプログラムの確立のために計画されます。ポルシェは、この目的のために、カリキュラムと試験規定の作成、インストラクターの訓練、およびケープタウムのドン・ボスコ・モンド・サレジオ会若者プロジェクト(SIYP)における理論と実践講座の科目を用意します。ポルシェ輸入代理店のLSMディストリビューターズ(Pty.)Ltd.は、現地の中央窓口の機能、定期的な技術マネージャーの派遣によるインストラクターの訓練のアシスト、ポルシェセンターにおける研修生の就職斡旋などさまざまな方法で準備をサポートします。2020年以降はドン・ボスコがサービスメカトロニクスのトレーニングプログラムを引き継ぎます。ポルシェ トレーニングプロジェクトが、プロジェクトに充てられた最初の3年を超えて延長されることを目標とします。
LSMディストリビューターズ経営者のトビー・ヴェンターは、トレーニングプロジェクトの取り組み方が優れていることに自信をもっています。「基礎のしっかりした教育は成功への鍵となります。悲しいことにこの国にはまだ、訓練の終了時にいかなる可能性も見出せないためにコースを途中で止める人が大勢います。私達はこのような人々を励ましながら途中の各段階においてサポートを提供していきたいと思います。私は、彼らがチャンスをつかむために大きな自信を得て包括的な24ヶ月のトレーニングプログラムを見事にやり通すことを確信しています。」
ドイツの民間非営利団体のドン・ボスコ・モンドe.V.がプロジェクトの重要な役割を担います。「若者は教育、訓練、そして仕事を得る権利があります。“Made in Germany”の承認印がついた職業訓練は世界中で高く評価されます。そしてそのようなトレーニングプログラムからメリットを受けるのは新興・開発途上国の若者だけではありません。関係する社会全体と企業も成果を得ます。ポルシェのような一流企業が世界中の恵まれない環境におかれている若者たちに機会を提供していることを大変うれしく思います。私達はともに厳しい社会的背景を背負う若者と仕事をし、職業訓練を提供します。これは良い職を得るための機会を切り開き、充実した人生を送る好機を提供します」と役員のウーヴェ・ボートゥアは述べます。
ポルシェAGの労使協議会議長のウーヴェ・ヒュックもケープタウンのプロジェクトをサポートします。「教育は全ての人にとって重要で、特権であってはなりません。教育に能力は関係ありませんが勉強に対する熱意は必要です。私達は、理由に関係なく機会に恵まれない人々を受け入れる必要があります。種族、宗教、肌の色にかかわらず、あらゆる人の内側に隠された能力を引き出すのが私達の役割です。ポルシェは常に、社会的な社風を育んできました。気付かないふりをせずに手本となって道筋を示すことは私達の重要な責務です。」
ポルシェ・トレーニングおよびリクルートメントセンター南アフリカのコース:
このプロジェクトは各種コミュニケーションチャンネルで公表されます。
恵まれない環境におかれている若者で興味をもつ人はトレーニングプログラムに応募することができます。応募者の資格に応じてトレーニングプログラムには次の3つのコースがあります。応募者が職業訓練のためにすでに十分な資格を備えている場合は、2年間のサービスメカトロニクストレーニングプログラムを直ちに受講することができます。必要な資格を持っていない応募者は、ドン・ボスコ・モンド・サレジオ会若者プロジェクト(SIYP)で6-8週間の生活技能トレーニングコースを受けます。応募者に基本的技能がない場合は、実社会の準備ための1年間の職業準備コースを受講する機会が与えられます。このオプションは年間50名まで受け入れており、自己啓発において大きな成果を挙げることができます。
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ポルシェ カスタマーケアセンター 0120-846-911
ポルシェ ホームページ http://www.porsche.com/japan/
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このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 ポルシェジャパン株式会社
- 所在地 東京都
- 業種 輸送用機器
- URL http://www.porsche.com/japan/jp/
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