事業継続計画(BCP)支援システムの販売開始
丸紅情報システムズは、ウエブシステム構築基盤ソフトウエア「イントラマート」上で稼働する事業継続計画(BCP)支援システム「リアル・アクション・ビーシーピー」の販売を開始。復旧活動に必要な情報を集約した災害対策用ポータルサイトの構築を支援し、災害発生時の業務復旧手順や社員がとるべき行動を時系列に提示。
2012/7/2
丸紅情報システムズ株式会社
事業継続計画(BCP)支援システムの販売開始
災害時の業務復旧手順を時系列に提示、復旧活動をスピードアップ
丸紅情報システムズ株式会社(略称:エムシス/MSYS、本社:渋谷区渋谷3-12-18 社長 小川 和夫)は、ウエブシステム構築基盤ソフトウエア(ミドルウエア)「イントラマート(intra-mart)」(*1)上で稼働する事業継続計画(BCP)支援システム「リアル・アクション・ビーシーピー(REAL ACTION BCP)」を開発し、2012年7月2日より販売を開始します。本製品は、復旧活動に必要な情報を集約した災害対策用ポータルサイトの構築を支援し、災害発生時(*2)の業務復旧手順や社員がとるべき行動を時系列に提示します。災害下の混乱した状況下でも必用な対応手順を明示し、復旧活動の迅速化を実現します。また、災害に備えた訓練演習に使用し、結果を分析することでBCPのPDCA(計画・実行・評価・改善)サイクルを検証し、さらに質を高めることができます。
使用方法は、あらかじめ業務復旧手順(復旧シナリオ)を設定しておき、権限を持った災害対策管理者が災害発生時にはBCP発動(本番)ボタン、訓練演習時には訓練ボタンを押すと復旧シナリオリストが公開されます。実施する復旧シナリオを選択し災害対策管理者が通知ボタンを押すと社員へ一斉にメールが配信されます。メールを読んだ社員は本製品画面へ接続し画面上で復旧シナリオを確認しながら手順に沿って行動することができます。
本番ボタンまたは訓練ボタンを押した時刻を起点に、設定した各手順項目の所要時間にあわせて目標の開始時刻と終了時刻が自動的にセットされます。実績時刻が記録できるので目標時刻と比較し復旧シナリオの進行状況が一目で把握できます。完了した手順項目は色を付けて識別することができます。
各手順項目には、必要なアプリケーションや文書を紐付けることが可能です。例えば、すでに導入している安否確認、出社確認、社員配置、在宅勤務、被災確認、交通確認、基幹業務システムなど、各種アプリケーションを画面から起動することができます。ISO22301(*3)のインシデント管理の考え方をもとにした標準的な初動の手順作成のためのテンプレート(雛形)も標準装備しています。また、社内掲示板、文書管理(BCP策定書・手順書などのファイル管理)、コンテンツ管理(有用サイトへのリンク)、分析管理(復旧活動所要時間の目標と実績との差異時間、差異理由の把握)などの機能も搭載しています。権限設定により役割別に表示する手順項目を変更することが可能です。
本製品は、イントラマートの標準機能である組織マスタ、社員マスタ、権限設定などの登録機能、掲示板機能、文書管理機能などの部品を活用し開発の生産性とシステム動作の安定性の向上をはかっています。イントラマートは、株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート(略称:NTTデータ イントラマート、本社:港区赤坂2-17-22、社長 中山 義人)製のJava EE(*4)に準拠したウエブシステム構築基盤です。エムシスは、NTTデータ イントラマートの正規特約代理店です。
2011年3月11日に発生した東日本大震災の後、企業は事業継続計画を策定し訓練演習へと現実的な対応をスタートしています。平時の訓練演習を経て、震災が発生した際には速やかに業務復旧手順を社員に示し円滑な復旧活動が必要となります。また、事業継続計画に関する文書が整備されていますが、訓練演習を行わずに文書を整備しただけでは災害発生時に手順書を見ながら行動することになり復旧活動に時間がかかる恐れがあります。訓練演習時から復旧活動の手順をわかりやすく社員に示すことで安全により早く復旧活動を行い、復旧活動にかかる時間を少しでも短縮するために本製品を開発しました。BCP策定書を作成されている企業が策定書をより現実的にかつ具体的に展開するために本製品は有効です。
エムシスでは、ユーザ要件にあわせたカスタマイズ開発、事業継続計画(BCP)策定のコンサルティングサービス、プライベートクラウド(*5)構築の提供が可能です。携帯電話やスマートフォン(高機能携帯端末)、タブレット(多機能携帯端末)などのモバイル端末への対応も検討しています。販売開始より1年間で1億円の売上をめざします。リアル・アクション・ビーシーピーの販売価格は200万円より(税抜き、別途WEBサーバ機器、イントラマートのライセンスが必要です)。
本製品が稼働するウエブシステム共通基盤「イントラマート」のメーカー、NTTデータ イントラマートは次のようにコメントしています。
「丸紅情報システムズのBCP対策に卓越したノウハウが結集された新製品『リアル・アクション・ビーシーピー』のリリースを心より歓迎いたします。弊社の基盤製品と連携しながらBCP対策を検討されるお客様に優れたソリューションを提供できるものと確信しております。今後もNTTデータ イントラマートは丸紅情報システムとの協力関係を一層強化し、お客様に最適なソリューションをワンストップで提供いたします。」
※エムシスでは、2012年9月末日までにご成約いただいた企業様には、製品本体を定価の半額にてご提供する特別企画「半額キャンペーン」を実施しています。詳細は以下のウエブサイトからお問い合わせください。
■「リアル・アクション・ビーシーピー」製品紹介サイト:http://www.marubeni-sys.com/bs/im_bcp/index.html
エムシスでは、「訓練に役立つ!社員のための!最適なツール」と題しまして本製品のセミナーを開催します。
2012年7月12日~9月27日までに計8回開催します。詳細は、以下のWEBサイトをご覧ください。
■セミナー案内WEBサイト::http://www.marubeni-sys.com/event/bcp_im2012/
(*1)ウエブシステム構築に必要な機能を、部品としてあらかじめ用意。ワークフロー、ポータル、統合基幹業務システム(ERP)とのインターフェースなどの部品を、イントラマートの共通基盤上で組み合わせることで、要件に合った業務ソフトウエアを短納期かつ低コストで開発することが可能。共通基盤となるフレームワーク(ひな形集)は、Java EEに準拠。また、イントラマートで開発したシステムは、ユーザが持つ既存システムと連携が可能。個別開発した既存のワークフロー、ポータル、グループウエアなどの情報系システムをイントラマートの共通基盤上に移行し、全社のシステム共通基盤として利用することで、同一基盤上での一元管理および運用管理コストの削減が可能。また、ネット経由で業務アプリケーションの機能が利用できる「サース(SaaS)」など、クラウドコンピューティングにも対応可能。
(*2)地震、風水害、世界的な大流行(パンデミック)など。
(*3)事業継続マネジメントシステム(BCMS:Business Continuity Management System)の国際規格。
(*4)Java Platform, Enterprise Editionの略称。プログラム言語Java(ジャバ)の企業向け規格。
(*5)企業内のサーバやストレージ(外部記憶装置)をデータセンターに設置し、ネットワーク経由で機能を利用する企業内クラウドコンピューティング。
【丸紅情報システムズについて】
丸紅情報システムズは、最先端ITを駆使した付加価値の高いソリューションやサービスを、お客様視点で提供するソリューションプロバイダです。製造・流通・サービス・小売・金融業を中心とする様々な業界の知見と高度な提案力、コンサルティングからシステム設計・構築、運用・保守サービスまでをワンストップで提供する総合力、そしてグローバルな視点からお客様の差別化に貢献する最先端技術が私たちの強みです。エンタープライズソリューション、製造ソリューション、プラットフォーム&ネットワーク、データセンターを軸とするビジネスサービスの4つの事業展開でお客様のビジネスを支援します。
<製品に関するお問い合わせ>
丸紅情報システムズ株式会社 IM/Biz推進部
電話:03-6658-1458
URL: http://www.marubeni-sys.com/
〒150-0002東京都渋谷区渋谷3-12-18 渋谷南東急ビル
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このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 丸紅情報システムズ株式会社
- 所在地 東京都
- 業種 ソフトウエア・SI
- URL http://www.marubeni-sys.com/
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