~阿蘇は世界農業遺産を目指します~

熊本県

2012年9月14日

熊本県

~阿蘇は世界農業遺産を目指します~

「阿蘇地域世界農業遺産推進協議会」設立へ

 熊本県と阿蘇地域の関係7市町村及び関係団体は、阿蘇地域で世界農業遺産(世界重要農業遺産システム(Globally Important Agricultural Heritage Systems(GIAHS:ジアス))を目指すことを目的として、「阿蘇地域世界農業遺産推進協議会」を設立することとし、9月19日(水)に設立総会を開きます。

  今年の4月以降に民間発意で「阿蘇を世界農業遺産へ」という提案があり、阿蘇の農業や地域振興、ひいては熊本県民の誇りと夢に大きく寄与するものであると考え、官民一体で協議会を組織し阿蘇の世界農業遺産認定を目指すこととしたものです。

 

 世界農業遺産は、グローバル化の影響によって衰退しつつある伝統的な農業、文化、土地景観などの保全に加え、次世代に継承すべき特徴的な農法や生物多様性、農業景観の保全活用を図る地域の取組みが対象とされており、その持続的な活用を図ることを目的として、国連食糧農業機関(FAO)が認定するものです。

 世界では、フィリピンのイフガオの棚田やペルーのアンデス山脈の農業など19例が認定されており、このうち日本では、新潟県佐渡市の「トキと共生する郷づくり」と石川県能登地域の「能登の里山・里海」の2例が認定されています。

 阿蘇地域では、世界でも有数の規模のカルデラ内外で千年以上もの間人々の暮らしが営まれ、多様な農業生産活動の中で、草原維持や農耕文化、地下水涵養、農村景観保全などの取組みが生活の中に息づく、世界に類のない特徴的な農業システムと言えます。

 

 今後は、国連食糧農業機関(FAO)への申請に向け、地域への普及・啓発活動などを行い、来年石川県で開かれる国際フォーラムでの認定を目指します。

 なお、9月19日(水)の設立総会の後には、協議会設立記念シンポジウムを開催します。詳しくはこちらをご覧ください。

 http://www.pref.kumamoto.jp/soshiki/67/aso-giahs-setsuritsu.html

 また、民間勉強会「食の大地 くまもと 世界農業遺産推進研究会」では、Facebookを通じて情報発信しています。

 http://www.facebook.com/syokunodaichi

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 7月12日からの豪雨により、熊本県では阿蘇地域を中心に大きな被害を受けましたが、阿蘇の主要観光地のほとんどは通常通り営業しております。県内の主要観光地の営業状況などの詳細は、こちらをご覧ください。

 http://kumanago.jp/whatsnew/?mode=detail&id=249

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