◎マウスの生体内脳機能画像化のInscopixがnVista HD発表へ

Inscopix, Inc.

2012/10/11 10:35

AsiaNet 50984

共同JBN 1304 （2012.10.11）

◎マウスの生体内脳機能画像化のInscopixがnVista HD発表へ

【パロアルト（米カリフォルニア州）、ニューオーリンズ（米ルイジアナ州）2012年10月11日PRN=共同JBN】Inscopix, Inc.（商標、http://www.inscopix.com、以下Inscopix）は、今週末ニューオーリンズで開かれる2012年米国神経科学会議（SfN､http://www.sfn.org/am2012）で、自由に動き回るマウスの生体内脳（神経）機能画像化に対するエンドツーエンドのソリューション、nVista（商標）HD（http://www.inscopix.com/nvista-hd）の発売を発表する。スタンフォード大学のInscopix創設チームが開発した革新的な小型統合蛍光顕微鏡技術に基づくnVista HDによって、神経科学者は目を覚ました状態で自由に行動するマウスの大規模な神経活動についてライブ高解像度のビデオをストリームすることができる。

このリリースに関連するマルチメディア資料の閲覧は以下のサイトを参照。

http://www.prnewswire.com/news-releases/inscopix-launches-nvista-hd-for-in-vivo-brain-imaging-in-freely-behaving-mice-173415071.html

Inscopix最高経営責任者（CEO）のクナール・ゴーシュ博士は「nVista HD画像化プラットフォームは初めて神経科学者に、行動の根底にある神経メカニズムとそれらメカニズムがうまく働かず行動の欠陥につながる理由を視覚化、研究する能力を提供する」と語った。研究者はnVista HDによって、標準的なげっ歯類動物（マウスなど）の行動試験を生かし、数百の個別に遺伝子的に識別されたニューロン（神経細胞）の活動を同時に画像化することができる。このプラットフォームは実験上の前例のない柔軟性を神経科学者に与え、完全に新しい科学的パラダイムを追求することができる。nVista HDはUSB互換性があり、プラグ・アンド・プレーできるよう設計されているので、大きなデスクトップシステムを必要とせず、必要なすべてのハードウエアとソフトウエアが、1つのコンパクトなパッケージの中に同梱している。

InscopixのNeuroscience Early Access Program（NEAP）を通じて、選ばれた人数の神経科学者は第1世代のnVista HDシステムへの先行利用権を与えられる。先行して選ばれた一例はジョンズ・ホプキンス大学のリーバー脳発達研究所（LIBD）である。LIBD所長兼CEOで、統合失調症など脳疾患研究の新アプローチ開発のパイオニアであるダニエル・ワインバーガー医博は「LIBDはnVista HDの最初の受益者の中に入って喜んでいる。LIBDの研究者は特に、疾患のマウスモデルで統合失調症の病因に関連する神経回路メカニズムを研究するためこのシステム利用に関心を持っている」と語った。

▽Inscopix, Inc.について

Inscopixは生体内細胞画像化ソリューションの先駆的プロバイダーである。Inscopixの使命は、神経科学研究に新たな局面をもたらし、より優れた臨床成果を実現することである。神経科学者はnVista HDによって、目を覚ました状態で自然に行動するマウスの脳から大規模な神経活動をライブで高解像度のビデオをストリームすることができる。nVista HDが生み出したデータセットは、スケールとスコープで前例がなく、最先端の画像化技術あるいは電気生理学的レコーディング技術でも収集することができない。