プロフェッショナル仕様の燃料電池式アルコールセンサー「アルブロ(FC-1000)」を2月1日に発売

タニタ

2013年1月29日

株式会社タニタ

ドライバーの点呼時アルコール検知を高精度かつ手軽に

プロフェッショナル仕様の燃料電池式アルコールセンサー

「アルブロ(FC-1000)」を2月1日に発売

健康をはかるリーディングカンパニーである株式会社タニタ(東京都板橋区前野町1-14-2、社長・谷田千里)は、ドライバーの点呼時アルコール検知など向けにプロフェッショナル仕様の燃料電池式アルコールセンサー「アルブロ(FC-1000)」を開発、2月1日に発売します。計測方式にこれまで高精度ながら高価だった燃料電池式を採用しつつ、導入コストを大幅に抑えたのが特徴です。小型・軽量なハンディタイプのため、拠点での据え置き使用はもちろん、遠隔地での計測にも対応します。価格は3万9900円(消費税込み)。バスやトラック、タクシーなど運送事業者を中心に、初年度3万台の販売を計画しています。

飲酒運転に起因する交通事故の増加を背景に、2011年5月に自動車運送事業者の点呼時アルコール検知が義務付けられ、アルコールセンサーの普及が進んでいます。それに伴い、アルコールセンサーに求められる機能・性能も高度化しています。特に、どこでも誰でも使用できる利便性の高さや計測結果の正確性、ランニングコストの低減を求めるニーズが高まってきました。これに応え、「FC-1000」はアルコール以外の成分の干渉を受けにくく、精度の高い燃料電池式のセンサーを採用。最も精度の高いセンサー方式とされる赤外線式アルコールセンサーに対して0.9997という高い相関性を実現しました。また、これまで燃料電池式は導入・維持コストが高い点を指摘されていましたが、タニタでは独自の技術と生産体制の確立でコストダウンに成功。10万円以上とされる燃料電池式で3万円台を実現し、導入コストを大幅に削減しました。さらに、1年間または1万回の使用で必要となる定期点検の費用を2万1000円(消費税込み)に抑制。導入だけでなく、維持においても高いコストパフォーマンスを発揮できるようにしました。

使い方は簡単です。本体に同梱のマウスピースを取り付けて電源を入れ、息を吹き込むだけで計測できます。電源オンから計測結果の表示までわずか約15秒で済みます。サイズは縦33mm×横72mm×高さ145mmで、重量は212g。ハンディタイプで場所を選ばず手軽に計測することができます。アルコールの計測範囲は0.05~2.00mg/lで、0.01mg/l単位での計測が可能です。計測結果は内部メモリーに3人分各100件ずつ記録できます。また、専用の管理ソフトウエアをインストールしたパソコンと通信ケーブルで接続すれば、多人数の計測・管理ができる据え置き型として使用できるほか、スマートフォンやタブレット端末と接続することで遠隔での計測にも対応します。

タニタは1999年に家庭用のアルコールセンサーを発売して以来、これまでに100万台以上の販売実績があります。「FC-1000」は家庭用の使い勝手の良さはそのままに、コストを抑えながらプロの使用に耐え得る高精度化と高品質化を実現しました。運送事業者はもちろん、危険を伴う作業現場など、高度な安全管理が求められる様々な分野での利用を見込んでいます。小規模な事業者・事業所でも手軽に導入できる「FC-1000」の投入で、アルコールセンサーのさらなる利用促進と市場の深耕を図っていきたいと考えています。

【発売機種】(商品名/価格)

・アルコールセンサー「アルブロ(FC-1000)」/3万9900円(消費税込み)

・専用管理ソフトウエア/2万1000円(消費税込み)

【発売日】 2013年2月1日

【年間販売目標】 3万台

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プレスリリース添付画像

精度・利便性を高めつつコストを抑えた燃料電池式アルコールセンサー「アルブロ(FC-1000)」

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