95年の時を経て地元熊本に戻る!「広浦古墳出土装飾石材」!

熊本県

平成26年3月6日

熊本県

めったに見ることができない「熊本県内装飾古墳一斉公開」に合わせて

「上天草市広浦古墳出土装飾石材」を特別出展

~平成26年3月18日(火)~3月27日(木):熊本県立装飾古墳館~

 熊本県では、春季と秋季の二回、普段見ることができない古墳の内部を見学できる「装飾古墳一斉公開」を開催しています。実はいつでも見られるわけではない装飾古墳内部を、専門職員の解説を聞きながら見学できる機会です。

 

 装飾古墳とは、古墳の内部に文様や絵が描かれたり彫刻されているものです。全国に20万基以上ある古墳のうち、装飾古墳は660基にすぎず、そのうち、195基が熊本県に集中しています。熊本県は装飾古墳大国です。この機会に郷土の誇るべき史跡、装飾古墳の世界を体験してみてはいかがでしょうか。

 

 また、今回は特別出展として「上天草市広浦古墳出土装飾石材」が95年ぶりに地元熊本で展示されます。

 熊本県上天草市広浦古墳は、維和島(いわじま)の南端にある古墳です。ここで見つかった「装飾のある石材」から、かつて装飾古墳があったことが判明しています。この石材は、大正7年(1918)に発見され、続く大正8年(1919)には、京都帝国大学により現地での聞き取り等の調査が行われました。その際、報告された装飾のある石材の四点のうち一点は、同じく大正8年頃に京都帝國大学に移され、現在は京都大学総合博物館で所蔵されています。

 装飾古墳館では、平成23年(2011)から八代海周辺の調査を開始し、本資料の調査を併せて実施しました。95年の時を経て地元熊本に戻るこの機会に、ぜひご覧ください。

◆春季装飾古墳一斉公開

 1 開催日:平成26年3月21日(金・祝)・22日(土)

 2 公開時間:10:00~16:00

 3 見学料:無料

 4 公開される古墳 

  平成26年3月21日(金・祝)

   ・チブサン古墳(山鹿市)  ~語りかける人物像、同心円文~

   ・横山古墳(山鹿市)    ~謎の文様、双脚輪状文~

   ・塚坊主古墳(玉名郡和水町)~菊地川流域最古の三角文、円文~

   ・永安寺東古墳(玉名市)  ~赤彩、滴る円文、走る帆船~

   ・大坊古墳(玉名市)    ~灰色・黒・赤の連続三角文~

   ・田川内1号墳(八代市)  ~浮彫りの同心円文~  

  平成26年3月22日(土)

   ・石之室古墳(熊本市)   ~日本最大の家形石棺~

   ・宇賀岳古墳(宇城市)   ~アースグリーンを塗った装飾古墳~

   ・大村横穴群(人吉市)   ~熊本最南端の装飾古墳~

◆特別出展「上天草市広浦古墳出土装飾石材」

 1 開催日:平成26年3月18日(火)~3月27日(木)

 2 公開時間:9:30~17:15(入館は16:45まで)

 3 入館料:大人410円、大学生250円、高校生以下無料

 4 場所:熊本県立装飾古墳館 熊本県山鹿市鹿央町岩原3085 

◆問い合わせ先

 熊本県立装飾古墳館

 TEL:0968-36-2151

 HP:http://www.kofunkan.pref.kumamoto.jp/

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

プレスリリース添付画像

特別出展 リーフレット

装飾古墳館

チブサン古墳

横山古墳

永安寺東古墳

熊本県内装飾古墳一斉公開 リーフレット

熊本県内装飾古墳一斉公開 リーフレット裏面

装飾古墳館 館内

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