【開催概要】医福食農連携 「食でつながるイノベーション」シンポジウム開催(神奈川)
2014年2月28日
「食でつながるイノベーション」シンポジウム 広報事務局
【開催概要】
医福食農連携
「食でつながるイノベーション」シンポジウム開催
~心と体がよろこぶ、食の新発想~
作家 桐島洋子氏による特別講演「私の食生活」
及びパネルディスカッションを実施
■日時 : 2月28日 (金)
■会場 : かながわ労働プラザ
農林水産省では、食料自給率の向上と地域の活性化を図るため、平成20年度から「フード・アクション・ニッポン(FAN)」の活動を推進し、国産農林水産物の消費拡大を進めています。最近、食や農の新たな可能性として、医療・福祉分野と食料・農業分野が連携した取り組みが注目を浴びる中、平成25年度からは、FANの活動の一環として、各地で実施されている、医療・福祉分野と食料・農業分野が垣根を越えて戦略的に連携する「医福食農連携」の取り組み事例を、新たに発信していくことになりました。
本日2月28日(金)、各地で行われている「医福食農連携」のさまざまな事例を紹介し、これからの日本の「食」をあらためて考える場として、医福食農連携「食でつながるイノベーション」シンポジウムを、かながわ労働プラザにて開催し、一般の方約300名が参加いたしました。
<シンポジウム詳細>
●作家 桐島洋子氏による特別講演 「私の食生活」
シンポジウムではまず、著書『50歳からのこだわらない生き方』や『聡明な女は料理がうまい』などで知られる桐島洋子さんによる「私の食生活」という特別講演を行っていただきました。
講演の中で桐島洋子さんは、自身が幼いころに経験した戦時中、終戦後の諸外国から目新しい食品が日本に入ってきた「食」の時代について触れた一方で、どんなに諸外国から魅力的な食が流入しようとも、ご自身も含めた日本人に「人生最後の食事はなにがいいか」と聞くと“お茶漬け”など日本独特の料理があげられることを紹介した。
また、ご自身が50歳を過ぎた際に病院の先生から桐島さんの体はとても健康であること、そしてそれは両親が食べるものなどに気を使って和食を中心とした食生活を送っていたことに理由があると指摘されたことに触れ、参加者に向けて、今出している食事が自分の子供の体を作るという意識を持って日々の料理をしてほしいと伝えた。そして、日々の生活や家事のルーティンの中で主婦の人にとって“ワーク(仕事)”になりがちな料理を、“アクション(生きがいになるような活動)”として楽しんでほしいとの思いを語った。
●パネルディスカッション
特別講演の後は、講演をしていただいた作家 桐島洋子氏と、「医福食農連携」に実際に取り組んでいる事業担当者2名(株式会社ファームいせはら 代表取締役 仲西栄治氏、神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部 栄養学科講師・管理栄養士 倉貫早智氏)によるパネルディスカッションを行いました。
ディスカッションの中では、実際に作物を生産する立場として、仲西栄治さんは「わたしの場合は、私の理念に賛同してくれる出資者がいましたが、せっかく農業に取り組みたいと考える人がいても、農家を始めるのに今の時代はお金がもの凄くかかる。そのうえ、せっかく農作物ができても販路が足りない。販路をどのように作るのかを考えていく必要はあると思います」と現状の農業における課題を指摘した。
また、管理栄養士である倉貫早智さんは「一般の人が管理栄養士と関わる機会は病気になってからが多い。私たちは病気になる前に皆さんに接し、食事について考える機会ができるよう、さまざまなかたちで情報を提供していきたいと思っている。ただ、情報提供をしていく上で、まだ“地産地消”の食材を勧めるということまではまだいたっていない。それは“地産地消”の食材に関する情報がまだまだ少ないからです。“地産地消”の食材がどこでどのように販売されているのか情報が整理できれば、もっとそういった食材を栄養サポートをしていく中で勧められると思う」と神奈川県が推進している“医食農同源”の今後の課題を語った。
<シンポジウム概要>
【主 催】農林水産省関東農政局、神奈川新聞社、全国地方新聞社連合会
【後 援】神奈川県、横浜市
【実施日時】 2 月 28 日 (金) 13:30-15:30 (受付開始 12:30-)
【会 場】かながわ労働プラザ (神奈川県横浜市中区寿町1-4)
【登壇者】作家桐島洋子氏
株式会社ファームいせはら 代表取締役 仲西栄治氏
神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部 栄養学科講師・管理栄養士 倉貫早智氏
フリーアナウンサー、農業ジャーナリスト、ベジアナ 小谷あゆみ氏
【実施内容】13:30 開会・主催者挨拶(農林水産省関東農政局長 藤本 潔) 13:35 趣旨説明
13:45 桐島洋子氏による特別講演 「私の食生活」
14:00 ―転換―
14:10 パネルディスカッション 15:30 閉会
本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。
このプレスリリースには、報道機関向けの情報があります。
プレス会員登録を行うと、広報担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など、報道機関だけに公開する情報が閲覧できるようになります。
このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 フード・アクション・ニッポン
- 所在地 東京都
- 業種 食料品
- URL http://syokuryo.jp/award/
過去に配信したプレスリリース
フード・アクション・ニッポン アワード2018「入賞」100産品が決定!
2018/10/15
10月30日(月)FANアワード2017 最終審査会・表彰式
2017/10/13
フード・アクション・ニッポン アワード 2016 開催
2016/10/20
フード・アクション・ニッポン ニュースレター -Vol.18-
2016/2/26
フード・アクション・ニッポン ニュースレター -Vol.17-
2016/1/25
フード・アクション・ニッポン ニュースレター -Vol.16-
2015/11/26
フード・アクション・ニッポン ニュースレター -Vol.15-
2015/11/13
フード・アクション・ニッポン ニュースレター -Vol.14-
2015/11/10