ブラジルの独立系最大規模の総合広告会社「NBS」の株式70%取得で合意

電通

株式会社電通の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は、ブラジルの総合広告会社「NBS」の株式70%取得と、今後株式持分のシェアを拡大し完全子会社化するオプションを当社グループが有することにつき、同社株主と合意しました。

2014年5月1日

株式会社電通

ブラジルの独立系最大規模の総合広告会社「NBS」の株式70%取得で合意

- 南米最大の広告市場であるブラジルに基幹拠点を構築し成長戦略を加速 -

株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:石井 直、資本金:746億981万円)の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は、ブラジルの総合広告会社「NBS」(本社:バルエリ市、正式社名はPPR Profissionais de Publicidade Reunidos S/A、以下「PPR」)の株式70%取得と、今後株式持分のシェアを拡大し完全子会社化するオプションを当社グループが有することにつき、同社株主と合意しました。

なお、ブラジル関係当局による競争法上の承認を得るため、取得完了は4~6週間先を予定しています。

2002年に設立されたPPRは、「NBS」というブランド名の広告会社として事業を展開しています。統合的な広告コミュニケーション・サービスに強みを持ち、いくつもの現地大手企業を顧客として抱え、2013年のメディア事業の取扱高では総合広告会社としてブラジルで14位、独立系では最大規模の広告会社となっています。

これまで当社グループのブラジルにおける顧客向けサービスは、総合広告会社である電通ラテンアメリカ(通称:電通ブラジル)を中心に、専門領域をカバーする総合デジタルエージェンシーであるLOV Interactive Communications(ラブ)や、デジタル分野のグローバル・ネットワーク・ブランドであるIsobar(アイソバー)系列のAgenciaClick Isobar、AGE IsobarやiProspect(アイプロスペクト)などを通して行ってまいりました。

この度の買収施策は、2014年のFIFAワールドカップや2016年のリオデジャネイロ・オリンピック・パラリンピックを控え、成長を続ける南米最大の広告市場であるブラジルにおいて、当社グループの基幹となる機能を持った拠点を構築することで、同国の広告・マーケティング領域での競争優位をさらに高め、当社グループの成長戦略を加速させることにあります。

当社グループのメディア・コミュニケーション・エージェンシーであるCarat(カラ)が2014年3月に発表したブラジルの広告費は、2013年は前年比で7.1%の成長を示し、2014年、2015年もそれぞれ10.0%増、8.1%増と高い成長が続くと予測しています。

なお、本件が当社の平成27年3月期の連結業績に与える影響は軽微です。

【NBS社の概要】

社  名  : PPR(PPR Profissionais de Publicidade Reunidos S/A )

※「NBS」というブランド名の広告会社として事業を展開

本社所在地 : ブラジル・サンパウロ州 バルエリ市

        ※リオデジャネイロ州と首都ブラジリアにも拠点を持つ

設  立  : 2002年

資 本 金   : 3,198,000レアル (約1.5億円)

株主構成  : 電通イージス・ネットワーク 70%(取得後)

売上総利益  : 1億3,400万レアル(約61.4億円)(2013年12月期)

代 表 者  : Cyd Alvarez(CEO, NBS)

従業員数  : 380名

事業内容  : 統合的な広告コミュニケーション・サービス

以 上

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