最新版 Teradata Portfolio for Hadoopがデータレイク導入への最速経路を提供
テラデータ・コーポレーションは、Hadoopの導入と管理に伴うリスク、コスト、複雑性を削減するTeradata Portfolio for Hadoop 2を本日発表しました。 この包括的なポートフォリオは、Apache Hadoopに蓄積された多様なデータを活用し、技術的およびビジネス上の課題に取り組む企業を支援します。
2014年6月12日
日本テラデータ株式会社
最新版 Teradata Portfolio for Hadoopがデータレイク導入への最速経路を提供
ーHadoop導入と管理を簡素化するための専用ソフトウェア、アプライアンス、コンサルティング、トレーニング、保守サポートのポートフォリオー
[2014年6月2日にテラデータ・コーポレーションより発表されたプレスリリースの翻訳です]
米国カリフォルニア州サンディエゴ発 - データ分析プラットフォーム、マーケティング・アプリケーション、およびサービスのリーダー企業である、テラデータ・コーポレーション(NYSE: TDC、以下テラデータ)は、Hadoopの導入と管理に伴うリスク、コスト、複雑性を削減するTeradata Portfolio for Hadoop 2を本日発表しました。この包括的なポートフォリオは、Apache Hadoopに蓄積された多様なデータを活用し、技術的およびビジネス上の課題に取り組む企業を支援します。弊社が付加価値のあるソフトウェア、アプライアンス、コンサルティング・サービス、トレーニング、保守サポートのすべてを包括して提供することで、顧客企業はデータレイクがもたらすビジネス価値を実感いただけるようになります。
既存のデータ・ソースやビッグデータ・ソースから洞察を求める現代の企業が直面している課題は、多様化しています。包括的なデータ戦略を欠いていたり、まとまりのない複数の技術を持っていたり、高コストなスキルセットを持つ希少なスペシャリストの採用を強いられていたり、またビッグデータや分析に関する専門の知識を欠いています。 信頼できるアドバイザーからの指導なしでは、企業はビッグデータから何らかの洞察を発見する前に、高いコストとリスク、そして不要な時間と労力の消費に直面することになります。
「Teradata Portfolio for Hadoop 2は、データレイクの『すべてを蓄積するアプローチ』を活用することでビジネス価値実現への最速経路を提供します」とTeradata LabsのプレジデントであるScott Gnauは述べています。 「当社は、この技術導入に伴う複雑性やリスクを排除し、企業がより価値の高いデータ分析・活用に専念できるようにしました」
Teradata Portfolio for Hadoopは、以下4つの主要要素から構成される柔軟性のある包括的なソリューションです。
Teradata Open Distribution for Hadoop (TDH) 2.1 - 強化されたソフトウェア・プラットフォームTeradata Open Distribution for Hadoopは、Hortonworks Data Platform 2.1を基盤とし、Hadoopテクノロジーをエンタープライズ用途ですぐに利用できるように、それに不可欠なTeradataソフトウェア・コンポーネントを包括してセットで提供します。強化された点には、以下が含まれます。
・高可用性および障害回復
・パフォーマンスおよびスケーラビリティ
・データの変換および統合
・データのセキュリティ
・セットアップおよびインストール
・監視および管理の容易性
これらの構成要素により、運用が徹底的に簡略化され、稼働までの時間が短縮されると同時に、Hadoopの信頼性、管理の容易性、接続性が強化され、使いやすさが向上します。 Teradata Open Distribution for Hadoopは、Hortonworksによって構築されたApache Hadoop 2のコア・コンポーネントを活用しており、この中にはHadoopデータ処理の次世代フレームワークであるApache Hadoop YARNも含まれます。
Teradata Appliance for Hadoop - Teradata Open Distribution for Hadoopが搭載され、強化されたTeradata Appliance for Hadoopは、Hortonworks Data Platform 2.1を基盤として稼働する最初のプラットフォームです。 このアプライアンスは、すぐに稼働可能で、エンタープライズ用途のデータの蓄積および管理用に最適化された状態で納入されます。 このアプライアンスは、顧客企業の成長ニーズに合わせて、データ領域を144テラバイトから98ペタバイト超にまで拡張できます。 Teradata Appliance for Hadoopは、最新のIntelテクノロジーによる最速のパフォーマンス、またInfiniBandファブリック・ベースのハードウェアとTeradata BYNET V5ソフトウェアの組み合わせにより、優れたスケーリングとフェイルオーバー能力を提供します。
コンサルティング・サービス - より充実したコンサルティング・サービスにより、セキュリティの強化、個人情報の保護、最適なデータ・プラットフォームを導入するための判定評価、多様なソースからデータ統合する際の最も効果的な方法に対して、専門知識を提供します。 テラデータのコンサルティング・サービスは、「識別とアドバイス」、「設計と実装」を提供することにより、顧客はビッグデータに対して統合的なアプローチができるようになります。また、実施中のオペレーションに対する管理サービスや、導入および管理に対する厳密かつ綿密なトレーニングも提供します。
保守サービス - 業界でも珍しい例ですが、テラデータは保守サービスの範囲を拡大し、ビッグデータおよびHadoop環境のサポートと保守についても対応することにより、顧客企業がTeradata Unified Data Architectureを活用してビッグデータ分析のメリットを実感できるよう支援します。 当社は、大規模な本番導入の構築とサポートに注力しており、Hortonworksのサポートを受け、すべてのハードウェアおよびソフトウェアに対する顧客企業向けの単一窓口を設ける予定です。 テラデータの保守サービスは、コモディティ・サーバーで提供されるHadoopやHortonworks Data Platformのソフトウェアのみの実装もサポートします。
「新しい種類のデータの急速的な増加にともない、企業は以前には収集していなかったデータから、実用的な洞察を引き出すための分析アプリケーションをつくる目的で、Apache Hadoopに注目しています」とHortonworks社のCEOであるRob Bearden氏は述べています。 「Hortonworks Data Platform 2.1のサポートにより、テラデータはYARNやTezなどの最新のApache Hadoopのイノベーションを包含して多構造化データを効果的に管理するポートフォリオを提供することで、次世代エンタープライズ・アーキテクチャの到来を促しています。」
ある米国の大手総合保険会社では、自社のビジネスモデルを変更し、自動車保険契約者のすべての運転行為を分析したいと考えていました。 これを実施することにより、リスクの高い運転手に対する適正な請求金額を把握できるようになると考えたのです。この保険会社はTeradata Portfolio for Hadoopを活用して、顧客の運転習慣をモニタリングしている車載センサーから、さまざまな構造の異なるテレマティクス・データを収集しました。 大容量のデータが複数のソースからもたらされ、Apache Hadoopデータレイク内にリアルタイムで取り込まれます。これは、基盤であるHadoop Distributed File Systemの柔軟性によって実現したものです。 取り込まれたデータは、加工されてから標準のフォーマットに変換され、GPSデータと組み合わされ、走行記録とリスク評定を作成するためにセッショナイズされました。 この分析は、MapReduce、Hiveのクエリー、ユーザー定義関数を使用したマルチレベルの計算および集約によって実行されました。 Hadoopプラットフォームのスケーラビリティにより、データを廃棄する必要性はなく、そのデータは将来実施されるアドホック分析で有効となります。
テラデータの技術は、さまざまな業界の企業に利益をもたらします。「Cardinal Healthは、分析イノベーションを通じて患者ケアの改善に取り組みました」とCardinal Health社の情報管理および分析部門のバイスプレジデントNeeraj Kumar氏は述べています。 「テラデータにより、データ分析による洞察を引き出し、その結果、私たちはサプライチェーンを改善し、患者のケアを強化すると同時に、大きなビジネス価値を実現することができました。」
テラデータは、今後もデータ統合、管理、セキュリティ機能とともにHadoopデータレイク環境をサポートし、生産性およびオートメーションツールを提供する革新的なソフトウェア・ベンダーとの提携を続けていきます。
・ Informaticaのデータ統合ソリューションは、データ統合プロセスを最適化するための柔軟なデータ管理アーキテクチャ、アジャイル開発方法論、そして既存のスキルセットを用い、開発生産性を向上させます。特に、Informatica PowerCenter Big Data Editionは、Informaticaの代表的製品PowerCenterによって、開発者が自らの専門知識を活用して生産性を5倍向上させる能力を提供します。
・ ProtegrityのBig Data Protectorは、包括的なデータ保護機能を提供します。これによりユーザーは、個人情報からPCIまで、機密データに対するファイル・レベルとフィールド・レベルのデータ・セキュリティを確保することができます。
・ Revelytix Loomは、あらゆる変換処理においてデータ経路を自動的に計算する動的なデータセット管理機能、またすべての新規HDFSファイルの検知、解析、プロファイリングを自動的に行うActivescanエンティティ解決機能を提供します。
Teradata Portfolio for Hadoop 2は、パートナーのサポートと共に2014年第3四半期より提供される予定です。
関連リンク
・Teradata Unified Data Architecture:
http://jpn.teradata.jp/product/unified-data-architecture/index.html
・Teradata Portfolio for Hadoop :
http://www.teradata.com/Teradata-Portfolio-for-Hadoop/
・Cardinal Health case study :
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・日本テラデータウェブサイト内 プレスリリース
http://jpn.teradata.jp/press/2014/20140612.html
・本プレスリリースの原文は Teradata News Room をご参照ください。
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◆ Teradata Corporationについて
テラデータ・コーポレーションは、統合データウェアハウス、ビッグデータ分析、およびビジネスアプリケーションにフォーカスした、データ分析ソリューション分野における世界最大規模の企業です。革新的な製品とサービスによってデータ統合とビジネスの洞察力を実現し、企業を競争優位へと導くベストな意思決定を可能にします。
◆ 日本テラデータについて
日本テラデータ株式会社はテラデータ・コーポレーションの日本法人です。データベース・ソフトウェアおよび関連製品を中心に、ハードウェア・プラットフォーム、データウェアハウスに関するコンサルティング、構築支援、教育、メンテナンスサポートなど各種サービスを提供しています。
* Teradataは、米国テラデータ・コーポレーションの米国およびその他各国における商標または登録商標です。
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このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 日本テラデータ株式会社
- 所在地 東京都
- 業種 電気機器
- URL http://www.teradata-j.com
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