iWire10号 “MOTTAINAI”驚きのリレーユースに大注目!?
物の本来あるべき姿がなくなる事を惜しみ、嘆く気持ち。仏教用語で「勿体(もったい)」とは事物のすべてが互いに多くの縁でつながっている状態を示しており、「勿体」が「無し」、つまり世の中で繋がる全ての縁を壊すことになる、ということだ。
20140619
インフルエンサーワイヤー事務局
“MOTTAINAI”驚きのリレーユースに大注目!?
■もったいない/MOTTAINAI
物の本来あるべき姿がなくなる事を惜しみ、嘆く気持ち。仏教用語で「勿体(もったい)」とは事物のすべてが互いに多くの縁でつながっている状態を示しており、「勿体」が「無し」、つまり世の中で繋がる全ての縁を壊すことになる、ということだ。物の本来あるべき姿を活かしきれずに惜しむ気持ちを、一言で言い表すのは他の言語では難しいようだ。(インフルエンサーワイヤー事務局 岡・中里)
【注目のFact】
■ “もったいない”文化は日本の誇り!
■ “もったいない”に潜む罠。
■ リレーユースという新しい考え方!
■ KOMEHYOの秘密。
■「もったいない」という言葉があるのは日本だけ!?
環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したケニア人女性、ワンガリ・マータイさん。
マータイさんが、2005年の来日の際に感銘を受けたのが「もったいない」という日本語であった。Reduce(ゴミ削減)、Reuse(再利用)、Recycle(再資源化)という環境活動の3Rをたった一言で表せるだけでなく、かけがえのない地球資源に対する尊敬が込められている言葉、「もったいない」。マータイさんはこの美しい日本語を環境を守る世界共通語として広めることを提唱し、「MOTTAINAI」キャンペーンを実施した。その精神は今も受け継がれている。まさに、これこそ「MOTTAINAI精神のリレー」と言えるのではないだろうか。 2011年9月25日に逝去。
【参考情報】
ノーベル平和賞マータイさん死去 「もったいない」精神広め(47ニュース)
http://www.47news.jp/CN/201109/CN2011092601000407.html
世界的に大人気なあの某原宿系アーティストも、”もったいない文化”を歌う!?
今、若者の間のみならず世界で絶大な人気を誇るあの某原宿系アーティストも「もったいない」を歌詞に取り入れた曲で流行を生み出している。若者の間でも注目されているワード「もったいない」。今後の動向に注目だ!
■“もったいない”に潜む罠。
好みが変わったり、新しく買ったものに座を譲ったり、以前は気に入っていたのに今は使わなくなった大事なもの。
でもまだ使えるし、捨てるのは「もったいない」から……そこで登場する救済ワードが「いつか」。「いつか使うかも」「後で使うかも」。
だが、そんな「いつか」のために、物が増えて困っているヒトの悩みは尽きないようだ。物にあふれた生活よりも、シンプルで豊かな生活を目指して片付け術を指南する「断捨離」本が流行りもした。
◆ Q: いつか使うかも、の考え方を変えたい!
A: 使わずに、物の命を全うさせないことこそ、もったいない。物の命を全うさせてから新しい物を手にいれることこそ、物を大切にすることです。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14100133104 より抜粋(Yahoo!知恵袋)
いつか使うかもしれないもの、はきっともう使わないもの。なんとなく分かってはいても、 特に高価だったものは捨てるには忍びないし、まだ使えるのにもったいない、と思うのは自然なこと。だが、いつか使うかもしれないものは、「永遠に来ないかもしれないいつか」を待つより「いま使いたいかもしれない誰か」に渡す、という考え方もある。
■リレーユースという新しい考え方!
物を誰かに「伝える」「繋げる」「リレーする」。そのとき、なにがしかの対価が生まれれば、きっと気分もいいはずだ。
そこで。
「モノは人から人へと伝承(リレー)され、有効に活用(ユース)されてこそ、その使命を全うする」そう考えるのが、名古屋に拠点を置き、店舗とオンラインストアで買取と販売を行っている日本最大級のリユースデパート、KOMEHYO(コメ兵)だ。
「リレーユース」とは、使わなくなった品物を必要な人へ譲り、品物がリレーされ、使い続けられることで、品物本来の使命が全うされることを意味しており、まさに正しい「もったいない」精神。
しかも、リレーされずに家で眠っている物の資産価値はKOMEHYOによれば、全国で約15兆円にのぼる。自分の身の回りで、使わなくなってしまいこんでいる物はないだろうか?MOTTAINAI!
【参考情報】
総額約15兆円分が、日本の押し入れに眠っている!?~日本の家庭内埋蔵金、“押入資産”は、なんと一人あたり約16万円~http://www.atpress.ne.jp/view/46491
KOMEHYOではいったいどんなものがリレーユースされるのだろうか。意外と知られていないが、KOMEHYOには「リメイクジュエリー」という商品がある。買取をした古いデザインの貴金属を材料に、新しいデザインとして再生する人気商品だ。そのため、例え15年前の古いデザインのジュエリーでも高価買取が可能になる。
専門バイヤーの石田さんによれば「金価格はこの15年で4倍、近年ではダイヤモンドも買取価格が急騰」しており、「リメイクジュエリーが人気で、材料確保のため高価買取している」そうだ。買取をうまく利用するチャンスが来たといえるだろう。
■KOMEHYOの秘密。
創業から67年の歴史を持つ名古屋生まれのKOMEHYO。創業は昭和22年(1947年)。5坪の古着屋から始まり、今では全国に25店舗を展開し、年間取扱商品点数約1,600,000点の日本最大級のリユースデパートになった。
●値段交渉とか、気恥かしいし出来ない……心配無用!
KOMEHYOなら最高買取価格を一発提示!
持ちこんだ品物の査定価格に納得がいかなかったらどうしよう、でも値段交渉とか面倒だし、なんだか恥ずかしい…、そう思ってブランド品を「リレー」できない人も多いのではないだろうか。その点、KOMEHYOでは値段交渉の必要は一切なし!なぜなら、専門バイヤーが最高買取価格を最初からばしっと出してくれるからだ。
●その秘密は、創業時以来の「80対20」の掟!
創業以来、守られている買取の掟「80対20の法則」とはなにか。一言でいえば、KOMEHYOの適正価格の判断基準。
査定のために品物を持ちこんだ10人のうち8人から買取ることのできる査定金額が、適正な価格と判断する法則のことだ。全員が品物を置いていってしまう=買取価格が高すぎる、のだ そうだ。そして、KOMEHYOの年間買取件数は、23万件!
●衣類大暴落
創業時の記念写真の看板のコピーをよく見てほしい。「米兵衣服店 衣類大暴落 メチャクチャ大売出し」。創業者である石原大二のモットーは、「高く買えばモノが集まり、安く売れば人が集まる」 。物を大切に使う名古屋人気質とも合致し、扱う品物も事業も拡大していった。
●なぜ「こめひょう」?
創業者の父、石原兵次郎が明治30年に米屋を創業、屋号を「米兵」としたことによる。創業者、大二がその屋号を引き継ぎ、古着屋を創業した。
●2014年5月、最新店舗が東京・渋谷にオープン。
関東地区では7店舗めとなるKOMEHYO渋谷公園通り店。なぜ渋谷に新店舗をオープンしたのか。KOMEHYOによるとその意図は、「ファッションの発信」をコンセプトに、ブランド品だけでなく、新品やヴィンテージ、リユース品など、トレンドを意識した商品を揃えたラインナップで、既存店とは一味違うセレクトショップとして利用してもらうためだという。
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