トレンド総研:“年賀状”にみる夫婦関係調査レポート
2014/12/4
トレンド総研
年賀状にみる夫婦関係調査
年賀状を送っている人ほど夫婦円満!結婚満足度81点
夫婦円満コンサルタント・中村氏が教える「年賀状」で夫婦円満になる秘訣
2014年も12月に入り、残りわずかとなりました。これからの時期に気になるのが年賀状です。トレンド総研(東京都渋谷区)では年賀状が持つ大切な役割に注目し、第1弾ではプライベートシーン、第2弾ではビジネスシーンと年賀状に関する調査を2回に分けて行いました。
その第1弾として発表する本レポートでは、プライベートシーン、結婚後5年以内の男女を対象に“年賀状にみる夫婦仲”にフォーカスして調査を行いました。その結果、年賀状を送っている人ほど幸せな結婚生活を送り、夫婦関係も円満であることがわかりました。その結果を受け、夫婦円満コンサルタントの中村 はるみ氏に取材し、「夫婦仲を深める」という年賀状の効果について紹介します。
▼調査結果サマリー
【調査結果】 新婚男女の“年賀状事情”に関する調査
◆ 年賀状を送っている人ほど、結婚満足度が高く、嫁姑関係も良好
◆ 6割以上が、結婚を機に年賀状の枚数が増えたと回答
【専門家インタビュー】 夫婦円満コンサルタント・中村氏に聞く“年賀状がもたらす夫婦仲”
◆ 結婚は人間関係を見直す大切なタイミング、「家族」として周囲とのつながり意識して
◆ 年賀状を送るタイミング、夫婦円満に過ごすコツ
1、【調査結果】 新婚男女の“年賀状事情”に関する調査
はじめに、20代~30代の結婚5年以内の男女500名を対象に“年賀状”について調査を行いました。
■ 年賀状を送っている人ほど、結婚満足度が高く、嫁姑関係も良好
まず、結婚後に年賀状を送っている人と送っていない人に分け、それぞれパートナーとの結婚の満足度について100点満点中何点か答えてもらいました。すると、年賀状を送っている人の結婚満足度は平均81点なのに対して、年賀状を送っていない人のそれは72点と、9ポイントもの差があることがわかりました。どちらも結婚5年以内の新婚夫婦であることを考えると、この差は大きな差であると言えます。
また、年賀状を送っている人と送っていない人について、親戚付き合いや嫁姑関係など周囲との関係性について聞くと、年賀状を送っている人で「親戚付き合いが良好」な人は59%。送っていない人の29%と比べると、30ポイントもの差が見られました。家族ぐるみの付き合いについても、年賀状を送っている人では「家族ぐるみで付き合っている人との関係性が良好」と答えた人は61%なのに対し、送っていない人は33%と、その差は28ポイント。年賀状でのコミュニケーションの有無は、夫婦と周囲との関係性にも大きく影響しているようです。ちなみに、年賀状を送っている人で「嫁姑の関係が良好」な人は72%、送っていない人は55%と17ポイントの差がありました。年賀状を送っている人ほど、周囲と良い関係性を築いており、結婚生活への満足度も高い傾向があると言えそうです。
■ 年賀状を一緒に作る夫婦ほど、結婚満足度が高い
年賀状を送っている人は結婚満足度が高いことが明らかになりましたが、年賀状を送るまでの過程で夫婦円満の秘訣はあるのでしょうか。年賀状を送っている人たちに年賀状作りについて聞きました。
すると、年賀状作りを「一緒に行っている」という人は30%とたった3割。「ほぼ自分が行っている」と答えた人が48%と約半数でした。さらに、「ほぼ自分が行っている」と答えた人の63%が女性だったことから、年賀状作りは女性が主に行っているという実態が明らかになりました。
先述した通り、年賀状を送っている人は送っていない人に比べて結婚満足度が高い傾向にありますが、特に「一緒に行っている」人の結婚満足度が100点満点中平均86点なのに対して、「ほぼ自分が行っている」または「ほぼ相手が行っている」と答えた人の満足度は78点と8ポイントの差がありました。年賀状を送っている夫婦のほうが結婚満足度は高くなり、さらに、年賀状作りを一緒に行っている夫婦が高くなるということがわかりました。
そこで、「年賀状の手配で、結婚相手にイラっとしたエピソード」を自由回答で聞くと、「任せるといったわりにケチをつけられた。」(女性28歳)、「デザインにケチをつけてくる。文章が同じだとダメだと言われる。」(男性38歳)といった、年賀状の手配をしている側の怒りの声が寄せられました。“家族”として送る年賀状は、一緒に行うのが得策かもしれません。
■ 6割以上が「結婚を機に送る年賀状の枚数が増えた」と回答。平均枚数は2倍以上に
年賀状は、“家族”として行う新年のご挨拶です。“家族”になるタイミングである“結婚”により、年賀状事情はどのように変わるのでしょうか。
結婚と年賀状について聞くと、「結婚を機に年賀状を送る枚数が増えた」という人は64%と6割以上でした。具体的な枚数について聞いたところ、結婚前に送っていた年賀状の平均枚数は14枚、結婚後は33枚と19枚の増加がみられ、送る年賀状の枚数が2倍以上増えることがわかりました。結婚を機に送る年賀状が増えた理由としては、「親戚付き合いが増えたから」が最も多く63%。次に「年賀状を送るのは常識・マナーだから」(47%)と続きます。結婚を機に年賀状含め、“家族”として周囲の人間関係について見つめ直す人は多いようです。
そこで、「年賀状を送るようになってよかった」と感じたことについて聞いたところ、年賀状のやり取りをする意識としては、「所帯を持った身として、一年に一度、背筋を正すような気持ちになる。そんな良い機会。」(女性35歳)、「新たな年を迎え年賀状を受け取り、親戚からの手紙を眺めて、今年も一年、頑張ろうという気持ちになる。」(男性28歳)などの意見が寄せられました。また、「家族の近況を報告できる。結婚、出産、子供の成長など。」(女性27歳)、「夫の親戚に自分を少しでも知ってもらうきっかけになった。」(女性32歳)というように、年賀状をうまく活用してコミュニケーションをとっている様子も伺えました。
[調査概要]
・ 調査対象:20代~30代 結婚5年以内の男女 500名
・ 調査期間:2014年11月10日(月)~2014年11月11日(火)
・ 調査方法:インターネット調査
・ 調査実施機関:楽天リサーチ株式会社
2、【インタビュー】 夫婦円満コンサルタント・中村氏に聞く“年賀状と夫婦仲”
次に、“年賀状と親戚関係”、“年賀状と夫婦仲”について夫婦円満コンサルタントの中村はるみ氏にお話を伺いました。
■ 結婚は人間関係を見直す大切なタイミング、「家族」として周囲とのつながり意識して
“結婚”には、「彼の親に紹介される」「親に結婚の報告に行く」といった工程があり、そういった工程を通して“結婚”が2人だけのものではなく、お互いの親や親戚との付き合いにも関係していくことを実感します。それは、「1人で社会を生きてきた」と思っていた気軽な独身同士が、親や親戚との「人間関係」を意識するタイミングであると言えます。ちなみに、そんな2人のお披露目の場である、“結婚式”は親戚など親しい人たちをご招待するのが一般的ですが、何故ご招待するかというと、それは「今後お世話になるから」なのです。
つまり、結婚後に送る年賀状は、自分たちの近況を伝えるための親しい方への最低限のコミュニケーション。結婚を含め、節目となる行事の報告や、アフターフォローとしても活用することができる便利な習慣なのです。親戚付き合いは、子供が生まれれば子供関係の行事、冠婚葬祭などライフステージに合わせて増えていきます。独身時代は年賀状を送っていなかった人でも、結婚を機に送る人が増えるというのはこういった背景があるからです。特に男性は結婚をすると「一家の主になった」という意識を強く持ち、家庭外の評価に価値を置くようになる傾向があります。そのため、親戚付き合いを含め、周囲との関係を良好に保つことは、夫婦仲を良くするための条件とも言えます。人との付き合いは小さな積み重ねが大切。年賀状のような習慣を、ひとつずつ丁寧に行っていくことが、人間関係を深め、コミュニケーションを円滑にしていくのです。
■ 年賀状を送る際に意識すべきポイント、夫婦円満に過ごすコツ
年賀状を作る際は、ビジネスと親戚向けのものでデザインを分けたほうが良いでしょう。ビジネスは差しさわりの無いデザインのもので良く、親戚向けのものは家族をテーマにし、写真やイラストなどを入れるのが良いです。年賀状の準備に家族みんなが携われるような工夫をすると、家族関係も深まります。また、写真を使う際は、相手の反感や嫉妬をかうようなリスクのあるものは避け、あくまでも“普段の何気ない幸せ感”を伝えるように意識してみてください。
また、年賀状の準備は、妻である女性が行うことが多いようですが、1人ですべて行うのはストレスが溜まりますし、家族で出すものなので上手く家族を巻き込みたいところ。男性は基本的には頼られることが好きで、家庭内でも活躍する場を求めています。すべて完璧に自分でやろうとせず、機械を扱う部分は夫に任せるなど、あくまでもお願いをする形で役割分担をすることをおすすめします。また、男性が「年賀状を送る」という結果を重視するのに対して、女性は「年賀状を送るまでの過程」を重視し、共感やねぎらいを求めるもの。年賀状作りにおいても、「どちらかが年賀状を準備するのは当たり前」というスタンスではなく、やってくれていることに感謝の念を忘れずに接することが、「年賀状作り」という夫婦関係を良好にするチャンスを上手く活用する秘訣です。
▽専門家プロフィール
中村 はるみ (なかむら はるみ) - 夫婦円満コンサルタント-
クオリティ・オブ・ライフ研究所 代表/夫婦円満学校 主宰。「家庭外の評価に価値を置く男」と「家庭内の関係性に価値を置く女」の違いをベースにした独自理論で、夫婦円満家庭を全国に増やすセミナーや講演を展開。これまでに1000件以上の夫婦間トラブルの相談を受けている。 “次の世代の子供達に、自分で判断し、自分の人生を切り開く力を育てるお手伝いをしたい。 そのためのベースになるのが夫婦円満であること”を信条に情報発信を続ける。
WEBサイトURL: http://www.rikonstop.com/
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TEL:03-5774-8871 / FAX:03-5774-8872 / mail:info@trendsoken.com
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このプレスリリースを配信した企業・団体
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- 所在地 東京都
- 業種 広告・広報
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