丸紅情報システムズ、第26回 設計・製造ソリューション展へ出展
丸紅情報システムズは、東京ビッグサイトで開催の「第26回設計・製造ソリューション展」へ出展。3Dプリンター・3Dスキャナ・CAD/CAM等を紹介。フィアロコーポレーションが製作したコンセプトカーを国内初公開。テクノロジーパートナー契約を締結した民間月面探査チーム「HAKUTO」が製作する月面探査機も展示。
2015/06/23
丸紅情報システムズ株式会社
第26回 設計・製造ソリューション展へ出展
最先端デジタル手法を駆使したコンセプトカー「CIPHER」日本初公開
/民間月面探査チーム「HAKUTO」とテクノロジーパートナー契約締結
丸紅情報システムズ株式会社(略称:エムシス/MSYS、本社:渋谷区渋谷3-12-18 社長:伊吹 洋二)は、2015年6月24日(水)~26日(金)に東京ビッグサイトにて開催される「第26回設計・製造ソリューション展」へ出展します。
本展示会は、製造業向けのITソリューションが一堂に介する専門展です。MSYSブースでは、取扱い製品の3Dプリンター・3Dスキャナ・CAD/CAM等の実機展示およびアプリケーションや活用事例などを紹介します。設計から試作・加工・計測およびデータ管理システムといった全てのプロセスへ向け、開発期間短縮・生産効率化・品質向上・コスト削減の変革を可能とする“ものづくりトータルソリューション”を提案します。
<企画展示のご案内(抜粋)>
1.コンセプトカー「CIPHER」国内初公開(株式会社フィアロコーポレーション)
~コンセプトカー開発における3Dプリンター及びハイエンドCAD/CAMシステム活用~
斬新なデザインと、最先端デジタル手法の活用を特徴とするコンセプトカー「CIPHER(サイファー)」を、MSYSブースにて国内で初めて一般公開します。
CIPHERは、独立系デザイン開発企業の株式会社フィアロコーポレーションが創業75周年を記念して製作したライトウェイトスポーツカー(*1)です。自動車やモーターサイクルを中心とした様々な工業製品の商品企画に携わってきた長年の経験とノウハウを生かし、得意とする感性や造形力に加えて最先端のデジタル開発手法を活用することをテーマに掲げ、斬新なデザインはもとより軽量かつ高剛性な構造体、高い走行性能を持ち合わせるクルマを完成させました。設計・開発のフェーズにおいて、MSYSが提供するストラタシス(Stratasys)社3Dプリンター及びテビス(Tebis)社ハイエンドCAD/CAMシステムが活用されています。3Dプリンターでは3D CADで設計されたパーツの試作品を製作。また、ストラタシス製3DプリンターFortusシリーズの特徴であるABS(高耐久性樹脂)が使える点、また3Dプリンターの利点である設計の自由度を生かし、ヘッドライト・バックライトカバー、ダクトを3Dプリントし実用パーツとして車体に取り付けました。更には、開発において必要となる複雑な形状の治具も3Dプリンターで製作。一方、テビスではCIPHERのフロントパーツ製作におけるNCプログラミングに活用。実加工前のシミュレーションを行い、加工機のヘッド干渉やリミットオーバーといった問題の早期特定ができ、安全かつ効率の良い同時5軸加工を実現しました。まさに最先端のものづくりソリューションを最大限に生かして誕生したクルマと言えます。
[フィアロコーポレーションについて]
・会社名:株式会社フィアロコーポレーション
・代表者:代表取締役社長 岩﨑 晃彦
・創業:1939年10月
・所在地:埼玉県新座市野火止8-2-3
・事業内容:自動車やモーターサイクルを中心とした様々な工業製品の商品開発業務
2.民間月面探査チーム「HAKUTO」とテクノロジーパートナー契約締結(株式会社ispace)
~今後の研究開発を3Dプリンター、3Dスキャナで技術支援~
MSYSは、このたび民間月面探査チーム「HAKUTO(ハクト)」とテクノロジーパートナー契約を締結し、技術支援を開始しました。
ハクトは株式会社ispaceが運営する民間月面探査チームです。ハクトが開発・製作する月面探査機(ローバー)で、4輪タイプのローバーと2輪タイプのローバーの2タイプを組み合わせた「デュアルローバー」を特徴としています。Googleによる賞金総額3,000万ドルの国際宇宙開発レース「Google Lunar XPRIZE」(*2)に参加しており、また月面に存在する縦孔(*3)を探査することを最終的なミッションとしています。2015年1月にはGLXPの「モビリティサブシステム中間賞」を受賞し、ハクトのローバーが宇宙空間でも機能する性能を持つことが評価されました。
MSYSは、ミッションを達成するために小型・軽量化を目指すハクトの開発コンセプトに賛同し、長年培った3Dプリンター及び3Dスキャナのソリューション技術力を活かせる可能性を見出し、テクノロジーパートナーとしての技術支援を決定しました。実際、2014年に製作されたハクトのプレフライトモデルの車輪はストラタシス製3Dプリンターで造形されている(*4)ように、耐熱性に優れた造形材料「ULTEM9085」を使える点、また設計の自由度が高い点を生かし、今後開発されるフライトモデルでも3Dプリンターが活用される予定です。また実際造形したものを設計と比較し設計値と実製品との製造差異を検証するために3Dスキャナを活用することで設計への改善を容易にし、より高品質の製造を実現でき、開発期間短縮に寄与できるものと考えます。
今回の技術提供開始に合わせ、MSYSブースではハクトのローバーの実機展示及びデモンストレーションを実施します。
[ハクトについて]
ハクトは、株式会社ispaceが運営する、日本で唯一GLXPに参加するチームです。ベンチャー、大学、そしてプロボノと、様々なバックグラウンドをもった人材が集まり、それぞれの特技を生かし合って月面探査ローバーの開発を行っています。2015年1月にはGLXP中間賞の「モビリティサブシステム」部門を受賞しました。
<その他製品展示・アプリケーションのご紹介>
3Dプリンター
・ストラタシス社製 3Dプリンター実機展示 :
Fortus 450mc、Fortus 250mc、uPrint SE、Objet Eden 250S
・アプリケーション/事例 展示 :
産業ロボット、医療、自動車、コンシューマ、など 各分野における3Dプリンター活用事例多数
3Dスキャナ
・GOM社製 3Dスキャナ:
ATOS ScanBox5120, ATOS III Triple Scan, ATOS Compact Scan, ATOS Core
変位変形計測システム
・GOM社製 動的3D変位変形計測システム :ARAMIS, PONTOS 他用途事例
CAD/CAM
・Tebis社製 ハイエンドCAD/CAMソフトウェア :Tebis
切削加工シミュレーションソフトウェア
・NCB社製 3軸5軸 切削加工シミュレーションソフトウェア :NCBrain , NCBrain5X
<展示会概要>
・ 名称: 第26回 設計・製造ソリューション展 (DMS)
・ 会期: 2015年6月24日(水)~26日(金)10:00~18:00 ※26日は17:00終了
・ 会場: 東京ビッグサイト
・ 主催: リード エグジビション ジャパン株式会社
・ 小間番号: 東6-30(東3ホール)
【ストラタシス製3Dプリンター WEBサイト】
http://www.marubeni-sys.com/3dprinter/
【(独)GOM社製 3Dスキャナ ATOS WEBサイト】
http://www.marubeni-sys.com/3dscanner/3ds/index.html
【(独)GOM社製 動的変位変形計測システム WEBサイト】
http://www.marubeni-sys.com/3dscanner/3dd/index.html
【(独)Tebis社製 ハイエンドCAC WEBサイト】
http://www.marubeni-sys.com/de/tebis/
【(韓)NCB社製 3軸5軸 切削加工シミュレーションソフトウェア WEBサイト】
http://www.marubeni-sys.com/de/ncbrain/index.html
【テスコ社 X線 CTオンデマンドサービス WEBサイト】
http://www.marubeni-sys.com/de/ct-inspec/
(*1) 自動車のカテゴリのひとつ。比較的軽量かつ小型のスポーツカーの総称。
(*2) Googleがスポンサーとなり、XPRIZE財団によって運営される、民間組織による月面無人探査を競う総額3,000万ドルの国際賞金レース。ミッションは、月面に純民間開発の無人探査機を着陸させ、着陸地点から500m以上走行し、指定された高解像度の動画や静止画データを地球に送信すること。1位のチームには賞金2,000万ドル、2位のチームには賞金500万ドルが与えられる。現在、世界各国から18チームが参加。
(*3) 深く巨大な穴。
(*4) 株式会社アールディーエス(埼玉県大里郡寄居町赤浜1860、代表取締役社長:杉原千佳子)にて製作。
【丸紅情報システムズについて】
丸紅情報システムズは、最先端ITを駆使した付加価値の高いソリューションやサービスを、お客様視点で提供するソリューションプロバイダです。製造・流通・サービス・小売・金融業を中心とする様々な業界の知見と高度な提案力とグローバルな視点からお客様の差別化に貢献する最先端技術やそれを活用した新しいソリューションの開発力が当社の強みです。ソリューションや製品、サービスを通じて、お客様の期待を超える新しい「価値」の創出でお客様のビジネスを支援します。
<製品に関するお問い合わせ>
丸紅情報システムズ株式会社
製造ソリューション事業本部
モデリングソリューション部 電話:03-5778-8069(3Dプリンターに関するお問い合わせ)
計測製造ソリューション部 電話:03-5778-8591(3Dスキャナ、CAD/CAM等に関するお問い合わせ)
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このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 丸紅情報システムズ株式会社
- 所在地 東京都
- 業種 ソフトウエア・SI
- URL http://www.marubeni-sys.com/
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