“ワーク・エンゲイジメント”を普及するコンソーシアム「Eng@WA(エンガワ)」を設立
株式会社岡村製作所とスマートメディカル株式会社は、東京大学(大学院 医学系研究科精神保健学分野 島津明人准教授)とともに、“ワーク・エンゲイジメント”を探求し、普及を目指すコンソーシアム「Engagement at Work Association」略称「Eng@WA(エンガワ)」を設立いたします。
2015年10月5日
東京大学大学院 医学系研究科精神保健学分野
株式会社岡村製作所
スマートメディカル株式会社
“ワーク・エンゲイジメント”を普及するコンソーシアム「Eng@WA(エンガワ)」を設立
―従業員がいきいきと働くため、企業が心身の健康に配慮した経営を実現するため―
株式会社岡村製作所(以下「オカムラ」、代表取締役社長 中村雅行)とスマートメディカル株式会社(以下「スマートメディカル」、代表取締役社長 柴崎望)は、東京大学(大学院 医学系研究科精神保健学分野 島津明人准教授)とともに、“ワーク・エンゲイジメント”を探求し、普及を目指すコンソーシアム「Engagement at Work Association」略称「Eng@WA(エンガワ)」を設立いたします。
― “ワーク・エンゲイジメント”の概要 ―
“ワーク・エンゲイジメント”とは、仕事に誇りをもち、仕事にエネルギーを注ぎ、仕事から活力を得ていきいきとしている状態のことで、産業保健心理学において新しく提唱されている概念です。従業員が充実し、生産的に仕事を行っていくうえでの基盤となるものです。
― コンソーシアム「Eng@WA」の概要 ―
■従業員がいきいきと働くためワーク・エンゲイジメントを高める
産業構造の変化、働き方の変化、情報技術の進歩など従業員や企業を取り巻く労働環境は大きく変化しています。こうした変化に対応し、企業が成長していくためには従業員一人ひとりが健康で、かつ、いきいきと仕事に取り組むことが重要です。
これまで企業のマネジメントでは、従業員の生産性に注目していましたが、健康にはあまり注目していませんでした。モチベーションやメンタルヘルス等を中心とした精神的健康、姿勢や運動等の身体的健康、他者や地域、社会との良好なつながりを含めた多様な健康に配慮し、職場全体のエンゲイジメントを積極的に底上げすることが、これからの企業経営と産業保健の双方に求められると考えてます。
「Eng@WA」は、働く人々の健康を重要な経営資源ととらえ、ワーク・エンゲイジメントの研究と実践を通じ、従業員が健康でいきいきと働くことを実現するための新しい働き方の創出と発信を目的としたコンソーシアムです。本コンソーシアムでは、上記の目的を達成するため産学連携で幅広い分野における会員を募り、機会創出、情報交換、研究活動、成果発表などの場を提供してまいります。
■健康科学をベースに人事マネジメント、オフィス環境、ICTの側面からワーク・エンゲイジメントを考える
ワーク・エンゲイジメントを探求するため、ソフトとしての健康支援、行動マネジメントのあり方をワーク・エンゲイジメントの専門家である東京大学の島津明人准教授が、ハードとしてのオフィス環境のあり方をオフィス家具メーカーであるオカムラが、そしてテクノロジーとしてのICTを音声から感情を測定するセンサー技術を有するスマートメディカルが、それぞれ中心となって本コンソーシアムを牽引していきます。
今後、本コンソーシアムは多様な学問の研究者の知見、企業の持つIT技術、現場実務者のノウハウ、実験フィールドの提供等それぞれのニーズをマッチングさせながら、ワーク・エンゲイジメントの概念に依拠した研究を行い、実践を通して社会へ発信していきます。
― 各団体のプロフィール ―
■東京大学大学院 医学系研究科精神保健学分野
東京大学大学院医学系研究科精神保健学分野では、心の健康問題とストレスの研究を国際的視野から推進しています。島津明人准教授は、行動科学、精神保健学を基盤としながら、働く人びとのこころの健康の維持・増進に関する研究と技術開発に関わっています。近年では、こころの健康のよりポジティブな側面に注目し、ワーク・エンゲイジメント、ワーク・ライフ・バランス、リカバリー経験(仕事以外の時間の過ごし方)などをキーワードとした研究を積極的に推進しています。
島津明人准教授 http://researchmap.jp/read0058233
1993年3月 早稲田大学第一文学部心理学専修卒業
2000年6月 早稲田大学大学院文学研究科心理学専攻 博士後期課程修了 博士(文学)
2001年4月 広島大学大学院教育学研究科心理学講座・専任講師
2003年4月 同助教授
2005年3月 オランダ・ユトレヒト大学社会科学部 社会・組織心理学科 客員研究員
2006年10月 東京大学大学院医学系研究科精神保健学分野・准教授(現職)
2014年4月 南オーストラリア大学・労働者の健康と安全に関するアジア太平洋センター:客員准教授(現職)
■株式会社岡村製作所 http://www.okamura.co.jp/
オカムラは、オフィス環境、商環境、物流システムなどの分野で家具や什器を製造・販売し、1945年の創業以来「人間と環境」をテーマに培ってきたハード・ソフトのノウハウをベースに、常に質の高い製品・空間を提供する企業です。オフィス環境では、健康・安全・環境に配慮しながら知の共有を活性化する空間を実現し、その知見と実績をもとに多様化するワークスタイルを支援しています。快適な空間づくりをめざすソリューション企業として、よりよい働き方と働く環境づくりを提案しています。
・設立:1945年10月
・本社所在地:神奈川県横浜市西区北幸1丁目4番1号 天理ビル19階
・代表者:代表取締役社長 中村 雅行
・資本金:186億7,000万円 (2015年3月31日現在)
・従業員:2,866名 (2015年3月31日現在)
■スマートメディカル株式会社 http://smartmedical.jp/
スマートメディカルは、からだとこころによりそう医療の実現をめざし、PCC(プライマリケア・クリニック)事業とICTセルフケア事業を展開しています。PCC事業は、駅ナカや駅前など生活動線上の立地に「かかりつけ医」機能を持つ多診療科クリニックを集積し、病気の予防に貢献することを目的としています。ICTセルフケア事業は、音声から気分状態を可視化するエンジン「Empath(TM)(エンパス)」を利用し、メンタルヘルス対策やマーケティング等に役立つアプリケーションを開発しています。本技術は震災後の仙台市の仮設住宅でのプロジェクトでも採用され、利用者の気分状態を検知し、ストレス対処やスタッフの離職率低減に貢献しました。
・設立:2010年11月26日
・本社所在地:東京都千代田区紀尾井町3番8号
・代表者:代表取締役 柴崎 望(※)
・資本金:2億3,620万円(資本準備金を含む 2015年1月現在)
・事業内容:PCC(プライマリケア・クリニック)事業、ICTセルフケア事業
(※「さき」は正式には「山」に「立」と「可」が合わさった文字ですが、環境依存文字のため「崎」に書き換えております。)
― お問い合わせ ―
■本件に関するお問い合わせ先
Eng@WAコンソーシアム事務局 pr@enga-wa.org
Eng@WAコンソーシアム公式HP http://enga-wa.org/
本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。
このプレスリリースには、報道機関向けの情報があります。
プレス会員登録を行うと、広報担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など、報道機関だけに公開する情報が閲覧できるようになります。
このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 株式会社オカムラ
- 所在地 神奈川県
- 業種 その他製品
- URL http://www.okamura.co.jp/
過去に配信したプレスリリース
サステナビリティ・リンク・ボンドの発行条件決定に関するお知らせ
2022/6/9
北米最大の商業インテリアの展示会「NeoCon 2022」に出展
2022/6/6
サステナビリティ・リンク・ボンドの発行に関するお知らせ
2022/5/11
「ニューノーマルな働き方協創コミュニティ」活動レポートを公開
2022/5/9
Web会議用音声コミュニケーションツール「TALKHUB(トークハブ)」を発売
2022/4/27
書籍『エシカルワークスタイル 自分にも人にも優しい働き方を考えてみる』を出版
2022/3/30
オカムラが「健康経営優良法人(ホワイト500)」に5年連続で認定
2022/3/9