『メンタルヘルス・マネジメント(R)検定試験』受験申込者数 初の4万人突破

 「メンタルヘルス・マネジメント(R)検定試験」の2015度の受験申込者数が、初めて年間4万人を突破した。同検定は働く人たちがメンタルヘルスケアの知識を習得することで、心の不調を未然に防止してもらおうと2006年度から大阪商工会議所が東京、名古屋など全国主要都市の商工会議所と連携して実施しているもの。

2016年3月3日

大阪商工会議所

『メンタルヘルス・マネジメント(R)検定試験』

受験申込者数 初の4万人突破

 「メンタルヘルス・マネジメント(R)検定試験」の2015度の受験申込者数が、2月末現在で4万1,964人に達し、初めて年間4万人を突破した。

 同検定試験は、職場でのストレスに悩む人や心の不調による休職・離職の増加を受けて、働く人たち自身がメンタルヘルスケアの知識を習得することで不調を未然に防止してもらおうと、2006年度から大阪商工会議所が東京、名古屋など全国主要都市の商工会議所と連携して実施しているもの。

 初年度(2006年度)の受験申込者数は1万591人で、以後は増加してきたが、10年目を迎え初の4万人超えとなった背景には、2015年12月のストレスチェック制度義務化(※)を受けて、職場における心の健康問題への関心が一層高まったことがあるとみられる。

(※)「ストレスチェック」とは、ストレスに関する質問票に労働者が記入し、それを集計・分析することで、自分のストレスがどのような状態にあるのかを調べる簡単な検査のこと。労働安全衛生法の改正により、2015 年12 月から、労働者50 人以上の事業所では毎年1回ストレスチェックを労働者に対して実施することが義務付けられた(50人未満の事業所は努力義務)。

 試験内容は、メンタルヘルスケアの専門家や特定の職務に従事するスタッフの育成を目的とするものではなく、全ての働く人たちが、職場における立場に応じて必要な知識を習得できるよう、セルフケアコース(Ⅲ種・一般社員向け)、ラインケアコース(Ⅱ種・管理職向け)、マスターコース(Ⅰ種・人事労務管理スタッフ向け)の3つのコースを設定しているのが特徴。

 なお、試験開始以来の受験申込者の累計は28万1,812人。うち管理職向けのラインケアコースの受験者が18万2,542人で、全体の約2/3を占める。

【公式HP】

 http://www.mental-health.ne.jp/

【問合先】

 メンタルヘルス・マネジメント検定試験センター 

 TEL: 06 - 6944 - 6141(土日・祝日・年末年始を除く 10:00~17:00)

 E-mail: info@mental-health.ne.jp      

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