クラウドソーシング利用企業は、障害者への業務発注の意向が強いことが顕著に
株式会社クラウドワークスは、厚生労働省の障害者の在宅就業に関する調査研究事業に協力しました。調査では、クラウドワークス利用企業の9割が「障害者であることを考慮せず業務発注をする」と回答し、クラウドワークスを利用していない中小企業に比べて障害者への業務発注の意向が強いことが明らかになりました。
2016年6月1日
【厚生労働省 障害者の在宅就業に関する調査研究事業】報告書を公開
クラウドソーシング利用企業は、障害者への業務発注の意向が強いことが顕著に
9割が「障害者であるかを考慮せず仕事を発注する」と回答
~クラウドソーシングを通じて障害者の就労機会が向上~
2016年4月の障害者の社会参画を目指す「障害者雇用促進法」の改正により、企業の障害者に対する法定雇用率が引き上げられましたが、障害者の方々の中には職場勤務が困難な方、体調により職場での仕事ができない方など、在宅就業を必要としている方が存在しています。
こうした中、株式会社クラウドワークス(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長:吉田浩一郎 以下「当社」)は、厚生労働省の障害者の在宅就業に関する調査研究事業に協力しました。今回、本事業の調査報告書において、クラウドワークス利用企業(以下「CW企業」)の9割が「障害者であることを考慮せず業務発注をする」「発注先として問題なければ、障害者を優先する」と回答し、クラウドワークスを利用していない中小企業に比べて障害者への業務発注の意向が強いことが明らかになりました。
また、障害者雇用におけるクラウドソーシングの可能性として、厚生労働省「障害者の在宅就業に関する調査研究事業 報告書」の中で、障害者の在宅就業の機会を広げるために、クラウドソーシング事業者を仲介に活用することは有効であり、クラウドソーシングを利用している企業は、成果物の品質が担保されている場合、障害者か否かを考慮せずに発注する可能性が高いため、業務発注においても有力であると提言されています。
1.障害者の在宅就労に関する調査 調査結果の主なポイント
【中小企業とCW企業(クラウドワークス登録企業)の発注意向について】
・CW企業は、個人事業者への発注に積極的、中小企業に比べて2倍
・CW企業の9割が、「障害者かどうかを考慮しない」「障害者を優先する」と回答
・障害者に対して業務発注する場合の職種は、中小企業は「製造・軽作業」
CW企業は「WEBサイトのデザイン・制作」などIT関連業務の割合が高い
2.調査概要
調査エリア:全国
調査対象:中小企業(全国から無作為に抽出した従業員数が1人~99人の企業)
CW企業(従業員数が1人~99人のクラウドワークス登録企業)
調査期間:2015年9月1日~10月31日
※出典:厚生労働省「障害者の在宅就業に関する調査研究事業 報告書」(補論)
3.結果概要
(1)個人事業者への業務発注に関する意向
CW企業は個人事業者への業務発注に積極的。全体の6割が発注を希望、中小企業に比べて2倍の結果に
中小企業とCW企業を比較すると「必要に応じて個人事業者への業務発注を行う」と回答した企業の割合は、中小企業では、31.3%であるのに対し、CW企業では65.8%で、個人事業者の活用に積極的であると考えられます。(図表-1)
図表-1:個人事業者への業務発注に関する意向[中小企業:N=508、CW企業:N=161]
(2)障害者への業務発注に関する意向
CW企業の9割が、「障害者かどうかに考慮しない」「障害者を優先する」と回答
中小企業、CW企業ともに「発注先に関し、障害者かどうかを考慮することはない」と回答した割合が最も高くなっています。また中小企業では、「障害者への発注はできるだけ避けたい」と11.4%が回答、CW企業では1.9%と少なく、CW企業は障害者であるかどうかにかかわらず発注意向が高いと考えられます。(図表-2)
図表-2:障害者の個人事業者への業務発注に関する意向 [中小企業:N=158、CW企業:N=106]
(3)障害者への業務発注を想定した場合の業務内容
CW企業の発注を想定する業務内容はIT関連業務の割合が高い
障害者への発注業務内容として想定されるものは、中小企業の場合は「製造・軽作業」が26.4%と最も多く、ついで、「文書・データ入力」が13.2%。一方で、CW企業の場合、「WEBサイトのデザイン・制作」と39.1%と最も多く、ついで、「文書・データ入力」が34.8%、「DTP」が30.4%、「システム開発」が28.6%となっており、中小企業に比べるとIT関連の業務の割合が高くなっています。(図表-3)
図表-3:障害者の個人事業者へ業務発注する場合の業務内容[中小企業:N=508、CW企業:N=181]
4.株式会社クラウドワークスについて
クラウドワークスは、「“働く”を通して人々に笑顔を」をミッションに、インターネットで仕事を受発注することができる日本最大級のクラウドソーシングサービス「クラウドワークス(https://crowdworks.jp/)」を展開しています。2016年5月現在、登録ユーザーは90万人、クライアント数は上場企業をはじめ12万社に達し、内閣府・経産省・国交省・外務省・総務省・環境省・農水省・厚生労働省の政府8府省を筆頭に、40以上の行政関連団体にも利用されています。2014年12月 東証マザーズ上場【証券コード3900】。日経ビジネス「日本を救う次世代ベンチャー100」選出、2015年には経済産業省 第1回「日本ベンチャー大賞」ワークスタイル革新賞(審査委員会特別賞)受賞、2015年度グッドデザイン・未来づくりデザイン賞 受賞。「クラウドワークス」を通じて企業に柔軟な人材活用の選択肢を提供するとともに、仕事・教育・社会保障の提供を通じて、個人で働く人々が多様な働き方を自由に選択できる新しい時代の働くインフラの構築に取り組んでいます。
会社名:株式会社クラウドワークス
代表者:代表取締役社長 吉田 浩一郎
所在地:東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー6階
設 立:2011年11月11日
事 業:クラウドソーシング事業
資本金:1,690,680千円
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このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 株式会社クラウドワークス
- 所在地 東京都
- 業種 その他情報・通信業
- URL https://crowdworks.co.jp/
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