国際無線通信規格Wi-SUN FANを搭載した小型IoT用ゲートウェイの開発に成功

京都大学 大学院情報学研究科 原田博司教授の研究グループ、ローム株式会社、 NextDrive株式会社、日新システムズ株式会社は共同で、国際無線通信規格Wi-SUN FANを搭載した”モノ”のインターネット(Internet of Things、以下IoTとする) 用ゲートウェイの開発に成功しました。

2017年5月23日

京都大学

ローム株式会社

NextDrive株式会社

株式会社日新システムズ

国際無線通信規格Wi-SUN FANを搭載した

小型IoT用ゲートウェイの開発に成功

 京都大学 大学院情報学研究科 原田博司教授の研究グループ、ローム株式会社(本社:京都市)、 NextDrive株式会社(本社:台湾、台北市)、日新システムズ株式会社(本社:京都市)は共同で、国際無線通信規格Wi-SUN FANを搭載した”モノ”のインターネット(Internet of Things、以下IoTとする) 用ゲートウェイの開発に成功しました。

 今回開発したIoT用ゲートウェイは、NextDrive社が開発した世界最小クラスIoT用ゲートウェイに、京都大学、ローム、日新システムズが開発したWi-SUN FAN対応の無線通信モジュールを搭載したものです。

 従来のIoT用ゲートウェイは、Webカメラ、温湿度センサー等との組み合わせで、ホームセキュリティ、介護、環境計測等のために必要となる情報を収集し、携帯電話系、Wi-Fiによりクラウドに伝送することが可能でした。

 今回新たにWi-SUN FANに対応したことで、IoT用ゲートウェイ同士が多段中継伝送するマルチホップ機能により、収集したデータを別のIoT用ゲートウェイに多段中継する形での伝送が可能になり、通信エリアの面的カバー率が大幅に向上します。また、Wi-SUN FANはWi-Fiと異なる周波数を用いているため、Wi-Fiとの干渉もなく、堅牢性の高いIoTネットワーク構築が可能になります。これに加え、Bluetooth Low Energy (BLE)搭載のセンサーデバイスをWi-SUN FANに変換し、伝送することも可能です。

 本成果は5月24日より東京ビッグサイトで開催される「Wireless JAPAN 2017」のWi-SUNアライアンスブース(日新システムズ展示エリア)および、5月30日より台湾、台北で開催される「COMPUTEX 2017」にてデモ展示を行う予定です。

 詳しくは http://www.dco.cce.i.kyoto-u.ac.jp/ja/PL/PL_2017_04.html を御覧ください。

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

このプレスリリースには、報道機関向けの情報があります。

プレス会員登録を行うと、広報担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など、報道機関だけに公開する情報が閲覧できるようになります。

プレスリリース受信に関するご案内

このプレスリリースを配信した企業・団体

  • ※購読している企業の確認や削除はWebプッシュ通知設定画面で行なってください
  • SNSでも最新のプレスリリース情報をいち早く配信中

    過去に配信したプレスリリース