在宅介護支援現場で、高齢者との対話の改善に向けた実証実験スタート

川崎市

川崎市は、政令市規模では全国初の「高齢者との対話の改善」を目的とした実証実験を、ベンチャー企業と川崎市内の在宅介護支援事業所との共創型プロジェクトとして、スタートします。

平成29年6月21日

川崎市 経済労働局 次世代産業推進室

在宅介護支援現場で、高齢者との対話の改善に向けた実証実験スタート

~最新技術で新たなライフスタイルの構築に挑戦!~

□ 使用するコミュニケーション支援機器

 製品名 : comuoon mobile(コミューンモバイル) かわさき基準(KIS)認証製品

(かわさき基準とは: 

  http://www.city.kawasaki.jp/jigyou/category/79-31-3-0-0-0-0-0-0-0.html

 製造者 : ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社(東京都港区)

 製品特徴: ・話し手側で、難聴者が聞き取りやすい音や声を作り出すことができます。

       ・軽度から中度難聴者(25~69db程度)は、補聴器を装用せずに

        「聴こえ」を改善することが可能です。(個人差があります)

 (製品情報: http://u-s-d.co.jp/products/mobile/

□ 実証実験実施の背景と目的

 超高齢化社会化が進んでいく中、軽度・中程度難聴者で補聴器を所有している割合はわずか14%という統計データがあります。加齢による聴力の低下は、社会との関係への疎遠につながることが懸念されており、 この実証実験では、川崎市が進める「ウェルフェアイノベーション」のプロジェクトとして、話し手側から難聴の高齢者へ「聞き取りやすい音や声」を提供することより、聞き手側の負担なくコミュニケーションの改善を期待するものです。本市の進めるウェルフェアイノベーションプロジェクトとして、対話の改善による川崎発の「新たな自立支援社会モデル」の構築を目指すことを目的としています。

 (ウェルフェアイノベーションとは:

  http://www.city.kawasaki.jp/jigyou/category/79-31-2-0-0-0-0-0-0-0.html

□ 実証実験の実施方法・場所・及びスケジュール

 実施期間: 平成29年6月21日~9月下旬まで(各事業所で約3ヶ月間を予定)

 実施方法: 在宅介護事業所スタッフが、難聴の在宅高齢者約30名 (予定)に機器を試用し、

       試用の結果、コミュニケーションがスムーズになった方 の割合や、機器利用に

       より新たな価値として生まれたストーリー(コト)を収集します。

 実 施 先: ・社会福祉法人照陽会 みんなと暮らす町地域包括支援センター

                 居宅介護支援センター(幸区東古市場)

       ・社会福祉法人一廣会 金井原苑(麻生区片平)

       ・株式会社ケアネット 川崎サービスセンター(中原区上小田中)

  ※ 実証先は、川崎市生活支援機器・施設内支援機器等モニター評価等支援登録事業所から

    選出しています。

※ 実証先への取材等につきましては、下記連絡先までお問い合わせください。

 川崎市経済労働局 次世代産業推進室 福田、滝口、荻野

  電話:044-200-2339 メール:28ziseda@city.kawasaki.jp 

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