2017年米国自動車商品魅力度調査

ブランド別ランキングでは、ポルシェが13年連続トップ セグメント別ランキングでは、フォルクスワーゲンが6セグメントでトップ

2017年8月1日

株式会社J.D. パワーアジア・パシフィック

J.D. パワー

2017年米国自動車商品魅力度調査

J.D. パワー報道用資料:

新車の商品魅力度が過去最高になったことが明らかに

ブランド別ランキングでは、ポルシェが13年連続トップ
セグメント別ランキングでは、フォルクスワーゲンが6セグメントでトップ

米国ミシガン州デトロイト:2017年7月26日―J.D. パワーが本日発表した2017年米国自動車商品魅力度(Automotive Performance, Execution and Layout、略称 APEAL)調査SMで、所有者が新車に感じる魅力度が過去最高となり、昨年からの向上幅も9ポイントと過去最高の向上幅と並んだことが明らかになった。

今年の総合APEALスコアは、業界平均で810ポイント(1,000点満点)に上昇した。これは、当調査の10の評価カテゴリー中9カテゴリーが、また調査対象となった32ブランド中19ブランドで、2016年比でスコアが大幅に上昇したことによる。

J.D. パワーのグローバル・オートモーティブ部門バイス・プレジデントのデイブ・サージェントは「多くの自動車メーカーが、消費者が車両に望んでいるものを提供するスキルを高めてきている。自動車業界は、すべてのセグメントにわたって顧客が好む車両を巧みに製造している。APEAL調査ではその要因が明らかとなっているが、その1つとして、ノンプレミアム系車両はプレミアム系車両が搭載している技術と安全機能の導入を強化しているということが挙げられる」と述べている。

主な調査結果

● プレミアム系ブランドと量販ブランドの差が縮小。ノンプレミアムセグメントの平均APEALスコアは、昨年から10ポイント向上して804ポイントとなった。プレミアムセグメントの平均APEALスコアは、昨年から1ポイント向上して845ポイントとなった。ノンプレミアムセグメントとプレミアムセグメントの差は41ポイントと過去最小となった。

● APEALだけでなくIQSでも極めて高いレベルの評価獲得ている車両も。セグメント別ランキングでトップとなった8モデルは、J.D. パワー2017年米国自動車初期品質調査SM(IQS)でもトップとなっている。これらの8モデルは、BMW・2シリーズ、クライスラー・パシフィカ、起亜・カデンツァ、起亜・ニロ、起亜・ソウル、ミニ・クーパー、ポルシェ・911、ポルシェ・マカンである。初めてランクインしたブランドであるジェネシスは、今年のAPEALとIQSの両方で2位に入った。また、ポルシェはAPEALで1位、IQSで3位だった。

「メーカーは、かつてないほど高い品質の車両を製造しているが、これは性能、スタイリング、実用性または機能を犠牲にして成り立つものではない。」(サージェント)

ブランド別ランキング

ブランド別ランキングでは、ポルシェが884ポイントを獲得して13年連続で第1位となった。第2位はジェネシス(869)、第3位はBMW(855)、第4位はアウディ(854)、第5位はメルセデス・ベンツ(851)が入った。

前年から向上幅が最も大きかったブランドはクライスラー(815)で、2016年から41ポイント上昇した。他に大幅に向上したブランドは、ミニ(+30)、日産(+27)、ホンダ(+25)だった。

セグメント別ランキング

セグメントアワードでは、フォルクスワーゲンAGが6モデルでアワードを受賞して最多となり、続いてBMWが4モデルでアワードを受賞した。

● フォルクスワーゲンAG:アウディ・A3、アウディ・A4、アウディ・A7、ポルシェ・911、ポルシェ・カイエン、ポルシェ・マカン

● BMW AG:BMW・2シリーズ、BMW・X1、ミニ・クラブマン、ミニ・クーパー

● フォードモーター:フォード・F-150、フォード・スーパーデューティー、リンカーン・コンチネンタル

● ゼネラルモーターズ:キャデラック・エスカレード、シボレー・ボルト、シボレー・タホ

● 現代自動車:起亜・カデンツァ、起亜・ニロ、起亜・ソウル

● フィアット・クライスラー・オートモービルズ:クライスラー・パシフィカ、ダッジ・チャレンジャー

● ホンダ自動車:ホンダ・CR-V、ホンダ・リッジライン

● 日産自動車:日産・アルティマ、日産・ムラーノ

ポルシェ・マカンは3年連続でアワードを受賞した。BMW・2シリーズ、BMW・X1、シボレー・タホ、起亜・ソウル、ミニ・クラブマン、ポルシェ・911は2年連続でアワードを受賞した。

本調査について

2017年米国自動車商品魅力度(APEAL)調査は、新車に対する愛着や期待感などから新車の魅力度を調べる業界のベンチマーク調査の役割を果たしている。ユーザーは、アクセルを踏んだ時に感じるパワーから運転席に座った時に感じる快適さや高級感まで、77の項目で車を評価し、その合計(1,000ポイント満点)が総合APEALスコアとなる。今年で22年目となるAPEAL調査は、2017年型の新車(自家用車およびライトトラック)を購入もしくはリース契約した約70,000人の対象者に2017年2月から5月にかけて実施され、購入(またはリース)後90日を経てから調査した回答を基にしている。本調査は、J.D. パワー初期品質調査SM(IQS)と対をなすもので、世界中のメーカーがさらに魅力的な車両の設計と開発に役立てるため、消費者には購入の際の目安として幅広く活用されている。

車両品質の詳細、及び車両モデルの写真や仕様は、http://www.jdpower.com/cars/awards/automotive-performance-execution-and-layout-studyに掲載している。

2017年米国APEAL調査についての詳しい情報は、http://www.jdpower.com/resource/jd-power-automotive-performance-execution-and-layout-apeal-studyで閲覧できる。

本プレスリリース(英語版)は、http://www.jdpower.com/pr-id/2017110からオンラインで閲覧でき

る。

*J.D. パワーが結果を発表する調査はすべてJ.D. パワーが第三者機関として自主企画により実施したものです。

<J.D. パワーについて>

J.D. パワー(本社:米国カリフォルニア州コスタメサ)は、顧客満足に関するインサイト並びにパフォーマンス改善のためのソリューションを提供している国際的なマーケティング情報サービス企業である。毎年、世界中で数百万人にのぼる消費者やビジネス・ユーザーを対象に、品質や顧客満足に関する調査を実施している。北米、南米、ヨーロッパとアジアに計17の拠点を有する。アジア・パシフィックではシンガポール、北京、上海、バンコク、マレーシアに拠点をもち、日本、オーストラリア、中国、インド、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、台湾、タイ、ベトナムで調査を行っている。また、J.D. パワーはAthene Li, Joseph Pacini, Murphy Qiao and Carsten Geyerの4人の創業者によって率いられる、ロンドンに本社を置く国際的なオルタナティブ投資会社並びにプライベート・エクイティ企業であるXIOグループの投資先企業のひとつである。詳しくは当社ウェブサイトhttp://japan.jdpower.comまで。

<ご注意>

本紙は報道用資料です。(株)J.D. パワー アジア・パシフィックの許可無く本資料に掲載されている情報および結果を広告または販促活動に転用することを禁止します。

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