岡山県高等学校工業教育協会と金沢工業大学が高大接続で協定。PBLの共同研究と教員研修、人材育成で
岡山県高等学校工業教育協会と金沢工業大学が高大接続に関する連携協定を締結しました。課題解決型学習に関する共同研究と教員研修、人材育成で協力致します。
2017年10月11日
金沢工業大学
岡山県高等学校工業教育協会と金沢工業大学が高大接続に関する連携協定を締結
課題解決型学習に関する共同研究と教員研修、人材育成で協力
金沢工業大学(学長 大澤敏)は岡山県高等学校工業教育協会と10月6日(金)、高大接続に関する連携協定を締結しました。
岡山県高等学校工業教育協会は岡山県内の工業系学科を設置する高等学校19校で構成される協会で、ものづくり力の育成や教員の指導力の向上、時代の要請や産業界のニーズに対応した教育内容についての研究等に取り組んでいます。
今回締結された協定では、産業界に求められる実践的な専門知識、技術及び技能を有する人材育成にむけて、人的交流や知的資源の相互活用等の連携協力を推進し、高大接続による工業教育の発展をめざしています。
具体的には以下の4項目を協定内容としています。
(1)課題解決型学習(Project Based Learning)および教育評価法に関する共同研究と普及活動
(2)協会員の教職員研修の受け入れ
(3)金沢工業大学の教育実習の受け入れ
(4)岡山県出身の教員志望学生への指導
【協定締結の経緯】
岡山県は金沢工業大学が委託開催する独立行政法人教職員支援機構(旧教員研修センター)の産業・情報技術等指導者養成研修(工業B-1)に平成26年から、工業高校教員を派遣しています。また平成27年からは金沢工業大学が高校教員を対象に実施している課題解決型学習(Project Based Learning、いわゆる「PBL」)に主眼を置いた研修に3年連続で教員を派遣。問題を発見し、チームで課題の解決を図っていく、これからの「ものづくり人材」になくてはならない力を育成するのに有効な研修と評価をしていただいています。
また岡山県内の工業高校では、教員志望者の減少という大きな課題に直面しています。国内でもいち早く、プロジェクトデザイン教育と呼ぶオリジナルの課題解決型学習を導入し、教員の養成と教員免許更新講習に取り入れてきた金沢工業大学と連携し、工業高校生を進学させ、連携して研究していくことが、工業教育、しいてはものづくり日本の将来を担う人財の育成と確保につながるという思いがありました。
金沢工業大学ではこれまで高大接続改革推進事業の一環として、プロジェクトデザイン教育を軸に、京都市立京都工学院高等学校や京都府立田辺高等学校との連携協定や、協定校と石川県内の高校との合同研修会の開催などを行ってきました。またベトナムの越日工業大学にはプロジェクトデザイン教育を中心としたカリキュラムを輸出しています。
この度の岡山県高等学校工業教育協会との協定により、金沢工業大学における工業高校教員の志望者がさらに増えることが期待されています。
岡山県立岡山工業高等学校で行われた連携協定調印式にて
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このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 学校法人金沢工業大学
- 所在地 石川県
- 業種 大学
- URL https://www.kanazawa-it.ac.jp/
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