J.D. パワー 2018年 カラーコピー機 / カラーレーザープリンター顧客満足度調査
着実に進む保守のリモート化
2018年7月26日
J.D. パワー ジャパン
J.D. パワー 2018年 カラーコピー機 / カラーレーザープリンター顧客満足度調査
~オフィス機器CS2調査発表、富士ゼロックス、キヤノン、リコーが各分野で総合満足度第1位~
CS(顧客満足度)に関する調査・コンサルティングの国際的な専門機関である株式会社J.D. パワー ジャパン(本社:東京都港区、代表取締役社長:山本浩二、略称:J.D. パワー)は、2018年カラーコピー機顧客満足度調査および2018年カラーレーザープリンター顧客満足度調査の結果を発表した。
各調査の結果は下記の通りとなった。
◆カラーコピー機顧客満足度調査
<ラージ&ミドルオフィス市場部門>※従業員数30名以上企業市場
富士ゼロックスが9年連続で総合満足度第1位(675ポイント)となった。「商品」ファクターでトップスコアを得た。
第2位はキヤノンとリコーが同率で674ポイント。キヤノンは「営業・導入対応」で、リコーは「保守サービス」でそれぞれトップスコアを得た。今年はランキング上位3社が僅差で拮抗する結果となった。
<スモールオフィス市場部門>※従業員数5名以上30名未満企業市場
キヤノンが3年連続で総合満足度第1位(660ポイント)となった。「営業・導入対応」、「保守サービス」の2つのファクターでトップスコアを得た。
第2位は富士ゼロックス(656ポイント)、第3位はリコー(655ポイント)となった。
◆カラーレーザープリンター顧客満足度調査
リコーが総合満足度第1位(626ポイント)となった。「コスト」、「保守サービス」の2つのファクターにおいてトップスコアを得た。
第2位は富士ゼロックス(622ポイント)、第3位はキヤノン(609ポイント)となっている。
◆着実に進む保守のリモート化◆
本年の調査でも、カラーコピー機における保守サービスのリモート化が益々進んでいる様子が見られた。ラージ・ミドルオフィス企業、スモールオフィス企業のどちらにおいても点検の方式が「リモート」とする回答が年々増加している傾向にあり、顧客認識の上でも保守のあり方が定期訪問からリモートにシフトしている様子がうかがえる。
リモート点検方式の場合、「月1回以上」や「2~3か月に1回」といった定期訪問による点検方式と比べ、CE等の保守サービス担当者との接点が減少することから、保守サービスに対する満足度は低くなる傾向にある。メーカー各社にとっては、いかにサービス品質や顧客満足度を落とさずにリモート保守への移行を促進していけるかが肝となっている。
本調査ではリモート点検方式に対する許容度も聴取した。「機器の故障頻度やダウンタイムが改善されるのであればリモート点検方式で構わない」とする回答が全体の32%である一方、「リモート点検方式であってもできるだけ保守サービス担当者に訪問点検をしてほしい」とする回答は17%という結果となった。
前者の「製品品質が向上するのであればリモート方式でも構わない」という層は、商品価格やチャージ料金に対する満足度が高いことに加えて、現在使用している製品の「故障・トラブルの少なさ」に対する満足度も高いという特徴が見られた。また紙詰まりや汚れ、異音といった故障・トラブル経験も少なく、リモート保守における稼動状況報告も適切に行われているとしている。
製品価格やチャージ料金の下落の中、保守業務効率化の流れは避けられない動きである。リモート点検を顧客に受け入れてもらうためには、そのサービス水準内容の説明強化や理解の促進のみならず、製品品質の更なる向上やダウンタイム抑制に向けた予防保守(予兆管理)品質の向上が欠かせない。
《J.D. パワー 2018年カラーコピー機/カラーレーザープリンター顧客満足度調査概要》
年に1回、全国の企業を対象にオフィスで使用するカラーコピー機*1およびカラーレーザープリンター*2の
顧客満足度を明らかにする調査。
■実施期間:2018年5月 ■調査方法:郵送調査
■調査回答社数:
カラーコピー機ラージ&ミドルオフィス市場(従業員数30名以上企業):6,868社
カラーコピー機スモールオフィス市場(従業員数5名以上30名未満企業):3,052社
カラーレーザープリンター(従業員数5名以上企業):2,712社
顧客満足度の測定にあたっては、各機器における総合的な顧客満足度に影響を与えるファクターを設定し、各ファクターの詳細評価項目に関するユーザーの評価をもとに総合満足度スコアの算出を行っている
(1,000ポイント満点)。各調査のファクターとファクターごとの総合満足度に対する影響度は下記の通り。
カラーコピー機:「商品」36%、「コスト」19%、「営業・導入対応」19%、「保守サービス」26%
カラーレーザープリンター:「商品」69%、「コスト」22%、「保守サービス」9%
*1 プリント機能、ファクシミリ機能、スキャン機能などを利用できるデジタル複合機を対象として実施。プリンターをベースとするような卓上小型機やインクジェット複合機、またアナログコピー機については調査対象外
*2 レーザー方式(LED方式を含む)の単機能カラープリンターを対象として実施。インクジェット、熱転写など、レーザー方式以外
のプリンター、およびプリンターとして使用している複合機は調査対象外
*J.D. パワーが調査結果を公表する全ての調査は、J.D. パワーが第三者機関として自主企画し実施したものです。
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J.D. パワーについて:
J.D. パワー(本社:米国カリフォルニア州コスタメサ)は顧客満足(CS)に関するインサイト並びにパフォーマンス改善のためのソリューションを提供する国際的なマーケティング情報サービス企業です。1968年に創業し、現在、北米、南米、ヨーロッパ、アジア(東京、シンガポール、北京、上海、バンコク)に計16の拠点を置き、毎年、世界中で数百万人にのぼる消費者やビジネス・ユーザーを対象に、品質や顧客満足に関する調査を実施しています。J.D. パワーは、国際的なオルタナティブ投資会社でプライベート・エクイティ企業であるXIOグループ(本社:ロンドン、創業者:Athene Li, Joseph Pacini, Murphy Qiao, Carsten Geyer)の投資先企業のひとつです。詳しくは弊社ウェブサイトhttp://japan.jdpower.comをご覧ください。
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このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 株式会社ジェイ・ディー・パワー ジャパン
- 所在地 東京都
- 業種 企業向けサービス
- URL http://japan.jdpower.com
過去に配信したプレスリリース
2020 Japan Initial Quality Study℠ (IQS)
2020/8/26
2019 Japan Tech Experience Index (TXI) Study
2019/11/29
2019年 クレジットカード顧客満足度調査
2019/6/25
2019年オフィス用品通販サービス顧客満足度調査
2019/6/19