【プレスリリース】9月15日(土)より、企画展「幕末維新を生きた旅の巨人 松浦武四郎」を開催

三重県

三重県総合博物館は、三重県松阪市出身で「北海道の名付け親」として知られる松浦武四郎(まつうらたけしろう)の魅力を紹介する企画展「幕末維新を生きた旅の巨人 松浦武四郎」を9月15日から11月11日にかけて開催し、期間中には講演会開催や、子どもが楽しみながら武四郎を学べるコーナーの設置をします。

9月7日

三重県

【プレスリリース】9月15日(土)より、企画展「幕末維新を生きた旅の巨人 松浦武四郎」を三重県総合博物館にて開催!

三重県総合博物館:MieMu(三重県津市一身田・館長:大野照文)は、

三重県松阪市出身で「北海道の名付け親」として知られる松浦武四郎(まつうらたけしろう)の北海道踏査の軌跡や、

幕末の志士・文人たちと幅広い交友を持ち、 当代随一の情報収集家・古物蒐集家としての

知られざる魅力を紹介する企画展「幕末維新を生きた旅の巨人 松浦武四郎」を

9月15日から11月11日にかけて開催し、 期間中には講演会開催や、 子どもが楽しみながら武四郎を学べるコーナーの設置をします。

今年は北海道命名から150年目であるとともに、 松浦武四郎生誕200年でもありますので、 この機会に改めて松浦武四郎の功績について、 ご紹介いただきますようお願いします。

http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/MieMu/000217588.htm

以下、概要です。

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三重県総合博物館MieMu 第21回企画展 幕末維新を生きた旅の巨人 松浦武四郎

●期 間   2018年9月15日(土)~2018年11月11日(日)

      休館日:9月18日・25日・10月1日・9日・15日・22日・29日・11月5日

●開催時間  9時から17時まで(土日祝は19時まで) 【入場は閉場の30分前まで】

      ※初日9月15日(土)は開会式開催のため10時開場となります。

●会 場   三重県総合博物館:MieMu 3階 企画展示室 (三重県津市一身田上津部田3060 )

●観覧料   一般800円、 学生480円、 高校生以下無料

●内容

・展示

木戸孝允、 大久保利通など幕末の著名人との交友がわかる書状や、 北海道踏査の膨大な調査記録、

北海道命名に関する資料などのほか、 武四郎の旅や古物蒐集への思いがこもった稀代の建築「一畳敷」を、

原寸大模型で展示します。

展示の詳細は下記をご参照ください。

・楽しく武四郎を学ぼう

(1)武四郎ぬり絵

(2)アイヌ語をブロックで学ぼう

(3)巨大すごろくで武四郎の北海道の旅を体験

(4)プロジェクションマッピングで武四郎の旅を知ろう

※参加はすべて無料ですが企画展の観覧券が必要です。 未就学児は保護者の同伴が必要です。

・関連イベント

北海道大学客員教授の佐々木利和氏による記念講演( 10月28日(日))をはじめ、 各専門分野の

講師によるミニレクチャー&ギャラリートークを期間中4回開催します。

記念講演及びミニレクチャー&ギャラリートークの内容については下記をご参照ください。

●主催  三重県総合博物館

●共催  松浦武四郎記念館、 松浦武四郎展実行委員会

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松浦武四郎について

北海道の名付け親と呼ばれる松浦武四郎(1818-1888)。 伊勢国(現在の三重県松阪市)で生まれ、 今年で生誕200年を迎えます。

幕末期に蝦夷地と呼ばれていた北海道を6回踏査し、 アイヌの人々とも交流を深め、 蝦夷地やアイヌ民族の生活状況などを克明に記録したことはよく知られています。

今年は、 蝦夷地から北海道へと名前が改められてから150年目の年でもありますが、 北海道という名前は、 蝦夷地のことに詳しい第一人者として明治政府の一員となっていた武四郎の提案した「北加伊道」がもとになっており、 「加伊」という字にはアイヌ語で「この地で生まれたもの」という意味があります。

彼はまた、 幕末の志士や政治家、 学者、 文人との幅広い交流の中で情報通や蒐集家としても有名でした。

晩年には 3年連続で三重県と奈良県の境にある大台ヶ原を登山し調査をおこなったり、 富士山にも登頂するなど、 71歳で亡くなるまで、 冒険心を持ち続けた人でもありました。

 松浦武四郎記念館  https://takeshiro.net/

 北海道150年事業  https://hokkaido150.jp/

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企画展展示内容

・プロローグ

木戸孝允、 大久保利通など幕末の著名人との交友がわかる書状や、 北海道への志士たちの関心の

高まりを示す資料として坂本龍馬の書状を展示します。

・第1章 〈旅の巨人〉武四郎の誕生

松浦武四郎は、 伊勢国一志郡須川村(現三重県松阪市)に生まれ、 16歳で初めての旅に出ました。 若き日の武四郎を紹介します。

・第2章 〈憂北の志士〉武四郎 ―蝦夷地への旅とアイヌ民族―

武四郎は「蝦夷地」と呼ばれていた北海道への関心を深め、 計6回に及ぶ北海道踏査を行いました。 北海道をめぐる武四郎の膨大な調査記録を紹介します。

・第3章 〈情報通〉武四郎 ―幕末動乱の中で―

吉田松陰は「世の中の新しい情報を得ようと思えば武四郎と付き合うのが良い」と評するほどでした。 ペリーの浦賀来航で揺れる幕末、 武四郎が情報発信した書状を紹介します。

・第4章 〈北海道の名付け親〉武四郎 ―明治維新と「北海道」の命名―

武四郎は明治新政府に登用され「北海道」への改称など重要な役割を果たしました。

北海道命名に関する資料を紹介します。

・第5章 〈旅の終焉〉武四郎の晩年

晩年も武四郎の旅への意欲は衰えることなく、 天神信仰や山岳信仰、 古物蒐集といった動機に導かれて旅を繰り返しました。 大台ヶ原への登山などの旅の記録を紹介します。

・第6章 〈蒐集家〉武四郎

武四郎は晩年になり、 本格的に古物を集め、 好古家としてもよく知られるようになりました。

武四郎が蒐集した古物を紹介します。

・エピローグ

武四郎の旅や古物蒐集への思いがこもった稀代の建築「一畳敷」を、 原寸大模型で紹介します。

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記念講演(関連イベント)

記念講演会

日時:10月28日(日) 13時30分から15時まで

場所:3階 レクチャールーム

講師:北海道大学客員教授 佐々木 利和氏

演題:旅の巨人 松浦武四郎が遺したもの

定員:80人(事前申し込み)

申し込み方法

※10月7日(日)までに往復はがきか電子申請にてお申し込みください。

※電子申請は、 当館ホームページのイベント案内からお申し込みください。

   アドレス http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/MieMu/84927046739.htm

※1通の申し込みで最大4名様までです。 代表者の氏名、 住所、 当日連絡が取れる電話番号および参加者全員の氏名、 年齢を記入してご応募ください。

※応募者多数の場合、 抽選となりますので予めご了承ください。

<申し込み・問い合わせ先>

〒514-0061 三重県津市一身田上津部田3060 電話:059-228-2283

三重県総合博物館「武四郎記念講演会」係

ミニレクチャー&ギャラリートーク

内容:各専門分野の講師によるミニレクチャーと終了後、 学芸員がミニレクチャーにちなんだ

         展示解説を企画展示室で行います。

時間:各日13時30分から15時まで

場所:3階 レクチャールーム・企画展示室

対象:どなたでも参加できますが(当日受付)、 ギャラリートークには企画展の観覧券が必要です。

日時と内容:

1)9月16日(日)  松浦武四郎と大台ヶ原山登山の謎

           大川学園理事長 大川 吉崇氏

2)9月30日(日)  志士たちの書状を読む

           三重県総合博物館学芸員 藤谷 彰

3)10月14日(日) 三重が生んだ北海道の名づけ親・松浦武四郎の誇り

           元松浦武四郎記念館館長 高瀬 英雄氏

4)11月4日(日)  近代初期の松浦武四郎

           三重県県史編さん専門委員 小玉 道明氏

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幕末維新を三重から語る武四郎鼎談

内容:武四郎研究の最前線にいる松浦武四郎記念館と北海道博物館の学芸員を招き、 武四郎の

多様な活動と魅力を、 武四郎を育んだ三重県の幕末の状況も踏まえ語り合います。

日時:11月11日(日) 13時30分から15時30分まで

場所:3階 レクチャールーム

鼎談者:松浦武四郎記念館学芸員 山本 命氏

北海道博物館学芸員 三浦 泰之氏

三重県総合博物館学芸員 太田 光俊

定員:80人(当日受付・先着順)

絵本の原画展示

内容:関屋敏隆さんによる武四郎の絵本「北加伊道・松浦武四郎のエゾ地探検」の原画を展示

日時:企画展開催期間中・開館時間内

場所:3階 学習交流スペース

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