広島市東区二葉の里5街区で開発する複合施設「GRANODE(グラノード)広島」に名称決定

大和ハウス工業

2019/02/12

大和ハウス工業株式会社

代表取締役社長 芳井 敬一

大阪市北区梅田3-3-5

■中国・四国地方最大のオフィスフロア面積を誇る複合施設

広島市東区二葉の里5街区で開発する複合施設

「GRANODE(グラノード)広島」に名称決定

 大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:芳井敬一)は、現在、広島市東区二葉の里地区において、商業施設やオフィスなどの複合施設を開発していますが、名称を「GRANODE (グラノード)広島」に決定し、4月1日開業します。

 「GRANODE広島」は、地上20階・地下2階建て、延床面積約5万㎡(「MAZDA Zoom-Zoom スタジアム 広島」(※1)の約2個分)となる複合施設です。オフィスフロア総面積および1フロア面積が中国・四国地方最大を誇るオフィス(3~11階)のほか、商業施設(1・2階)、全197室のホテル(13~20階)が入居します。

 さらに、関東方面や関西方面へ向かう中長距離バスの発着場やカーシェアの待機スペース、レンタカーの受付窓口等も設け、ビジネスユースだけでなく、観光目的のファミリー層など幅広いお客さまにご利用いただける施設としました。

 今後も当社グループが保有する経営資源(建築物の調査、設計、施工、建物の管理・運営に関するノウハウ)を組み合わせ、お客さまのニーズに合わせた複合施設「GRANODE」の開発を全国で手掛けていきます。

※1. 建築面積22,964.48m²

●「GRANODE」のネーミングコンセプト

 「GRANODE」は、建物のイメージを連想させるグランド(Grand)とアクティビティの中心となることを意図したノード(Node)を組み合わせた造語。

 シンボルマークは、「様々な道が連なり結ばれる様を直感的に表現し、かつ当地を超えてつながっていく地域のアクティビティの発展性」をイメージして構成されています。

1.二葉の里地区の再開発事業

 「GRANODE広島」は、JR広島駅北口の再開発街区の二葉の里5街区で開発した複合施設です。二葉の里地区では、独立行政法人 都市再生機構(UR都市機構)が2010年12月より土地区画整理事業を行い、全13.8haを5区画に分けて開発を進めてきました。

 2014年5月には、広島テレビ放送株式会社(以下:広島テレビ、本社:広島市、代表取締役社長:佐野讓顯)と株式会社エネルギア・コミュニケーションズ(以下:エネコム、本社:広島市、取締役社長: 熊谷銳)、当社の3社が財務省中国財務局の実施する一般競争入札で「広島の玄関口にふさわしい街づくり」をテーマに提案した結果、二葉の里5街区を取得することとなりました。

 その後、3社は土地を分割して所有し、連携・協力しながら開発。2016年12月には、エネコムがデータ通信棟を稼働しました。2018年3月には、広島テレビが新社屋(メディア棟)を竣工。2019年3月には、複合施設「GRANODE広島」を竣工させ、4月に開業することとなりました。

2.立地について

 当地は、JR「広島駅」まで徒歩4分、広島空港リムジンバス乗り場まで徒歩3分という好立地にあり、広島高速5号線(2020年度末開通予定)を通じて、山陽自動車道路「広島東インターチェンジ」にもアクセスしやすい場所です。

3.施設概要について

 「GRANODE広島」は、商業施設(1・2階)およびオフィス(3~11階)、ホテル(13~20階)が入居します。

 当施設では、BCP対策として大地震や強風による揺れを想定し、荷物や設備のダメージを最小限に抑え、建物の機能を維持できる制震構造を採用しました。制振ブレースを設置することで、繰り返しの地震にも耐力を低下させることなく、建物の揺れを最小限に抑えることができます。また、非常用発電機を用意し、停電時には72時間の防災用電力を供給します。

 さらに、全館LED照明を採用することはもちろん、人感センサーや調光設備などを導入することで、建築物環境総合性能評価システム「CASBEE広島」(※2)において「Aランク」評価となるなど環境に配慮した施設となっています。

※2. 建築物の環境性能で評価、格付けする手法。省エネや省資源・リサイクル性能などの環境負荷削減と室内の快適性や景観への配慮などの環境品質・性能の向上も含め、建築物の環境性能を総合的に評価するシステム。「S、A、B+、B-、C」の5段階のランク付けで表示するもの。

(1)商業施設フロア

 1・2階には、上階のオフィスで働く方々へのサポート施設として、商業施設フロアを設けました。認可保育園や英会話教室、コンビニエンスストアなど16テナントを誘致しました。

(2)オフィスフロア

 3~11階には、1フロア当たりの面積2,200㎡、総面積19,330㎡と、ともに中国・四国地方最大のオフィスフロアを設けました。1フロアで最大12区画に分割できる利用勝手の良いオフィスビルとしました。

 設備は、1フロア8ブロックで冷暖房を切り替えることができ、48エリアで温度調整可能なインテリジェント空調を採用。オフィスフロアの快適性を向上させることはもちろん、賃貸される入居者様のフロアレイアウトもしやすくしました。

(3)ホテルフロア

 13~20階には、大和ハウスグループのダイワロイヤル株式会社(本社:東京都千代田区、社長:原田健)が運営する「ダイワロイネットホテル広島駅前」(客室数197室)が入居します。全室浴室・トイレ別で客室面積は20㎡以上です。20階には、インバウンドのお客さまの需要が高いフィットネスルーム(ご宿泊のお客さまは無料)を併設します。

●「ダイワロイネットホテル広島駅前」の施設概要

名称:「ダイワロイネットホテル広島駅前」

客室:197室

宿泊料金:25,000円/室~60,000円/室(予定)

ホテル内設備:コインランドリー、自動販売機、電子レンジ

室内設備:40インチ液晶テレビ、冷蔵庫、セーフティボックス、ズボンプレッサー、温水洗浄便座付きトイレ、レインシャワー、加湿機能付空気清浄機、Wi-Fi

オープン日:2019年4月13日

4.憩いの広場「(仮称)二葉の里通り」

 「GRANODE広島」の竣工に伴い、2019年4月、広島テレビ新社屋との間の有効空地に憩いの広場「(仮称)二葉の里通り」をオープンします。長さ約100m、幅約20mの空間では、広島テレビのイベントや中継、収録などを行い、賑わいを創出します。

 現在、広島テレビのホームページで「(仮称)二葉の里通り」の愛称を募集していますが、4月13日(土)、新名称を発表予定です。

●施設概要

名称:「GRANODE(グラノード)広島」

所在地:広島県広島市東区二葉の里三丁目5番7号

構造:鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造20階・地下2階建て(地下:駐車場、1~2階:店舗、3階~11階:オフィス、13~20階:ホテル)

敷地面積:6,339.23㎡

建築面積:3,209.13㎡

延床面積:49,709.62㎡

駐車台数:415台

駐輪場台数:203台

総店舗数:16店

総事業費:約200億円

オフィス階貸面積:2,175.02㎡

事業主体:大和ハウス工業株式会社

ビル管理:大和情報サービス株式会社

駐車場管理:大和ハウスパーキング株式会社

基本設計・監修:株式会社安井建築設計事務所

設計・施工:株式会社フジタ

着工:2016年10月1日

竣工:2019年3月末予定

開業:2019年4月1日予定

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プレスリリース添付画像

【「GRANODE広島」完成予想図】

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