新型コロナウイルスの影響で休校中の小中高生に、金沢工業大学の学生団体がオンラインでSDGs学習支援を開始

個別相談からSDGsに関する講義、SDGsカードゲームXを使ったワークショップやイノベーション創出方法まで

金沢工業大学

 金沢工業大学では、第1回「ジャパンSDGsアワード」SDGs推進副本部長(内閣官房長官)賞受賞後、SDGs達成に向けた様々な組織との連携を加速させています。

*SDGsとは国連加盟193国が達成を目指す持続可能な開発目標のことです。

 

 この度、金沢工業大学にてSDGsに関する専門教育を受け、世界中でSDGsアクションを展開している学生団体SDGs Global Youth Innovatorsは、3月9日から新型コロナの影響を受けて休校となる全国の小中高生向けに、SDGsに関する学習支援をオンラインで無償提供するとともに、4月中にSDGsアクションに関する発表会を実施いたします。

学生団体SDGs Global Youth Innovators

 

 現在、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、全国の多くの小・中・高等学校が休校となっています。これに対して、様々な教育関連組織が無償で学習ツールを提供している一方で、学習成果を発表する機会は十分に用意されていないという状況があると考えられます。

そこで、金沢工業大学は学生団体SDGs Global Youth Innovatorsと連携し、休校期間と春休み期間中に家庭内で行えるSDGsアクションを学習成果として発表する、オンラインでの発表会を4月中に実施することにしました。

 発表会については、今後金沢工業大学が事務局を務める、日本政府よるジャパンSDGsアワード受賞組織の同窓会ネットワーク参加組織に協力を呼びかけ、日本におけるSDGs先進組織による審査体制を構築いたします。

 また、学生団体SDGs Global Youth Innovatorsは、金沢工業大学で受けたSDGsに関する専門教育や、金沢工業大学と連携するSRI(旧スタンフォード研究所)から受けたスタンフォード流イノベーション教育の成果を活かし、小中高生に対するSDGs学習機会の創出と、SDGsアクションの実施に関する相談窓口の設置をオンライン上で行います。
 
具体的に展開する学習支援は以下の通りです。

 

小中高生に無償提供するオンライン上での学習支援の概要 (全てzoomを活用したオンライン上での実施となります)

STEP 期日 活動名 形式 内容
1

3月9~13日

個別相談窓口

オンライン個別面談

家でできるSDGsアクション、zoomを活用して友達とできるSDGsアクションに関する相談を受ける

2

3月16・17日

13:30~14:30を予定

SDGsとは?(SDGsに関する基礎講座)

オンライン講義

小中高生向けの基礎的なSDGsの解説を行い、SDGsの概要を理解してもらう

3

3月16・17日

14:30~15:30を予定

「X」のプレイ体験

オンラインワークショップ

オンライン上でSDGsカードゲーム「X(クロス)」を用いたワークショップを行い、トレードオフやイノベーションの概念を理解してもらう

4

3月18・19日

13:30~15:30

アイデアを実現するフレームワークの活用方法を習得する

オンラインワークショップ

SRI(旧スタンフォード研究所)のイノベーション創出の方法を身に付けてもらう

5

3月20日~発表会まで(実施日、頻度は各自の都合に合わせて決定)

中間相談窓口

オンライン個別面談

4月の発表会に向けて、各メンターと相談したいことを相談する場を設ける

6

4月中を予定

(詳細は今後発表)

発表会

小中高生によるオンラインプレゼンテーションとオンライン審査会、授賞式

それぞれが実践したSDGsアクションと学びを共有し合う場を設ける。また、 ジャパンSDGsアワード受賞組織が審査をし、優秀者を選定・表彰する。

 

【申し込み方法】

以下のGoogleフォームからお申し込みください。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSchdxlbmeE0F7ftN8GZq58EbMEK0hFM0XQ8nmBvR-mJmfrKtA/viewform?usp=sf_link

 

お申込み後、sdgs.gy.innovators@gmail.comより、申し込みの確認とその後の参加方法に関する説明についてのメールが届きます。
(申し込みから24時間たってもメールが届かない場合は、迷惑メールフォルダに届いていないか確認した上で、再度上記フォームにてお申し込みください)

 

【定員】

30名(先着順)

 

【申し込み締め切り】

学習支援に関する1次締切:3月8日(日)17時

学習支援に関する2次締切:3月10日(火)17時

 

なお、1次締切までの申込者を優先して支援いたします。定員が満たされた場合にはその旨をメールにてお伝えいたします。ただし、定員を大幅に上回って申し込みがあった場合には、別途オンライン講座・ワークショップの企画を検討し、その旨を申込者に連絡いたしますので、大勢の方々のお申込みお待ちしております。

 

4月に開催する発表会に関する申し込み締め切りは、後日発表会の詳細が決定し次第、発表いたします。
(上記の学習支援を受けていなくても、独自にこの期間にSDGsアクションを行った小中高生は発表会に参加し、表彰の審査を受けることが可能です)

 

 金沢工業大学では、今後も日本一のSDGs教育推進大学として、日本中・世界中にSDGs教育を広めていくことに注力していくことで、SDGsの達成に貢献していきます。

 

 

学生団体 SDGs Global Youth Innovators(代表:経営情報学科4年島田高行)の活動概要

 

 「私たちは私たちの未来を救うために」を理念に、SDGs普及啓発活動及びSDGsアクションに取り組む学生団体です。全国の小中高を対象にSDGsに関する授業・ワークショップの講師として活動し、2019年度には19件約1,250人の生徒に対する教育支援を実施し、経営者を含めた一般向けには約60回のワークショップ開催により3,300人を対象にSDGs学習の支援を行いました。

 また、代表的な活動として俳優の伊勢谷友介氏が代表を務める株式会社リバースプロジェクトと連携し、SDGs教育教材としてTHE SDGs Action cardgame「X(クロス)」を開発しました。製品化に向けたクラウドファンディングでは1週間で目標金額の100万円を達成、最終的に約332万円を調達し、小学生版、アプリ版を開発しました。

 さらに、ドイツ・ボンで2019年5月に開催された国連UNDPの公式イベント「SDGs Global Festibal of Action」における公認ワークショップ開催等、日本だけでなく、世界でのSDGsアクション創出の促進に取り組んでいます。上記に加え、組織・地域ごとにオリジナル版のゲームを作れるという「X(クロス)」の特徴を生かし、SDGs未来都市石川県白山市版を開発し、市民・自治体・企業などのマルチステークホルダー間での連携促進と新たなSDGs Actionの創出に取り組む等、地域に踏み込んだ活動を展開しています。なお、「X(クロス)」のワークショップ回数・認定ファシリテータ数・ダウンロード件数・体験人数・体験者数の出身国数は2020年3月5日時点、95回以上、100人以上、3,000件以上、推定20,000人以上、世界65ヵ国に達しています。

 

その他の実績

・金沢工業大学主催の第1回、2回ジャパンSDGsサミットユースの部企画運営

・文部科学省「平成31年度 SDGs達成の担い手育成(ESD)推進事業」ゲーミフィケーションを用いたSDGs教材とその開発手法の全国展開における5つのゲームの開発支援(ジェンダー、不平等のゲーム、災害時の対策ゲーム、フードサルベージゲーム、ESGゲーム、バックキャストを学べるゲーム)

・SDGsゲームショーfor Youth & Educators の開催

・北陸ステークホルダーミーティングの運営サポート等

 

SDGsの達成に向けた金沢工業大学の取り組み
その他、金沢工業大学のSDGsに関する取り組みについては、SDGs推進センターのウェブサイトをご覧ください。

 

SDGs推進センターのウェブサイト:

 https://www.kanazawa-it.ac.jp/sdgs/

 

SDGsとは
SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)とは、国連に加盟する世界193か国が合意した17の目標、169のターゲットのことです。貧困等の途上国を中心とした社会課題の解決のみならず、気候変動等の先進国・途上国共通の社会課題の解決について、2030年までに達成すべき目標が設定されており、達成するためには政府・国際機関・民間企業・NGO・学術機関・市民等、様々なステークホルダーのパートナーシップが必要となります。

SDGsの17の目標(国連広報センターウェブサイトより)

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

プレスリリース添付画像

このプレスリリースには、報道機関向けの情報があります。

プレス会員登録を行うと、広報担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など、報道機関だけに公開する情報が閲覧できるようになります。

プレスリリース受信に関するご案内

このプレスリリースを配信した企業・団体

  • ※購読している企業の確認や削除はWebプッシュ通知設定画面で行なってください
  • SNSでも最新のプレスリリース情報をいち早く配信中

    過去に配信したプレスリリース