大江戸歳事記

ー北斎と楽しむ四季のイベントー

臨時休館終了と再開日についてのお知らせ

すみだ北斎美術館は、墨田区の方針に従い再開準備を行い、6月2日(火)より「AURORA(常設展示室)」「常設展プラス」の観覧を再開いたします。

※6月6日(土)~8日(月)は休館します。(6月6・7日:臨時休館、6月8日:通常休館日)

※6月9日(火)~通常通り営業します。

ミュージアムショップ、MARUGEN100(講座室)及び図書室は、当面のあいだ休室を継続いたします。

MARUGEN100(講座室)利用及び団体観覧の、新規予約受付は当面のあいだ行いません。

 

※入館の際は、マスクの着用、手指の消毒等をお願いしております。

※遠方からの来館や、発熱及び体調不良の方は、来館自粛のほどお願いいたします。

詳しくは、こちら「再開にあたりご来館のお客様へご協力のお願い」にてご確認ください。

 

企画展「大江戸歳事記」開催期間変更 2020年6月30日(火)~8月30日(日) 

企画展「大江戸歳事記」は、当初の会期4月21日~6月14日を変更し、6月30日(火)~8月30日(日)にて開催いたします。「大江戸歳事記」前売券をお持ちの方は、新会期6月30日(火)~8月30日(日)にご利用いただけますので、ぜひご来館ください。 

※6月2日(火)~6月28日(日)は、「AURORA(常設展示室)」「常設展プラス」のみの観覧となります。

 

 

北斎と楽しむ四季のイベント 大江戸歳事記

 

 

開催期間変更

2020年4月21日(火)~6月14日(日)

2020年6月30日(火)~8月30日(日)

 

すみだ北斎美術館では、2020年4月21日(火)から6月14日(日)まで、企画展「大江戸歳事記」を開催致します。現代の私たちは、毎年決まった時期に行われる様々なイベントを通して、1年の生活のリズムを感じとっていますが、北斎が生きた江戸時代の人々も同様に年を重ねていました。本展では、そのような年中行事に焦点を当て、北斎や門人たちが描いた当時の風俗を紹介します。それぞれの行事は、1年の平穏無事や子どもの成長など、種々の祈りを込めて行われました。いろいろな行事に加え、季節ごとに登場する行商などの風俗を描いた作品も展示し、江戸の四季をご紹介します。150年以上前の江戸の1年を身近に感じ、先人の生活に思いをはせていただければ幸いです。どうぞ、江戸の歳事記をお楽しみください。※本企画展は3階企画展示室のみとなります。

 

※新型コロナウィルス感染防止にともない、開館日時など変更になる場合があります。

最新情報は公式サイトでご確認ください。すみだ北斎美術館公式サイト

 

見逃せない作品

◆蹄斎北馬「十二か月物売図」

正月の宝船売り、2月の初午の絵馬売り、5月の端午の菖蒲売りなど、それぞれの月の催しにまつわる物売りが描かれており、江戸の歳事記ともいえるような作品です。

 

 

蹄斎北馬「十二か月物売図」(後期)、左は部分図 ▲

12か月 江戸時代は現代の太陽暦(太陽の周期を基準とした暦)と異なり、太陰太陽暦 (旧暦)を使用していたので、暦の日付と季節の結びつき方が現代と異なります。

 

春の行事:雛祭

◆大山北李「享保雛図」

面長で切れ長の目が特徴の享保雛(享保期:1716-36)の特徴がよく表現されています。

大山北李「享保雛図」すみだ北斎美術館

雛祭

3月3日は五節句のうちのひとつ上巳で、桃の季節のため桃の節句ともいわれる雛祭りです。

 

夏の行事:端午

◆葛飾北斎「朱描鍾馗図」

鍾(しょう)馗(き)図は中国で疫病神を祓って魔を除くと信じられ、日本でも古くからよく描かれた画題です。本朱描きの鍾馗図は、流行病の疱瘡除の祈りを込めて制作されたもので、朱だけでなく、目や口、髭などに墨が用いられており、細かな工夫がされています。

葛飾北斎「朱描鍾馗図」すみだ北斎美術館

端午

5月5日は端午の節句です。男子のいる家では、強い者の象徴である鍾馗や、家紋などを描いた幟(のぼり)や鯉(こい)幟(のぼり)をたてました。鯉幟は江戸だけの風習です。

 

秋の行事:重陽

 ◆ 葛飾北斎「菊慈童」

菊は中国の故事で、菊の露を飲んで少年のまま不老不死となったという菊慈童に由来します。 

葛飾北斎「菊慈童」すみだ北斎美術館

重陽 9月9日は重陽の節句で、五節句の一つです。菊の花びらを浮かべた菊酒を飲んで祝いました。

 

冬の行事:顔見世

◆ 葛飾北斎「新板浮絵三芝居顔見世大入之図

芝居小屋の表には、出演する役者名と紋が描かれた看板が建てられています。この紋看板は顔見世狂言の時だけ出されたものです。

葛飾北斎「新板浮絵三芝居顔見世大入之図」すみだ北斎美術館

 

顔見世狂言 歌舞伎芝居の世界では、十一月が正月。顔見世狂言は、この時新たに決まった専属役者のお披露目の芝居狂言です。

 

 

催 概 要

◎展覧会タイトル 大江戸歳事記  

会期         2020年4月21日(火)~6月14日(日)

◎前期         4月21日(火)~5月17日(日)

◎後期         5月19日(火)~6月14日(日) ※前後期で一部展示替えあり

◎休館日 毎週月曜日 ※開館:5月4日(月祝) 休館:5月7日(木)

◎開館時 9:30~17:30(入館は17:00まで)

◎主催 墨田区・すみだ北斎美術館

 

観覧料 ※AURORA(常設展示室)観覧料含む

  一般 高校生・大学生 65歳以上 中学生 障がい者 小学生以下
個人 1,000円 700円 700円 300円 300円 無料
団体 800円 560円 560円 240円 240円 無料

※団体は有料のお客様20名以上。 ※小学生以下は無料。※中学生・高校生・大学生(高専、専門学校、専修学校生含む)は生徒手帳または学生証をご提示ください。 ※65歳以上の方は年齢を証明できるものをご提示ください。 ※身体障がい者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳、被爆者健康手帳などをお持ちの方及びその付添の方1名まで障がい者料金でご覧いただけます(入館の際は、身体障がい者手帳などの提示をお願い致します)。※本展のチケットは、会期中観覧日当日に限り、AURORA(常設展示室)をはじめ全ての展示をご覧になれます。

 

▷本展オリジナルリーフレット 『大江戸歳事記』 を発売

リーフレットでも江戸時代の四季のイベントをご紹介。江戸時代の暦の特徴について、学芸による詳しい解説付きです。現代にもつながる江戸時代の年間行事を、北斎と門人の作品からお楽しみいただけます!

リーフレット 『大江戸歳事記』       税込300円             ミュージアムショップにて4月21日(火)から販売いたします。

 

▷【開催中】常設展プラス「隅田川両岸景色図巻(複製画)と北斎漫画」

北斎の肉筆画の中で最長とされている「隅田川両岸景色図巻」。全長約7mに及ぶ本作の複製画を展示、その全貌を実物大でご覧いただけます。また、『北斎漫画』立ち読みコーナーでは、北斎の代表作のひとつ『北斎漫画』全15冊の実物大高精細レプリカを、手に取って熟覧いただけます。(※観覧料は「大江戸歳事記」ご観覧日当日に限り無料。)

会期:6月14日(日)まで開催中                                                         

会場:4F企画展示室

 

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

プレスリリース添付画像

企画展チラシ「大江戸歳事記」(日本語)-表

葛飾北斎「朱描鍾馗図」すみだ北斎美術館

大山北李「享保雛図」すみだ北斎美術館

葛飾北斎「菊慈童」すみだ北斎美術館

葛飾北斎「新板浮絵三芝居顔見世大入之図」すみだ北斎美術館

S【12か月】部分図

蹄斎北馬「十二か月物売図」すみだ北斎美術館

  • エリア
    東京都
  • キーワード
    葛飾、北斎、歳事記、四季
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