最新のWeb of Science Journal Citation Reportsをリリース、世界で最も影響力のあるジャーナルが明らかに
2020年版はオープンアクセス、自己引用データを追加、 研究コミュニティの確実な意思決定のサポートに貢献
2020年6月30日
クラリベイト・アナリティクス・ジャパン株式会社
【2020年6月29日、ロンドン(イギリス)およびフィラデルフィア(アメリカ)】— イノベーションのスピードをより加速させる信頼性の高い知見と分析を提供する、世界的リーディングカンパニーであるClarivate Plc(NYSE:CCC)は、Web of Science Journal Citation Reports™(JCR)の2020年版を発表しました。
この2020年度版では、最新版のジャーナル・インパクトファクター(JIF) 2019をご参照いただけます。また多様な指標、データ、可視化機能により、世界の高品質なジャーナルのパフォーマンスを理解することができます。
JCRは、査読付きジャーナルの評価において世界で最も影響力があり信頼性の高いリソースです。世界の出版社においてジャーナルのインパクトを評価しており、研究コミュニティへの周知に広く使用されています。
JCRは、どの出版社とも利害関係のない中立な立場で作成されている、世界最大のグローバルな引用索引データベースであるWeb of Science Core Collection™のデータに基づき、作成されています。
Web of Science Core Collection™のデータは、クラリベイトのグローバルな専門家チームによって体系化されているだけでなく、ジャーナルのパフォーマンスを正確に評価するために、ジャーナル、書籍、会議録などの評価、選択を継続的に行っています。ここからの知見により、研究者や出版社、編集者、図書館員、資金提供機関が、ジャーナル・インパクトファクターをはじめとするJCRが提供するデータや指標を幅広く活用し、多岐にわたる説明相手ごとにジャーナルの価値基準に照らし合わせて適切な調査を行うことが可能になります。
2020年版JCRの主なハイライト:
収録対象ジャーナルについて:
5大陸83カ国から12,000誌以上のジャーナルを収録
完全なオープンアクセス誌 1,600誌以上
新規追加ジャーナル 351誌(うち178誌がオープンアクセスジャーナル)
科学・社会科学分野の236の研究カテゴリー
オープンアクセスに関する新たなデータを追加:
各ジャーナルの論文をアクセスモデル別に表示。
このデータにより、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスのもとで自由に閲覧・再利用できるように出版された論文(ゴールドオープンアクセス)が、ジャーナルの全体的なコンテンツ量と被引用数にどの程度貢献しているかについて、透明性のある出版社中立の情報を研究コミュニティに提供可能になりました。
JCRに収録されている 7,487誌のハイブリッドジャーナルについては、利用者は以下の情報を迅速かつ容易に識別することができるようになりました。
- 従来の購読モデルで発行された論文数
- クリエイティブ・コモンズ・ライセンスで発行された論文数
ジャーナル選択の客観性の担保:
クラリベイトは、データの整合性を確保するために、掲載ジャーナルの0.27%に相当する33誌を今年のJCRから除外しました。JCRは、ジャーナルの過剰な自己引用や引用の積み重ねの証拠がある場合など、不自然な引用を示すジャーナルを監視し、除外しています。2020年版は、ジャーナルの自己引用がJCRの指標に与える影響に関する方法論とパラメータを更新し、規律・規範をよりよく考慮したものとなっています。
- さらに、JIF分子への貢献度が不自然に高く、ジャーナル全体の被引用数が特定の論文に集中しているような論文が一つでもある15のジャーナルに 対しては、Editorial Expression of Concern(懸念表明)を提示しています。クラリベイトでは、ジャーナル・インパクトファクターの歪みに対するさらなるスクリーニングの開発を目標に、このタイプのコンテンツの審査を継続していきます。
クラリベイトのサイエンスグループ製品担当シニアバイスプレジデントであるキース・コリエー(Keith Collier)は次のように述べています。
「40年以上にわたり、出版社、研究機関、資金提供機関、研究者は、Web of Science Journal Citation Reports の偏りのないデータを信頼し、世界をリードする科学および社会科学のジャーナルを特定し、評価してきました。JCRが提供する厳選され体系化されたデータにより、研究コミュニティは各ジャーナルの引用インパクトの傾向をよりよく理解し、発表に最もふさわしいジャーナルを自信を持って選択することが可能になります。
2020年版ではオープンアクセスと自己引用データを追加しました。意思決定に役立つ、信頼性の高い知見で研究コミュニティをさらに支援し、イノベーションを加速させます。」
JCRの各ジャーナルプロファイルには、豊富な指標やデータが用意されています。
主な指標:
- ジャーナル・インパクトファクター(収録された論文が特定の年に引用された平均被引用数)
- ジャーナル・インパクトファクターによる分野内のジャーナル順位
- ジャーナルの順位を百分位であらわしたパーセンタイル
- 実際の被引用数の分布や、中央値
- 被引用半減期
- どの研究機関、どの国が当該ジャーナルに貢献しているか 等
クラリベイトについて
Clarivate™は、イノベーションを加速する信頼性の高い知見や分析を提供する、世界的リーディングカンパニーです。弊社は、基盤となる研究やアイデアから保護、商業化に至るまで、イノベーションのライフサイクル全体をカバーする深い専門知識を備えたサブスクリプションおよびテクノロジーベースのソリューションを提供しています。弊社は、お客様の新しいアイデアをより速く革新的なイノベーションに変えていくための画期的な道筋を切り開いています。弊社のポートフォリオには、Web of Science™、Cortellis™、Derwent™、CompuMark™、 MarkMonitor®、Techstreet™など、世界で最も信頼されている情報ブランドで構成されます。弊社は、日本をはじめ、中国、韓国、東南アジア、オーストラリア、ニュージーランドなど、アジア太平洋地域を含む世界各国で事業を展開しています。 詳細については、clarivate.comをご覧ください。
本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。
このプレスリリースには、報道機関向けの情報があります。
プレス会員登録を行うと、広報担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など、報道機関だけに公開する情報が閲覧できるようになります。
このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 クラリベイト・アナリティクス・ジャパン株式会社
- 所在地 東京都
- 業種 その他情報・通信業
- URL http://www.clarivate.jp
過去に配信したプレスリリース
株式会社村田製作所、クラリベイトのIPfolioを採用
12/18 09:00
ダイキン工業株式会社、クラリベイトのIPfolioを採用
11/28 09:00
オムロン株式会社、クラリベイトのIPfolioを採用
5/10 10:00
三菱電機株式会社、知的財産管理にクラリベイトのIPfolioを採用
2023/6/2
クラリベイトがTop100 グローバル・イノベーター2022を発表
2022/2/24