Xinhua Silk Road:中国南部の桂林が「文化・自然遺産の日」を祝賀するイベントを主催

Xinhua Silk Road

「文化・自然遺産の日」の開会式典が中国南部・広西チワン族自治区の桂林で6月13日に開催

 

AsiaNet 84572 (1026)

 

 

【北京2020年6月28日PR Newswire=共同通信JBN】中国有数の観光地である桂林はこのほど、今年は6月13日に迎えたCultural and Natural Heritage Day(文化・自然遺産の日)を祝賀する一連のイベントを主催した。

 

https://photos.prnasia.com/prnh/20200628/2841329-1

 

とりわけ、優れた事例を全国的に共有するための主要なフォーラムが桂林で開催され、文化遺産の保護がいかに地元観光を強化し貧困との闘いに資するかを示した。

 

イベント期間中、参加者は保存状態の優れたJinjiang Princes' City(靖江王府)に感銘を受けた。

 

1372年に建造された靖江王府は、約20万平方メートルに広がる。それは明王朝(1368-1644)の歴代藩王の住居だった。明王朝の計14人の藩王がここに住んでいた。

 

地元政府当局者は「靖江王府の精彩を取り戻すため、桂林は11の王陵に考古学的洗浄、発掘、環境修復を行った。昔の城壁があらわになるよう、城壁に接して建てられていた違法建築物は全て取り壊された」と述べた。

 

自然・文化遺物を保護するための政府の取り組みに加え、個人も文化遺産を保護するキャンペーンに参加している。

 

イベント開催中、文化遺産の保護に寄与した個人を報奨するために受賞式も開催された。

 

桂林の村民である76歳のタン・イーチン氏は、長年にわたって文化遺物を保護するための努力を惜しまなかった。2009年、彼は広西北部の伝統建築の特徴を持つ古い住居建築群を購入し、鉄道拡張による取り壊しを避けるためにそれらを移築した。

 

受賞にあたり、タン氏は興奮気味に「この栄誉は褒賞であり拍車でもある。私は今後もいつもと変わらず、文化遺物の保護と継承という大義を継続する」と述べた。

 

イベント中、地元の歌劇と芸術に焦点を合わせた1つの無形文化遺産体験ホールが桂林で開館した。

 

近年、中国南部の広西チワン族自治区は、文化遺産の保護と投資を継続的に拡大している。

 

2018年以降、広西は専門博物館の建設を開始した。同区の文化観光局によれば、同区の博物館数は最大252で、年間約2000万人が訪問している。(編集:Xinhua Silk Roadのフ・ピンチャオ(Hu Pingchao)氏、 hupingchao@xinhua.org )

 

ソース:Xinhua Silk Road

 

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(写真説明:「文化・自然遺産の日」の開会式典が中国南部・広西チワン族自治区の桂林で6月13日に開催)

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