シミックHDとMONET、医療MaaSに特化した事業開発プログラム 「MONET LABO『医療』」を2021年6月から開始
~医療・ヘルスケア領域の課題を共有し、新たな事業アイデアの創出から 実証実験の実施までを支援~
2021年4月15日
シミックホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:中村 和男、以下「シミックHD」)とMONET Technologies株式会社(モネ・テクノロジーズ、本社:東京都千代田区、代表取締役社長 兼 CEO:宮川 潤一、以下「MONET」)は、医療・ヘルスケア領域で新たなMaaS(Mobility as a Service)事業の創出を目指す企業を支援することを目的に、医療MaaSに特化した事業開発プログラム「MONET LABO(モネラボ)『医療』」を2021年6月から開始し、共同で運営します。まずは2021年5月に、「MONETコンソーシアム」※1の加盟企業などを対象にプログラムの創設イベントを開催し、その後参加企業の受け付けを開始する予定です。
■「MONET LABO『医療』」設立の背景
超高齢社会の日本では、移動手段の少なさなどによる患者やそのご家族の通院の負担や、在宅医療患者数の増加に伴う医療従事者への負荷増大など、医療・ヘルスケア領域においてさまざまな課題が生じています。シミックHDとMONETは、このような課題を解決するための医療MaaS事業の創出について、1年以上にわたり協議を重ねてきました。2020年10月と11月には、「MONETコンソーシアム」の加盟企業を対象に、医療領域での新規事業開発をテーマとしたワークショップを実施しており、参加企業(延べ24社)のうち多くの企業から「医療MaaS領域での事業創出の場に参画したい」という声が寄せられました。そこで両社は、医療・ヘルスケア領域のさまざまな課題を解決する新たなMaaS事業の創出を推進するために、医療MaaSに特化した事業開発プログラム「MONET LABO『医療』」を設立することを決定しました。
■「MONET LABO『医療』」について
「MONET LABO『医療』」は、MaaSの事業開発を加速するための法人向けプログラム「MONET LABO」※2の中で、医療MaaSの事業開発に特化したプログラムとして運営するものです。プログラムへの参加を希望する「MONETコンソーシアム」の加盟企業※3は、別途会費(税込み55万円/年)をお支払いいただくことで参加が可能です。
医療や医薬品、ヘルスケア領域におけるサービスプロバイダーとしてのエビデンスを構築するノウハウや、電子お薬手帳を基盤としたPHR(パーソナル・ヘルス・レコード)システム「harmo(ハルモ)」などの先進技術の運用経験を持つシミックグループと、さまざまな自治体や企業と連携してMaaS事業を展開するMONETが共同で運営することで、異業種からの新規参入を含め、医療・ヘルスケア領域で新たなMaaS事業の創出を目指す企業を強力に支援します。具体的には、シミックHDはセミナーやワークショップの企画・運営と、複数の企業による自治体の課題解決に向けたプログラムを推進し、MONETは全般的な運営管理を行います。また両社は、事業化に向けた実証試験の支援や、さまざまなヘルスケアデータの活用支援なども行う予定です。
<プログラムの内容について>
「MONET LABO『医療』」では、「親会」として、医療業界の事業構造の理解を深めるためのオリエンテーションや、医療MaaSの実装に向けた課題の共有や事例紹介のセミナーなどを行います。また、具体的なテーマに応じて「子会」と称するプロジェクトを組成して参加する企業を募り、事業アイデアの創出からビジネスモデルの立案、自治体への提案と事業化に向けた実証実験の実施までを行う予定です。各企業の技術やサービス、アイデアなどを融合させることで、患者と医療従事者の双方が使いやすく、継続性の高い事業を創出し、社会課題の解決を目指します。
「MONET LABO『医療』」の参加方法やプログラムの詳細については、ウェブサイト(https://consortium.monet-technologies.com/monet-labo/medical)をご覧ください。
■「MONET LABO『医療』」創設イベントの開催について
2021年5月中旬に、「MONET LABO『医療』」の概要や、医療MaaSに関する事業開発の支援内容の説明、関係者による講演などを行うイベントを開催する予定です。対象は、「MONETコンソーシアム」の加盟企業で医療MaaSに関する新規事業の創出や実証実験の実施を目指している企業などを想定しています。イベントの参加申し込み方法は、4月中に「MONETコンソーシアム」の加盟企業に通知する予定です。
※1 MONETがモビリティイノベーションの実現に向けた『なかまづくり』の一環として、企業間の連携を推進することを目的に、2019年3月に設立したコンソーシアム。2021年3月時点で、650以上の企業や団体が加盟しています。
※2 「MONETコンソーシアム」の加盟企業を対象とした会員制のプログラムで、2020年10月から参加受け付けを開始しています。
※3 「MONET LABO『医療』」の参加には、「MONETコンソーシアム」の加盟が必要です。
■MONET Technologies株式会社
ソフトバンク株式会社やトヨタ自動車株式会社などの共同出資会社であるMONET Technologies株式会社は、移動における社会課題の解決や新たな価値創出を可能にするモビリティサービスの実現に向けて、自治体や企業などと連携して各地でさまざまな取り組みを実施しています。また、モビリティイノベーションの実現に向けた『なかまづくり』の一環として、企業間の連携を推進する「MONETコンソーシアム」を運営する他、車内のレイアウトを柔軟に変更し、1台をさまざまな用途で活用できる「マルチタスク車両」や、乗客のパーソナルスペースの確保と換気に配慮した「パーソナルベンチレーションキット」、企業や自治体のMaaSの実現を支援するためのデータ基盤やAPIなどを備えた「MONETプラットフォーム」などを提供しています。
詳しくはウェブサイトをご覧ください。https://www.monet-technologies.com/
■シミックホールディングス株式会社
シミック(CMIC)は、1992年に日本で初めてCRO(医薬品開発支援)事業を開始し、今では開発から製造、営業・マーケティングまでの医薬品に関する総合的な支援業務を提供しています。現在、シミックグループは、日本で最大級のCROであると同時に、医薬品開発、SMO(治験施設支援)、医薬品製造、薬事コンサルティング、そして営業およびマーケティングソリューション等における包括的なサービスを提供しています。また、製薬・バイオテクノロジー・医療機器の企業の日本市場参入や、アジアでの臨床試験実施、米国と日本における医薬品開発および製造のサポートなども積極的に行っております。シミックグループは、世界中に7,000人を超える従業員と25の支社・関連会社を擁しています。
詳しくはウェブサイトをご覧ください。https://www.cmicgroup.com
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このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 シミックホールディングス株式会社
- 所在地 東京都
- 業種 医療サービス
- URL https://www.cmicgroup.com/
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