丹青社、HARTiと資本業務提携し、NFT活用によるアート作品のリアル空間への展開を推進

空間事業者・アーティスト・コレクターを空間とテクノロジーで結び、文化芸術によるまちづくりを促進

丹青社

2021年6月3日

 商業施設・文化施設などの空間づくりをおこなう株式会社丹青社(本社:東京都港区/代表取締役社長:高橋貴志/以下、丹青社)は、現代アーティストのプロダクション事業を展開する株式会社HARTi(本社:東京都港区/代表取締役社⻑CEO:吉⽥ 勇也、以下、HARTi/ハーティ)へ出資し、ノンファンジブル・トークン(以下、NFT※)活用によるアート作品のリアル空間への展開を推進します。

 

 本提携により、リアル空間とNFTを連動して新たな体験価値創出を⽬指すアートプロジェクトの共同企画の推進や、丹青社がサービスを提供するアート・工芸作品のプラットフォーム「B-OWND(ビーオウンド)」に参画するアーティストとHARTiの現代アーティストプロダクション機能との連携等、アート分野における新たなインフラ構築を目指します。

 

 丹青社は、デジタル活用による空間の新たな体験価値の創造を進めるとともに、より多くの方にアートを身近に楽しむための機会を創出します。また、アーティスト、空間事業者、コレクター(作品所有者)がNFTを介してリアル空間で連携することで、アートを通じた空間づくりに参画しながら収益を生み出すエコシステムを構築し、サステナブルな文化芸術によるまちづくりを推進します。

 

※ノンファンジブル・トークン(NFT):唯一無二の「世界に1つだけのデータ」の価値を生み出せる代替不可能なトークン。

ブロックチェーン技術を活用することでコピーできないデジタルデータが作成できる。

 

 


左 :株式会社丹青社 企画開発センター 事業開発統括部長 吉田清一郎

右:株式会社HARTi 代表取締役社長CEO 吉田勇也氏

 

取り組みの背景

 現在急拡大するNFT領域は、代替不可能かつ固有の価値証明が容易であるという特性から、「1点物の希少性」と「デジタル利便性」によって低コストかつ柔軟に所有権の流通が可能で、アートやエンターテインメント分野との親和性が非常に高いとされています。

 

 丹青社はかねてより、大型商業施設やホテル、ショールーム、オフィス等、手がける空間にアートを取り入れることで、豊かな空間づくりを進めてまいりました。また、アート・工芸のプラットフォーム「B-OWND」のサービスを開始した2019年より、作品販売時にブロックチェーンを活⽤したNFTのデジタル証明書を発⾏しています。そこで今回、現代アーティストのプロダクション事業を展開し、データ分析とテクノロジーを活用したアーティストのIP(知的財産)の価値最大化と流通体系の構築のノウハウを持つHARTiと連携することで、アート作品に紐づくNFTをリアル空間に展開する「空間へのNFTソリューション」を推進することとしました。

 

 

 今後の展開

 丹青社は空間づくりのなかでアート作品の導入にあたり、作品の所有権をNFTとして販売することで、流通⾦額の⼀部が永続的にアーティスト本⼈と、空間事業者がロイヤリティとして収入が見込める新たなエコシステムを構築します。また、アート作品のコレクターである消費者は空間に設置された作品のNFTを保持することで空間づくりに参画し、文化芸術によるまちづくりへの貢献、さらにNFTの所有権が移転されることによって還元金として作品を創作したアーティストの活動の支援となります。

 

 今回の「空間へのNFTソリューション」を通じた空間へのアートの普及促進は、空間事業者、アーティスト、コレクターがNFTを介してリアル空間で連携することでアートによる空間の価値向上に寄与し、日本の文化・芸術の振興につながります。また、HARTiのアーティストプロダクション機能と連携することでデータ分析やSNSなどのテクノロジーを活用し、B-OWND参加アーティストおよび作品の認知拡大、アート×DXによる空間づくりを展開します。

 

 

 

2社によるコメント

株式会社丹青社 企画開発センター 事業開発統括部 統括部長 吉田清一郎

 コロナ禍で人が集まる空間の意味が問われるなか、本提携によりNFTにリアルな体験価値をつくり、持続的に人が集うコンテンツと経済価値を生み出す装置として空間に新たな可能性を創出したいと考えています。HARTiとともにアート×DXによる空間づくりを展開し、B-OWNDと連携したアーティストの活動支援につながる新たなインフラを構築します。そして、サステナブルなアートによるまちづくりと文化が花開く世界を目指してまいります。

 

株式会社HARTi 代表取締役社長CEO 吉田 勇也 氏

 弊社は創業時より、「感性が巡る経済を創る」という企業理念を掲げ、現代アーティストのプロダクション事業に取り組んで参りました。特に私が英国・ロンドンへ長期留学をした際、いかに都市での生活にアートが身近に存在し、そのお陰で市民が精神的豊かさを享受していたかをこの肌で体験しました。本提携は、日本の都市生活の中にアートと触れ合う機会を増やす重要なきっかけを作れると信じています。丹青社とともに、アートを軸にした新しい「経済圏」の創造に取り組んでまいります。

 

 

丹青社について

「こころを動かす空間創造のプロフェッショナル」として、店舗などの商業空間、博物館などの文化空間、展示会などのイベント空間等、人が行き交うさまざまな社会交流空間づくりの課題解決をおこなっています。調査・企画から、デザイン・設計、制作・施工、デジタル技術を活かした空間演出や運営まで、空間づくりのプロセスを一貫してサポートしています。

 

  社名  :  株式会社丹青社

  所在地 :  東京都港区港南1-2-70品川シーズンテラス19F 〒108-8220(本社)

  創業  :  1946年10月

  資本金 :  40億2,675万657円(2021年1月31日現在)

  上場  :  東京証券取引所市場第一部 (証券コード:9743/業種名:サービス業)

  URL  :  https://www.tanseisha.co.jp

 

 

HARTiについて

「感性が巡る経済を創る」を企業理念に、現代アーティストのプロダクション事業を展開。

30種類80名を超える現代アーティストと連携。事業拠点は⽇本と中国(北京・清華大学内)。アートIPを活用した企業のマーケティング支援事業「HARTi for Business」のほか、アートNFTの販売所「HARTi」をリリース予定。アートを都市で機能させ、ウェルビーイングな社会の実現を目指す。⼀般財団法人日中イノベーションセンター理事企業。

 

  社名  :  株式会社HARTi

  所在地 :  東京都港区六本木7-9-4

  設立  :  2019年2月

  URL  :  https://www.harti.tokyo

 

 

※ニュースリリースに掲載された内容は発表日現在のものです。

その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

 

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

プレスリリース添付画像

Tanseisha×HARTi_logo

空間へのNFTソリューション_イメージ

左:(株)丹青社 企画開発センター 事業開発統括部長 吉田清一郎、右:(株)HARTi代表取締役社長CEO 吉田勇也氏

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