GWMがブラジルのダイムラー工場を買収し、南米でのプレゼンスを強化、世界進出を拡大

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GWMがブラジルのダイムラー工場を買収

 

AsiaNet 91221 (1897)

 

【保定(中国)2021年8月19日PR Newswire=共同通信JBN】GWM(長城汽車)とダイムラーAGは8月18日、ブラジルのイラセマポリスにあるダイムラー工場の買収契約に調印した。サンパウロのGWMのMeng Xiangjun輪番社長が立ち会った。

 

同契約は、従業員を除くイラセマポリス工場の土地、建物、機械、その他の資産の所有権をGWMに譲渡することを取り決めている。また、譲渡は2021年末までに完了する予定。工場を取得した後、GWMは同社のグローバルな製造基準に沿った高度な生産、品質管理、環境保護、および情報管理の概念を導入し、それにより工場を、ブラジル、その他の南米諸国の需要に応えるスマート生産拠点へと構築する方針だ。同時に、工場は約2,000人の雇用を創出し、サポート、研究開発、その他のサービスに関わる地元産業の発展を推進し、地元の産業ミックスのさらなる変革とアップグレードを促進し、ブラジル政府へのより多くの利益と税金に寄与することになる。

 

事実、南米はGWMの重要な戦略的市場の1つとして機能しており、GWMは早くも2007年にチリでの展開を開始し、目覚ましい成果を上げている。最初に販売されたPICKUP およびHAVAL SUVは地元のユーザーの間で人気を博し、それが南米市場にさらに進出するというGWMの決意を強化することになった。ブラジルは、経済力、土地面積、人口の点で南米のすべての国の中でトップであり、自動車消費の巨大な潜在性を秘めた世界の7大自動車市場の1つとして機能している。さらに、GWMはブラジルを南米におけるプレゼンスを強化するための重要な戦略的市場とみており、地元の消費者の好みと同自動車市場の変化を研究することにコミットしている。今回のケースでは、GWMはイラセマポリスの工場を買収した後、地理的な利点を活用して南米市場での開発とその戦略の実行を進め、インテリジェントで安全かつハイエンドの旅行体験を地元のユーザーに提供していく。

 

国際的な自動車市場に引き続き打撃を与えているCOVID-19の中にあっても、GWMの売上高は現在、増加している。2021年の最初の7カ月で、GWMの国際販売は前年比176.2%増加し、このことが同社のグローバル化への確信を強めている。イラセマポリス工場は、南米市場を開拓するための重要な拠点として、逆境の中で進歩を模索するGWMの戦略的能力をより一層実証するものだ。将来的には、中国、ロシア、タイ、インド、ブラジル、その他の戦略的市場をカバーする工場群により、GWMの「世界進出」が具体化しつつあり、世界中の500の販売ネットワークを統合する。これは、GWMのグローバルなプレゼンスをさらに拡大し、2025年までに世界で400万台の車両を販売するという野心的な目標に寄与し、「中国市場で勝利し、世界に進出する」という自信と強さを強化するのに役立つだろう。

 

ソース:GWM

 

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