日本ユニシス まちなか振興と公共交通利用の行動変容を促すアプリケーションサービス「L-PASS」を提供開始
2022年3月3日
日本ユニシス まちなか振興と公共交通利用の行動変容を促す アプリケーションサービス「L-PASS」を提供開始
日本ユニシスは、地域を代表する交通事業者や地方自治体向けに、生活者MaaSの基盤となるアプリケーションサービス「L-PASS(エルパス)」を、本日から提供開始します。 L-PASSは、おでかけと消費行動を促進するUX(ユーザーエクスペリエンス)により、生活者の「移動総量」を増やすことで、まちなか振興と公共交通利用の行動変容を促すスマホアプリです。 アプリを利用する生活者は、地域店舗や施設のデジタルクーポンや公共交通のデジタル乗車券を、移動目的に応じて1つのアプリから獲得できます。運営する事業者は、利用ログやGPSデータを活用し、地域の交通政策立案やまちづくりにつなげることが可能となります。 L-PASSは、2021年12月から経済産業省「地域や業種をまたがるモビリティデータ利活用推進事業」実証において、実証事業のコアサービスとして試行運用を行っています。 今後日本ユニシスは、2024年度までに20地域でのL-PASSの展開を目指してまいります。 |
【背景】
地方中核都市においては、人口減少やマイカー依存による郊外の発展、さらにコロナ禍での生活者の行動範囲縮小により、公共交通の利用者減少やまちなかの活力低下など、地域公共交通を取り巻く環境がより深刻になっています。この状況打破に向けて各地域においては、MaaS(Mobility as a Service)に代表されるデジタル施策によって、地域公共交通の利便性向上による利用者増を目指し、持続可能な交通サービスの実現に取組む交通事業者や自治体が増加しています。
【概要】
L-PASSは、コロナ禍で落ち込んだ生活者の移動需要の回復を目指し、地域全体で生活者のおでかけや消費を促進するアプリケーションであり、地域を代表する交通事業者や自治体向けにSaaS(Software as a Service)型で提供されるサービスです。本サービスは、交通事業者や自治体がアプリの提供主体となり、馴染みのある地域ブランドを付与して生活者に提供する形態を目指すものです。また地域の生活に資するサービスと連携することで、デジタルを活用した地域事業者間の共創活動を促します。
【特徴】
1.生活者の移動需要を高めるUI/UX
L-PASSは、目的地が決まっていることを前提としたルート検索やマップ画面から開始するこれまでのMaaSアプリとは異なり、おでかけの目的を選ぶところを起点に、公共交通から提案される経路検索までをシームレスに提供することで、生活者の外出意欲を刺激、新たなエクスペリエンス獲得を促すサービスです。
2.まち全体のデジタル化施策を実現する機能
L-PASSは、当社の電子チケット流通サービス「Kimaticke(キマチケ)」と連携しています。これにより、生活者はアプリから公共交通の乗車券やイベントチケットを購入することができ、地域の店舗で使えるクーポンを獲得することができます。また、各種コンテンツを登録する機能をそれぞれの店舗や施設にも開放することで、アプリを通してまち全体のデジタル化を進めることが可能です。
3.データの取得と利活用
L-PASSは、アプリの利用ログ(閲覧履歴やクーポン利用実績など)とGPSデータを収集することができます。これらのデータは、公共交通の運行計画の見直しや商業施設のセールスプラン、将来のまちづくりに活用することができます。
4.地域交通のニーズを共通化したシンプルなアプリケーションサービス
日本ユニシスは、国土交通省・経済産業省のスマートモビリティーチャレンジ事業において、各地で地域交通に資するデジタルトランスフォーメーションを経験してきました。当社は、そこで得られたニーズの高い機能を厳選し、早期に、安価に提供します。
5.拡張性・柔軟性を有したアーキテクチャー
L-PASSは、ホワイトラベルでの提供となり、各地域でのカスタマイズが可能です。地域の要望により、機能追加や外部サービスとの接続にも対応できます。
【利用イメージ】
【導入事例】
L-PASSは、令和3年度経済産業省「地域をまたがるモビリティデータ利活用推進事業」実証実験において、新潟および金沢で提供する生活者MaaSアプリ(新潟:りゅーとなび、金沢:い~じ~金沢パス)として、2021年12月から先行的に試用されています。
【今後の取り組み】
日本ユニシスは、交通事業者等、地域を代表する事業者や地方自治体とともに、生活者にとってなくてはならないアプリを実現する環境として、L-PASSを各地域に展開します。そして交通領域のサービスに加え、多様な生活サービスとの接続による機能拡大を通じて、地域全体のDXを推進するインターフェースとなることを目指します。
以 上
■関連リンク
「L-PASS」 https://l-pass.jp/
「Kimaticke」 https://www.unisys.co.jp/solution/biz/blockchain/kimaticke/
「りゅーとなび」 https://ryuto-navi.com/
「い~じ~金沢パス」 http://www.hokutetsu.co.jp/easy-kanazawa/
※「L-PASS」「い~じ~金沢パス」は、日本ユニシス株式会社の商標、「Kimaticke」は、日本ユニシス株式会社の登録商標です。
※その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。
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<本ニュースリリースに関するお問い合わせ>
https://www.unisys.co.jp/newsrelease_contact/
日本ユニシスは、2022年4月1日付で会社名(商号)を「BIPROGY株式会社(ビプロジーカブシキガイシャ、英語表記:BIPROGY Inc.)」に変更します。 |
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このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 BIPROGY株式会社
- 所在地 東京都
- 業種 情報サービス・コンテンツ
- URL https://www.biprogy.com/
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