競輪選手史上初の快挙!窪木一茂が世界選手権にて銀メダル獲得!!
2022年10月14日
報道関係各位
公益財団法人 JKA
広報部 報道室
競輪選手史上初の快挙! 窪木一茂が世界選手権にて銀メダル獲得!! |
トラック種目の世界選手権第2日は13日、パリ近郊のサンカンタンアンイブリーヌで行われ、男子スクラッチで窪木一茂(福島・119期)が銀メダルを獲得した。男子ケイリンで寺崎浩平(福井・117期)が6位に入り、山崎賢人(長崎・111期)は準々決勝で敗れた。女子スプリントは太田りゆ(埼玉・112期)と佐藤水菜(神奈川・114期)が2回戦、梅川風子(東京・112期)は1回戦で敗退となった。女子エリミネーションの梶原悠未(TEAM Yumi)は落車して19位だった。
【男子スクラッチ】
窪木は狙い通りのレース運びで見事に銀メダルに輝いた。しっかりと力を蓄え、残り5周から勝負。5番手で入った最終周では驚異の追い込みを見せて順位を三つ上げた。世界の舞台で戦える力をつけるために2020年に日本競輪選手養成所の門をたたいた33歳は「競輪のスピードが余裕を生んだというふうに感じる」と確かな手応えを得た様子だった。
優勝 BIBIC Dylan(カナダ)
2位 窪木一茂
3位 EEFTING Roy(オランダ)
【窪木一茂選手コメント】
世界選手権でのメダルは初めてなので、本当にうれしいです。最終周回で、自力を出すことができなかった事が、金メダルに届かなかった原因だと思います。しかし、最後の半周の追い込みは、競輪で培ったものだと思います。
日本チームのサポートのおかげで体調も万全でした。チームパシュートで2024パリを目指しますが、他の種目でも良い成績が出せるよう、これからもコツコツ頑張っていきたいと思います。
日本よりいつも応援ありがとうございます。
うまく作用して競技と競輪が、日本で人気になるようにそして、結果を出せるようにまた僕はがんばります。
(銀メダル獲得の窪木一茂選手【福島・119期】)
【男子ケイリン】
寺崎は準決勝まで安定した戦いぶりを見せたが、ラブレイセン(オランダ)ら強豪がそろった決勝では最下位に沈んだ。残り2周に差しかかるところで1番手から3番手に下がろうとしたが、周囲のスピードに対応できず一気に最後尾へ。これが敗因となり「準決勝までは自分の中で納得できるレースができた。決勝だけはレースに参加できていなかったので、すごく悔しい」と複雑な思いを口にした。昨年5位だった山崎は準々決勝で自分から仕掛けられず「気持ちの面でちょっと後手になった。ふがいない」と肩を落とした。
優勝 LAVREYSEN Harrie
2位 HOOGLAND Jeffrey
3位 QUINTERO CHAVARRO Kevin Santiago
6位 寺崎浩平
13位タイ 山崎賢人
(寺崎浩平選手【福井・117期】)
【女子スプリント】
太田は自己ベストを更新する10秒734で予選を通過。1回戦もしっかり差したが、短いインターバルで臨んだ2回戦で昨年銀メダルのフリードリヒ(ドイツ)に逃げ切られた。「結果に対してはすごく悔しいが、世界選手権で自己ベストを更新できたことを踏まえると、メンタル的にも体力的にも去年よりはすごく成長していると思う」と手応えを語った。
佐藤は2回戦で実力者のグロ(フランス)と対戦。「自分が気をつけないといけないポイント」だった最終4コーナーですくわれた。それでも「そこまで差はないと思う。細かな修正していけば戦えるようになるんじゃないか」と悲観していなかった。昨年銀メダルを獲得した最終日のケイリンに向け「早く走りたい。自分がメダルを取るっていうふうに切り替えて、体のケアをしっかりして休みたい」と高ぶる気持ちを隠さなかった。
梅川は日本新記録を狙った予選で10秒912と思うような走りができず、1回戦で格上のファンリーセン(オランダ)に完敗。「ハロンで自分のプロセスを踏んで走れなかったのが一番の反省。ルーティン通りに走るのがやっぱり大切だと思った」と悔しそうな表情で話した。
(太田りゆ選手【埼玉・112期】)
【女子エリミネーション】
梶原はレース序盤に他の選手と接触して落車。19位という結果に終わった。壊れたホイールで右膝に裂傷を負い、患部を縫う処置を受けた。3日目に行われる本命のオムニアムへの出場は当日の状態を見て判断する。
1位 KOPECKY Lotte(ベルギー)
2位 BARBIERI Rachele(イタリア)
3位 VALENTE Jennifer(米国)
19位 梶原悠未
レースの詳細などは、是非、More CADENCEをご覧ください。
https://morecadence.jp/tag/2022tcwc
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