鉄道港が成都・青白江区の質の高い開発を後押し

成都青白江区(Qingbaijiang District of Chengdu)

 

中欧貨物列車が欧州に向けて成都国際鉄道港を出発

 

AsiaNet 98356 (2591)

 

【成都(中国)2022年10月19日PR Newswire=共同通信JBN】中国南西部の四川省省都成都の青白江区は、一帯一路構想によっがてもたらした好機を捉え、国際的ハブとしての役割強化と質の高い開発実現に努めている。

 

青白江区の成都国際鉄道港を発車する中国と欧州を結ぶ貨物列車「中欧(成都)班列(China-Europe (Chengdu) Railway Express)」が2013年に運行を開始して以降、成都は中国内陸地域の開放の最前線となった。

 

この9年超の間、青白江を発つ貨物列車は電子機器、自動車、スマート家電などの貨物を運び、企業に信頼性の高い国際物流ソリューションを提供してきた。

 

成都国際鉄道港を出発する列車は100以上の都市を結び、欧州、モンゴル、日本、韓国、東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国へと結ぶ陸海貨物物流システムを形成している。

 

成都国際鉄道港は国際サプライチェーン、国際貿易、インテリジェント製造に焦点を当て、これまでに約200件の大型産業化プロジェクトを呼び込み、投資総額は1000億元(139億ドル)を上回った。

 

成都国際鉄道港の総合保税区にあるTCL Optoelectronics Technology(Chengdu)は、総合保税区の保税倉庫機能を活用し、加工貿易の形でテレビモジュールなどの主要部品を生産している。

 

同社は欧州からの注文の80%を成都に移し、中欧貨物列車によって欧州の顧客のニーズにこれまで以上に迅速に対応している。

 

青白江は2017年に、強力な物流機能に依存してEuropean Industrial City(欧州工業都市)の建設を開始し、輸入と輸出の加工貿易産業を発展させた。これまでに60を上回る巨大プロジェクトを誘致し、投資総額は600億元に上った。

 

中国で最も初期の産業区の1つとして、青白江は過去10年間に産業転換と能力更新を積極的に推進し、環境に優しく、低炭素で質の高い開発を実現してきた。

 

旧式の産業基地は高機能繊維材料産業機能区に変わり、高機能繊維技術工業化の国家実証基地として、Taichia Chengdu Glass Fiber Co Ltdや Chengdu Yulong Chemical Co Ltd.などの多くの大手企業を呼び込んだ。

 

青白江が今年、一帯一路市場に的を絞った試験生産基地の建設を提案したのを受け、総合保税区はその試験検査プラットフォームを利用して技術的成果の商業化を推進していく。

 

ソース:Qingbaijiang District of Chengdu

 

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