中国の伝統的な製茶技術、ユネスコの人類無形文化遺産の代表的な一覧表に登録

江蘇省文化観光局(Jiangsu Provincial Department of Culture and Tourism)

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【南京(中国)2022年12月19日新華社=共同通信JBN】中国の伝統的な製茶技術が11月29日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)のRepresentative List of the Intangible Cultural Heritage of Humanity(人類無形文化遺産の代表的な一覧表)に登録された。リストには江蘇省のYuhua Tea Technique(雨花茶の技術)、Biluochun Tea Technique(碧螺春茶の技術)、Fuchun Tea Dessert Technique(富春茶のデザート技術)が含まれ、それぞれ同省の蘇州、南京、揚州を発祥の地としている。江蘇省文化観光局(Jiangsu Provincial Department of Culture and Tourism)は、中国茶を味わう人々は、その芳醇な魅力を通じ、奥深い歴史文化や、都会の特色を感じ取ることだろうと指摘した。

 

三国時代(紀元3世紀)の呉の初代皇帝、孫権(Sun Quan)は、建業(現在の南京)に都を構えた。それ以来、南京では仏教が栄え、高僧Yunguangは仏教典を教える施設を当地に築いた。雨のように舞い落ちる花びらから、Yuhuatai(雨花台)という地名が生まれた。緑色とpekoe(白毫)を特徴とする雨花茶は国内外でもよく知られ、南京の有名な象徴になった。

 

南京から東に向けて列車で小1時間、ここ蘇州は、もう1つの歴史文化都市だ。早春の茶摘みの季節になると、当地の太湖はかすみに覆われ、湿気を含んだ空気は、香りでいっぱいになる。「Touch Buddha’ s heart(お釈迦様の心をつかむ)」でも知られるBiluochun(碧螺春)は完成された緑茶だ。太湖にある洞庭山で製造され中国十大銘茶の1つでもある。製品になった碧螺春は形状が美しく色は鮮やか、香り豊かで味もまろやかだ。

 

運河に沿って北に進み、長江を渡ると揚州に至る。揚州はスローライフと朝のお茶でも名高い。Fuchun(富春)は中国でも有名なレストランで、そこで出される富春茶を目当てに訪れる人は多い。料理は1杯のKuilongzhu tea(魁龙珠茶)と一緒に出すことが必要だ。富春茶はtea matching(他の茶との組み合わせ)にも適している。その茶葉は江蘇、浙江、安徽各省の有名な茶とブレンドされた上で、長江の水に浸される。

 

日本の茶道文化も中国茶の文化と技術を吸収融合し、日本の審美的な意識に適合した茶文化を育んできた。研究者にとって、古来の茶の湯を理解し復活するには、中国茶文化の要素も重要になっている。1杯の茶は、両国に存在する共通の審美的感覚と、両国間の歴史文化の融合を体現させてくれるのだ。

 

詳細な情報はhttps://youtu.be/fKoLGlyNhVI を参照。

 

ソース:Jiangsu Provincial Department of Culture and Tourism

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