5000年前の共通祖先を参拝する盛大な式典開く

The Organizing Committee of the Yellow Emperor Hometown Ancestor Worship

 

共通祖先の故郷で執り行われた2023年黄帝参拝式典

 

AsiaNet 100006 (0392)

 

【鄭州(中国)2023年4月24日新華社=共同通信JBN】旧暦3月3日の4月22日、中国中部の河南省省都、鄭州市で盛大な祖先参拝式典が執り行われました。世界中から多くの中国人が共通祖先の黄帝を参拝しに駆け付け、中国の繁栄を祈念し、世界の平和と調和を祈願しました。

 

黄帝は5000年以上前に生誕して国を興し、鄭州地域に首都を構えたという中国の伝説があります。黄帝は多くの民族を統一して中国国家を打ち立て、中国文明の祖先として崇敬されています。

 

近年の鄭州での考古学的発見は、この地の国家出現が伝説の黄帝時代に一致することを確認しました。このため、鄭州は黄帝の故郷と見なされています。

 

旧暦3月3日は伝説的な黄帝の生誕日です。紀元前770 – 221年以来、この日に黄帝を参拝する民間の伝統がありました。

 

21世紀初頭から、鄭州は18の式典を連続開催しています。定型の9儀式―あいさつ、花かご進呈、焼香、礼拝、朗読、賛美歌、舞踊、中国と世界の平和と調和祈念―は国の無形文化遺産に登録されています。Organizing Committee of the Yellow Emperor Hometown Ancestor Worship Ceremonyによると、今年の式典はCOVID-19パンデミック後初めての対面式祖先参拝で、特に大がかりになっています。

 

黄帝故郷の参拝式は長い間、海外の反響を呼んできました。今年はサンフランシスコ、ロンドン、シドニー、バンコクなどで鄭州に倣い、参拝活動が行われました。

 

祖先参拝は中国信仰の礎です。有名な中国文化学者、王立群(Wang Liqun)氏は、崇拝文化が中国国家独特の文化的記憶を保持し、黄帝子孫の感情的アイデンティティーとコミュニケーションの出会いの場になり、家族、一族、さらに民族全体を維持する強力な精神的絆を形成していると語っています。

 

中国古代8首都の1つとして、今日の鄭州は古代と現代の要素を統合し、便利な交通と活況を呈する貿易を享受しています。

 

国家の発展する中心都市、中国歴史文明の継承と革新の主役として、鄭州は1000万を超える人々の生活と夢を宿しています。豊かな古代文明と活気あふれる現代性を擁する鄭州は、両手を広げて世界を受け入れています。

 

ソース:The Organizing Committee of the Yellow Emperor Hometown Ancestor Worship Ceremony

 

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