中国高速鉄道が「成都-香港」往復路線を開設

China Railway Chengdu Bureau Group Co., Ltd.

AsiaNet 100190 (0487)

 

【成都(中国)2023年6月30日新華社=共同通信JBN】7月1日、中国の高速鉄道が成都と香港を結ぶ直行路線を開設します。列車は午前8時48分に成都東駅を出発し、楽山、宜賓、貴陽、桂林、仏山、広州、深センなどを経由し、午後6時55分に香港西九竜駅に到着します。全行程の所要時間は約10時間7分です。逆方向の場合、香港発の出発時刻は午前10時8分、成都到着は午後7時53分で、所要時間は約9時間45分です。

 

China Railway Chengdu Bureau Group Co., Ltd.によると、運行のスムーズな移行を確かなものにするために、成都東駅は香港とマカオの居住者が本土旅行許可証を正常に使用できるよう、複合施設内の半自動改札機やその他の設備を最適化しました。成都-香港高速鉄道路線の成都区間の旅客サービス係員は、基本的な広東語をすぐに習得できるように特別な広東語訓練を受けています。香港の星島日報は、この列車により香港と本土間の人々の交流が促進されると報じました。

 

中国西部に位置する成都は、絶滅危惧種のジャイアントパンダの保護区として知られています。成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地(Chengdu Research Base of Giant Panda Breeding)には、世界最大の飼育下繁殖ジャイアントパンダの個体群が生息しています。国家レベルの都市集積である成都・重慶経済圏の中核都市として、成都は常住人口が2100万人を超え、近年中国で最も急成長している都市の1つになることに成功しました。

 

成都と香港は、金融、文化・観光、都市建設などのさまざまな分野で、長年にわたり緊密な協力を育んできました。2022年には成都に1520社の香港企業が進出しており、成都への海外直接投資(FDI)は12億5900万米ドルに達しました。2023年1月から4月にかけて、73社の香港企業が成都に新たに設立され、海外直接投資は4億5300万米ドルに達しました。

 

香港での直接乗車と通関、および高速鉄道の開通により、成都と香港の間を移動する乗客にさらに別の旅行オプションが提供されます。同時に、この連携により、双方間の人の流れや経済・貿易交流がさらに促進され、地域経済の急速な開発が再び活性化されます。

 

7月28日、第31回FISU夏季ワールドユニバーシティーゲームズが成都で開催されます。中国西部の都市が世界総合イベントを主催するのはこれが初めてです。「成都-香港」高速鉄道の開通は、人々がこのスポーツの祭典に参加する新たな道を提供するかもしれません。

 

ソース:China Railway Chengdu Bureau Group Co., Ltd.

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