中国昆劇のポスター

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【パリ2023年9月19日新華社＝共同通信JBN】9月12日から16日まで、文化交流活動「Encounter of Civilization：Jiangsu Week of Chinese Kunqu Opera（文明の遭遇：中国昆劇の江蘇ウィーク）」がフランスのパリで開催されました。古典演目の上演、インタラクティブでダイナミックな展示、テーマ別展示、学術的な討論などが特徴で、フランスの人々に昆劇の豊かな文化の饗宴を提供しました。

Jiangsu Kun Opera Theater（江蘇省昆劇院）による南昆版『牡丹亭』は2日連続でパリのTheatre Libreで上演され、満員御礼となりました。Jiangsu International Culture Association（江蘇省対外文化交流協会）によると、この作品は、37年前に同じバージョンでパリを驚かせた江蘇省昆劇院の巨匠Zhang Jiqing氏が披露した傑作を忠実に再現したものだということです。2時間を超える素晴らしい公演では、主演のKong Aiping氏、Shi Xiaming氏が7回のカーテンコールに応えました。多くのフランスの観客は、昆劇を初めて見たにもかかわらず、美しさを見出し、その美は東洋だけでなく人類の無形文化遺産の一部であると感じたと述べました。

このイベントでは、公演に加えて、展示、セミナー、学校での昆劇などのアウトリーチ活動も豊富に行われました。俳優たちはまた、エッフェル塔や凱旋門などのアイコニックなランドマークでフラッシュモブを企画し、路上で地元の人々と交流しました。

国立アジア美術館（National Museum of Asian Arts）としても知られるギメ美術館（Guimet Museum）で開催された「Emotions Unveiled, Affections Explored：A Special Exhibition on Chinese Kunqu Opera Culture（感情は明らかになり、愛情は深められる：中国昆劇文化に関する特別展）」では、昆劇に関連する歴史、文書、小道具、衣装、楽器、国際交流などが総合的に紹介されました。特別展は、中国文化の継承と発展、および中国における江蘇省の近代化のパノラマを紹介しました。

China Cultural Center in Paris（パリ中国文化センター）で開催された国際シンポジウムでは、フランス、英国、イタリア、オランダなどの国の文化学者が「Kunqu Opera in Our Era：Cross-Cultural Dialogue and Civilization Exchange（私たちの時代の昆劇：異文化対話と文明交流）」というテーマに焦点を当て、ディスカッションと交流を行いました。European Academy of Sciences（欧州科学アカデミー）のフェローでロンドン大学教授（演劇）のMaria Shevtsova氏は、昆劇は人間の芸術表現のさまざまな側面を継続的に探求してきたと述べました。それは、歌唱、舞踊、演劇衣装を調和のとれた全体として組み合わせ、人間の創造性の尊厳を示しています。

「百劇の祖」と称される昆劇は、14世紀から17世紀にかけて、現在の上海に近い蘇州の昆山地域で始まりました。その後600年にわたり、中国全土の地域文化と融合し、さまざまな独特の流派やスタイルが生まれました。フランス公演の代表団は昆劇発祥の地である江蘇省の出身で、昆劇愛好家からは、その「南昆スタイル」が高く評価されています。中国全土で活動する8大昆劇院団はそれぞれの地域の特色と独特の美しさを持っています。中国社会のあらゆる層から文化に対する支持と熱意を受け、中国の伝統演劇芸術は現在、より自信に満ちた段階に入っています。

芸術に国境はなく、文化には共通点が見いだされます。現在では、オンラインチャネルを通じて、世界中の視聴者が、たとえ何千マイル離れていても、中国伝統文化の革新的な表現を体験することができます。FacebookとYouTubeで「China Culture & Art（中国文化芸術）」メディアクラスターをフォローし、ハッシュタグ#Echoesofkunquに参加して、ご自身の経験に基づいた中国オペラのストーリーを共有してください。中国の優れた伝統文化の色褪せない魅力を感じてください。

ソース：Jiangsu International Culture Association

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（画像説明：中国昆劇のポスター）