ギャラップ調査:世界中の5人に4人が他者との調和をしばしば感じている

Gallup, Inc.

 

ウェルビーイングの「調和原則」で、世界の人々がバランス、調和、内面の平和、生活の充足感をいかに感じているかが明らかに。

 

ワシントン, 2023年9月20日 /PRNewswire/ -- ギャラップ(Gallup)と「Wellbeing for Planet Earth(WPE)Foundation(公益財団法人ウェルビーイング・フォー・プラネット・アース)」は、新たな報告書Wellbeing for All: Incorporating Harmonic Principles of Wellbeing in Subjective Wellbeing Research and Policymaking(ウェルビーイング・フォー・オール:主観的ウェルビーイング研究と政策立案にウェルビーイングの調和原則を採用)において、主観的ウェルビーイングの新しい4つの構成要素、すなわちウェルビーイングの「調和原則」の根拠を概説しています。調和原則は、調和やバランスに関する感情、充足感や内面の平和といった、歴史的に見過ごされてきた認識に注目し、これまで確立されてきた主観的ウェルビーイング・モデルを補完するものです。

 

2022年のギャラップ世界世論調査を通じて142カ国で実施された本調査では、世界のほとんどの人(80%)が他者との調和を「いつも」または「しばしば」感じていることが分かりました。バランスが取れているというのは調和ほど一般的な感覚ではなく、世界の人々の半数強が生活のさまざまな側面でバランスが取れていると感じている(59%)のに対し、そう感じていない人は39%でした。

 

本報告書は、国レベルでは、調和やバランスは、人間開発指数(HDI)や社会進歩指数(SPI)といった、世界中の政策立案者が使用しているグローバル指標と正の相関関係があるとしています。

 

Wellbeing for Planet Earth Foundationのエグゼクティブ・アドバイザーで、ギャラップと提携したグローバル・ウェルビーイング・イニシアチブのリーダーでもあるAlden Lai氏は「私たちは2019年にこの調査を開始しましたが、ウェルビーイングを調和という側面から見れば、従来確立されてきた評価的要素や感情的要素では測りきれない主観的ウェルビーイングの補完的尺度となり得るのだということが、ようやく分かってきました」「私たちは、ウェルビーイングの調和原則が、地域や世界の政策立案に新たな視点を提供してくれると考えています」と話しています。

 

本報告書は、調和とバランスは、似たような感覚として認識されることがあるものの、ウェルビーイングに関連する2つの異なる概念であることも示しています。報告書の主な調査結果は以下の通りです。

 

世界の人々の5人に4人(80%)は、他者との調和を常にあるいはしばしば感じており、70%は自分自身の考えや感情との調和を感じている。
70%以上が、常にあるいはしばしば、生活の安定や安心感(73%)あるいは充足感(71%)を感じている。
過半数の人が、生活のさまざまな側面のバランスが取れていると感じ(59%)、暮らしの中で起きる出来事の量がちょうどいいと感じている(57%)。
バランスが取れていると感じている人の比率が高い国のほとんどが富裕国で、欧州、オーストラリア・ニュージーランド、東アジア、北米などの高所得地域では68%以上がバランスが取れていると感じているのに対し、サハラ以南のアフリカでは半数未満(47%)。
人口統計学上の差異が最も顕著だったのは、社会経済的地位に関してだった。
現在の収入で生活するのが非常に困難だと感じている人の半数以上が、生活の安定や安心感をしばしば感じ(55%)、満足(52%)しており、自分の考えや感情が調和していると回答(56%)、快適な暮らしをしている人の場合はそれぞれ87%、86%、81%だった。
教育水準が高い人ほど、日頃からバランスや調和に関連した感覚を抱いている傾向が強かった。
中等教育終了後、4年間教育を受けた人の80%以上が、他者(88%)や自分自身(81%)との調和、安定や安心感(84%)、生活の充足感(82%)を常にあるいはしばしば感じていると答えた。
高学歴者の大多数も、自分の生活はバランスが取れていると回答した。

 

ギャラップのJoe Dalyシニアパートナーは「グローバル・ウェルビーイング・イニシアチブを通じたWellbeing for Planet Earth Foundationとの将来を見据えたパートナーシップは、既に既存のウェルビーイング指標を強化しており、平穏という概念は、感情の中核的尺度としてギャラップ世界世論調査の常設項目になっています」「この種の革新的調査は、世界中の政策立案者が、ウェルビーイングの調和原則を意思決定過程に採用することのメリットや効果を検討する際の状況を一変させるものです」と話しています。

 

調査方法をお知りになりたい方は、報告書全文をご覧ください。

 

ギャラップ(Gallup)について

 

ギャラップは、リーダーや組織が抱える喫緊の課題を解決するための分析や助言を提供しています。ギャラップは、80年以上にわたる経験とグローバルな活動範囲を組み合わせ、従業員、顧客、学生、市民の考え方や行動について、世界のどの組織よりも詳しく知っています。

 

Wellbeing for Planet Earth Foundation(公益財団法人ウェルビーイング・フォー・プラネット・アース)について

 

Wellbeing for Planet Earth(WPE) Foundationは、ウェルビーイングを真にグローバルな視点でとらえ、研究、実践、政策立案を支援している、日本を拠点とする世界初の非営利団体です。Wellbeing for Planet Earth Foundationの活動は、科学と地理的文化的包摂性によって推進され、国際慈善活動と官民パートナーシップを通じて達成されています。

 

グローバル・ウェルビーイング・イニシアチブについて

 

ギャラップとWellbeing for Planet Earth Foundationが立ち上げたグローバル・ウェルビーイング・イニシアチブは、全ての人のウェルビーイングを促進する方法をより良く理解するため、グローバルで包摂的な視点でのウェルビーイングの概念化と測定の拡大を目指しています。

 

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Senior Communications Consultant
Riada_akyol@gallup.com

 

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(日本語リリース:クライアント提供)

PR Newswire Asia Ltd.

 

 

PR Newswire
1954年に設立された世界初の米国広報通信社です。配信ネットワークで全世界をカバーしています。Cision Ltd.の子会社として、Cisionクラウドベースコミュニケーション製品、世界最大のマルチチャネル、多文化コンテンツ普及ネットワークと包括的なワークフローツールおよびプラットフォームを組み合わせることで、様々な組織のストーリーを支えています。www.prnasia.com

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