Carbyonがパズルの欠けていたピースを発見:超高速炭素回収プロセスが2500kWh/トンを下回るエネルギー需要で実証される

Carbyon

アイントホーフェン(オランダ), 2023年11月29日 /PRNewswire/ -- オランダの直接空気回収技術(DAC、Direct Air Capture)企業Carbyonは、同社独自の高速スイングプロセスにより、1トンあたり2500kWh未満の電力でCO2を回収できることを実証しました。Carbyonは、同社の高速スイングプロセスを用いて、DAC装置のCAPEX(資本支出)コストを劇的に削減した世界初の企業です。いま、同社はエネルギー消費量を十分に低減するために欠けていたピースも発見し、この画期的な進歩により、100ドル/トンを下回る費用対効果の高いDAC技術に向けて大きな飛躍を遂げています。

 

Hans De Neve (CEO and founder) looking into Carbyon’s CO2 capturing prototype: “Our relentless stare-down with Mother Nature’s laws of physics finally gave us the insights into how to solve the puzzle.” Carbyon is the first Direct Air Capture company to merge low CAPEX with low energy demand, thanks to their unique fast-swing process. Photo by Bart van Overbeeke Photography

 

低コストのDACソリューションを追求する中で、Carbyonは超高速CO2回収素材を発明しました。従来の素材が空気からCO2を回収するのに数時間を要するのに対し、Carbyonの素材はわずか数分でCO2を回収でき、これを利用して同素材1キログラムあたり最大で年間5トンのCO2を回収することができます。これにより、コンパクトなDACマシンの設計が可能になり、CAPEXコストは50ドル/トンを下回ります。当初、高速スイングプロセスは付随的な水の吸着に悩まされ、エネルギー損失が発生していました。このほどの画期的な発見によって水の吸着が大幅に減少し、CAPEXの利益を維持したまま、エネルギー需要が2500kWh/トンを下回りました。

 

Carbyonは独自の高速スイングプロセスを使って低CAPEXと低エネルギー需要を融合させた、初の直接空気回収技術企業です。

 

ドバイで開催のCOP28(国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議)の観点から、このような画期的な成果は直接空気回収技術が気候変動目標の達成に役立つ成熟したソリューションになりつつあることを示しています。地球温暖化をセ氏2度に抑えるためには、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)のシナリオによれば、必要な排出削減に加えて大気中から大量のCO2を除去する必要があります。直接空気回収技術は迅速かつ持続的なCO2除去を可能にする重要技術の1つとして注目されています。

 

CarbyonのHans De Neve創設者兼最高経営責任者(CEO)は、「完全電化の低CAPEX技術で2500kWh/トンを実証したことで、Carbyonは市場が求める100ドル/トンの目標に到達するためのトップの位置にいます。今、なにも私たちを止めることはできません!」と述べました。

 

Carbyonの画期的な進歩は動作原理の根本的な理解につながり、この技術のエネルギー需要をさらに低減するという同社の使命に力を与えるものになりました。同社は急速に成長しており、現在、最初のエンジニアリングスケールの機械を開発中で、生産準備パートナーとともに現場検証を行う予定です。同社はこれまでに1000万ドルを調達しており、今後の活動資金を調達するため、現在はシリーズA調達ラウンドを実施中です。

 

Photo: https://mma.prnasia.com/media2/2286133/Carbyon_CO2_capturing_prototype.jpg?p=medium600

 

 

 

(日本語リリース:クライアント提供)

PR Newswire Asia Ltd.

 

 

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