ヒルティの提案するBIM主導による統合プロジェクトソリューションは、建設プロジェクトの安全性と生産性を次のレベルに引き上げます

Hilti Asia Limited

 

【2023年12月18日PR Newswire=共同通信JBN】建設ソリューションのグローバルリーダーであるヒルティ(Hilti)は、 BIM主導の統合プロジェクトソリューション( Integrated Project Solutions:IPS)にスポットライトを当てています。IPSは、設計段階、建設段階、運用段階ににわたる建設プロジェクトの最適化および簡略化のために構築された包括的なサービス群です。

 

 

IPSは、現場単位で異なる、スペースの制約、積載条件、建築基準・法規への整合性といった課題の管理ソリューションとして役立ちます。これらを一元管理することで、調整の円滑化、工程計画の改善といった効果が得られるとともに、コスト削減と品質管理の改善にも貢献します。

 

さらに、エンジニアリングの専門知識、プレハブサービス、高度な物流、現場の自動化、デジタルソリューションを組み合わせることにより、建設現場の安全性、生産性、サステナビリティの向上に寄与します。

 

統合設計サービスとプレハブサービスによる生産性適応性向上

 

統合設計サービスとプレハブサービスは、それぞれIPSを構成する要素です。

 

ヒルティは、まず専門家によるエンジニアリングサポート、および業界に準拠するBIM技術による3D化に基づく統合設計サービス(Integrated Design Services:IDS)を提供します。IDSにより、MEP(機械、電気、配管、耐火ソリューションを含むマルチトレードサポート)の設置を着工前に最適化でき、材料の節約、現場作業の削減、および施工期間の短縮につながります。

 

ヒルティの提供するプレハブサービスでは、現場外での部材の正確な製造をプレハブ拠点のスペシャリストが実現します。これにより、完全にカスタマイズされたプレハブ部材の提供が可能になり、パイプ、ケーブルトレイ、ダクトサポートの切断、組み立て、設置に要する時間を最大50%節約できるだけでなく、残材の発生を最大20%削減することができます。

 

ヒルティ北アジアのエンジニアリング責任者であるSam Keung氏は、「従来の工法は、熟練労働者の不足やコスト高騰、材料の供給過多、または不足といった課題に直面することが多く、さらに現場での複雑な組み立ておよび調整やその際の事故のリスクに遭遇することもあります。ヒルティのIPSは、これらの課題に対し、各プロセスを効率化し、生産性と費用対効果を向上させるために開発されました。当社の最終目標は、プロジェクトの変更に柔軟に対応し、ダウンタイムを最小限に抑えることで、顧客に対しプロジェクトの円滑な遂行を保証することです。」と述べています。

 

 

現場自動化とデジタルじた安全性とサステナビリティへの

 

安全はあらゆる建設プロジェクトにおいて最も重要であり、ヒルティのIPSはより安全な作業環境のためのプラットフォームの開発に重点を置いています。IPSは、専門家による助言、高性能な工具、デジタルサービスを顧客に提供することで、現場におけるリスク要因と潜在的な危険を最小限に抑えるのに貢献します。

 

前出のSam Keung氏はさらに「IPSが顧客の建設関連リスクを軽減する方法の1つに、適切な建材を適切な場所に適切なタイミングでタイムリーに配送することが挙げられます。現場のリスクを軽減し、労働力不足を緩和するために当社が提供するもう1つのツールに、ドリルロボットのJaibot(ジェイボット)があります。反復的かつ正確な穴あけ作業を専門とする自律型ロボットで建設中の危険な部位で高所作業を行うことができ、より安全で生産性の高いプロジェクトの遂行に寄与します。概して、当社のすべての製品設計は安全性に根差しています。」と述べました。

 

ヒルティは、サステナビリティへの取り組みにおける自社のロードマップ、行動計画、主要な施策のみならず、顧客のサステナビリティーへの意欲を高めることにも全力で取り組んでいます。IPSを通じ、顧客は環境パフォーマンスの観点でのプロジェクト評価に資する専門家およびリソースにアクセスでき、その評価に基づきプロジェクトを実行に移すことができます。

 

IPSが顧客の環境への影響を軽減するのにどのように役立つかは、最近のメルク(Merck)との協業事例で確認できました。ダルムシュタットにあるメルクの最新拠点建設の計画段階で、同社はIPSを使用し、建材を最大50%、CO2排出量を120トン削減することができました。

 

これを達成するために、ヒルティのプロジェクトマネージャー、リードエンジニア、モデラーのチームは、BIM手法を駆使し、プロジェクトのデジタルツインを作成しました。これにより、複数の工種が交錯する部分を計画段階から予測し、是正できました。 IPSは、製品の二酸化炭素排出量の透明性とBIM材料リストの正確さの相乗効果を通して、メルクのプロジェクト遂行における建材の効率的な使用と建設廃棄物の大幅な削減を実現しました。

 

ヒルティの統合プロジェクトソリューションが変革をもたらす力を体験し、建設プロジェクトを安全性と生産性の新たな高みに引き上げるには、ヒルティのIPSウェブサイトにアクセスするか、IPS専任チームにお問い合わせください。

 

ヒルティについて

 

ヒルティグループは、世界の建設およびエネルギー業界に向け技術的に優れた製品、システム、ソフトウエア、サービスを提供しています。120カ国以上に約3万3000人の社員を擁する同社は、顧客への直販体制、製品の品質、イノベーションに立脚しています。ヒルティは2022年、約63億スイスフランの年間売上高を生み出しました。ヒルティグループの本社は、1941年の創設以来、リヒテンシュタインのシャーンにあります。同社は、すべての株式をマーティンヒルティファミリートラストが所有し、会社の長期的な継続性を保証する株式非公開企業です。ヒルティグループの目標は、情熱的で多様性に富むグローバルチームと、思いやりのあるパフォーマンス志向の文化に基づき、建設をより良いものとすることです。

 

 

 

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