特許庁では、理系学生を対象とした、特許審査官の業務などを知っていただくための、オーダーメイド型の個別業務説明を行っています。

　個別なので自分が気になっていることを気軽にご質問いただけます。また、可能な限りご希望に沿った業務説明を行うので、効率よく情報を収集していただくことも可能です。

　ぜひお申し込みください！

●そもそも、特許って？特許審査官って？

　私たちの社会では、新しいものが次々と開発され、暮らしや社会活動の役に立っています。

　例えば、普段使っているスマートフォンや家電製品に、新しい機能が追加され、より便利になったことを実感する機会は誰しもあるのではないでしょうか。

　さて、こうした開発によって生まれた発明を財産として守ってくれるのが「特許」であり、「特許」を受けるにあたって必要となる特許審査を行うのが特許審査官です。

　特許審査官は、国内外から受け付けた、最先端の技術を含む、ありとあらゆる特許出願について、内容を理解すると共に、法律上の要件を満たしているのか、審査をしています。

●特許庁の個別業務説明

　特許審査官がどんな仕事をしているのか、具体的なイメージを持ちにくい方は非常に多いのではないでしょうか。そこで、特許庁では、皆さんにより特許審査官のことを理解していただけるよう、お申し込みに応じて「個別業務説明」を随時開催しております。

　「個別業務説明」は、マンツーマンで業務説明を行うことから、大勢の参加者に向けた説明会とは異なり周囲を気にせず、自分が気になっていることを、その場で気軽に質問することができます。また、開催日時については、予約フォームにお申し込みの際に希望日時を複数ご記入いただき、ご希望に沿った日時で可能な限り開催するようにしております。そのため、皆様の都合に合わせて個別業務説明を受けることが可能です。

（個別業務説明の実施イメージ）

　また、お申し込みの際には、ご希望を記入いただくことが可能です。既に気になっていることがあるのであれば、事前に焦点を絞り、効率よく情報を収集していただくことも可能です。

　実際に記入していただくことが多いご希望としては、例えば、「海外赴任経験のある審査官の話を聞いてみたい」、「（以前、別の業務説明イベントで聞いた）中小企業支援についてもっと話を聞きたい」といったものから、「ＯＢ、ＯＧの話を聞いてみたい」、「若手の審査官と話してみたい」といったものがあり、可能な限り対応させていただいております。

　さらに、「個別業務説明」の開催にあたっては、オンライン形式、対面形式のいずれかご希望の形式を選択していただくことが可能です。

　オンライン形式では、特許庁庁舎にお越しいただく必要がなく、より気軽に受けていただくことが可能です。

　一方で、対面形式では、業務説明に加えて、執務室に実際に入ったり、特許審査で実際に用いる審査用端末のデモンストレーションを受けたりすることで、職場環境、業務内容のイメージをより一層ご理解いただけるかと思います。

（審査用端末のデモンストレーションの実施イメージ）

　参加していただいた学生の方々からは、「仕事している室内に入ることができ、職場の雰囲気を知ることができてよかった」（対面参加）、「以前参加したイベントで伺ったことをより深く聞くことができて有意義でした」（オンライン参加）といったお声をいただきました。

　興味を持っていただいた方は、ぜひ、下記ＵＲＬの「予約フォーム」よりお申し込みください！

https://www.jpo.go.jp/news/saiyo/kokka/tokkyo/event/kobetsu-setsume.html

●さいごに

　最後までお読みいただき、ありがとうございました。

　本記事では、「個別業務説明」をご紹介させていただきましたが、特許庁ではセミナー型説明会や知財ゼミなど、特許審査官の業務などを説明するイベントを開催しています。詳しくは、下記ＵＲＬをご覧ください。

https://www.jpo.go.jp/news/saiyo/kokka/tokkyo/event/index.html

　皆様にお会いするのを楽しみにしています！