SM Investmentsは2023年の純利益が25%増の770億ペソを達成

SM Investments Corporation

 

【パサイ(フィリピン)2024年3月5日PR Newswire=共同通信JBN】SM Investments Corporation(SMIC)は、純利益が2022年の617億ペソから、2023年には25%増加して770億ペソになったと決算報告しました。

 

 

 

連結売上高は前年度の5530億ペソから11%増の6163億ペソとなりました。

 

SM InvestmentsのFrederic C. DyBuncio社長兼最高経営責任者(CEO)は「グループとしての昨年のSMの業績は、不透明な経済状況に関わらず、顧客に寄り添い、顧客のニーズに応える当社の能力を反映したものです」と述べました。

 

「主な成功要因は、フィリピンの消費者が、特にファッション、飲食、エンターテインメントなど、必需品と自由裁量の購入の両方において健全な消費パターンをとったことです」と同氏は付け加えました。

 

純利益への寄与では、銀行業が47%と最大のシェアを占め、不動産業が25%、小売業が19%、ポートフォリオ投資が9%を占めました。

 

▽小売

 

食料品店、百貨店、専門小売店で構成されるSM Retail Inc.の売上高は、主要セグメント全体で一貫した成長を遂げ、10%増加して4150億ペソでした。純利益は11%増の199億ペソでした。

 

生活必需品の支出が引き続き堅調だったことから、SMの食品グループ(SM Markets、WalterMart、Alfamart)からの収益は7%増加し、小売収益全体の伸びのほぼ半分に寄与しました。継続的な業務効率化により、食品部門の純利益は21%増加しました。

 

SM Storeの収益は16%増加し、専門小売収益は11%増加しました。これは、ファッション、健康・美容、ペット、玩具、その他の裁量品への支出が原動力となっています。

 

「この持続的な成長はフィリピン人の購買力を反映しています。当社は多様なブランドを通じて、消費者の多くのニーズや要望に応えています」とDyBuncio氏は付け加えました。

 

SMは小売店舗数の拡大を継続し、2023年末時点で合計3853店舗に達しました。この1年間にオープンした新規店舗合計419店舗のうち、89%が地方にあり、地方の新興都市の成長機会を活用するというSMの戦略を反映しています。

 

▽不動産

 

SM Prime Holdingsの2023年の連結純利益は400億ペソで、前年の301億ペソから33%増加しました。連結売上高は1281億ペソに達し、昨年の1058億ペソより21%増加しました。

 

SMの連結不動産収益の56%を占めるモール事業は、収益が2022年の554億ペソから2023年には719億ペソへと30%増加しました。モール賃貸収入は24%増の613億ペソとなりました。

 

SM Development Corporation(SMDC)が主導するSMの住宅事業は、売上高が8%増加して431億ペソとなりました。2023年の予約販売高は1020億ペソで、これは2023年に2万1000戸以上の住宅が販売されたことになります。

 

オフィス、ホテル、コンベンションセンターで構成されるその他の主要事業の売上高は26%増の131億ペソとなりました。

 

▽銀行業

 

BDO Unibank, Inc.は、中核事業全体の成長により、純利益は2022年の571億ペソから2023年は734億ペソを達成しました。総顧客融資額はすべての市場セグメントで増加して、9%増の2兆8500億ペソに達し、純金利収入は1864億ペソに増加しました。

 

預金総額は11%増の3兆5700億ペソとなり、CASA比率は72%になりました。資産の質は引き続き改善し、同行の保守的な引き当て方針により不良債権(NPL)比率は1.85%に低下し、不良債権引当率は185%に上昇しました。

 

China Banking Corporationは、中核事業収益の増加に支えられ、2023年には前年比15%増の220億ペソの純利益を達成しました。純金利収入は、融資と投資の力強い伸びが大幅に増加した金利支出を相殺したため、17%増加して535億ペソとなりました。総融資額は10%増の7910億ペソとなり、融資ポートフォリオ全体に占める消費者向け融資の割合は現在23%となりました。資金調達面では、預金総額は11%増加して1兆2000億ペソとなり、CASA比率は48%となりました。

 

経済状況の改善に伴い、同行は貸倒引当金を12億ペソに削減しました。資産の質は2.5%の不良債権(NPL)比率で安定しており、不良債権引当率は104%と十分な水準を維持しました。

 

▽ポートフォリオ投資

 

ポートフォリオ投資会社の純利益に占めるSMのシェアは、2GOの海運事業の旅客数増加、Belle Corp.のレジャーとエンターテイメント事業、Goldilocks Bakeshopの成長のおかげで、2023年に6%増加しました。

 

「当社は経済にプラスの影響を与える新興セクターに投資しており、当社のポートフォリオ企業は引き続き揺るぎない可能性を示しています」とDyBuncio氏は語っています。

 

▽バランスシート

 

SMの総資産は7%増加して1兆6000億ペソになりました。SMは健全なバランスシートを維持しており、純負債33%対総資本67%という保守的なギアリング比率を保っています。

 

SM Investments Corporationについて

 

SM Investments Corporationは、小売、銀行、不動産の市場をリードするビジネスに投資しているフィリピンの大手企業の1つです。新興フィリピン経済で高成長の機会を捉えるベンチャー企業にも投資しています。

 

SMの小売事業は、食料品店、百貨店、専門小売店から成る国内最大かつ最も多角的な事業を展開しています。SMの不動産部門であるSM Prime Holdings, Inc.は、モール、住宅、オフィス、ホテル、コンベンションセンターのほか、観光関連の不動産開発にも関心を持つフィリピン最大の総合不動産デベロッパーです。SMのバンキングへの出資は、国内最大の銀行であるBDO Unibank, Inc.と国内民間銀行第4位のChina Banking Corporationです。

 

詳細は、 www.sminvestments.comをご覧ください。

 

ソース:SM Investments Corporation

 

PR Newswire Asia Ltd.

 

 

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