産学連携で研究開発し、設置した「友禅流しのベンチ」が第47回金沢都市美文化賞を受賞。

表彰式は2月19日(水)15時から金沢美術工芸大学にて

金沢工業大学

金沢工業大学 KIT×KAJIMA 3D Printing Lab(石川県白山市八束穂3-1 所長:宮里 心一環境土木工学科 教授)が鹿島建設株式会社との産学連携で研究開発し、金沢市尾山町に設置した「友禅流しのベンチ」が第47回金沢都市美文化賞に選出されました。表彰式は2月19日(水)15時から金沢美術工芸大学アリーナ(金沢市小立野2丁目40番1号)で行われます。

 

このたび受賞対象となった「友禅流しのベンチ」は、3Dプリンティング 技術とCO2で固まるコンクリートで製作されたもので、環境負荷低減技術を金沢ゆかりの"友禅流し"の意匠で具現化しました。“ゼロカーボンシティかなざわ” に向けた取り組みを進める金沢市のご協力を得て、観光客の目にとまる金沢市外濠公園二号地(鼠多門・鼠多門橋近く、尾山神社裏手)に2024年3月より設置されています。

 

第47回金沢都市美文化賞を受賞した「友禅流しのベンチ」

 

【金沢都市美文化賞について】

金沢のまちなみと調和した優れたデザインの建造物等を表彰することで、市民の景観に対する関心を高め、金沢の都市景観の一層の向上に貢献することを目的として実施。建築や建築物群、まちなみ、みちすじ、橋、ストリートファニチャー、サインなど、市民が良いと感じたものを公募し、書類審査、現地審査を経て、市民の皆さまによる投票結果を参考に選考しています。

 

【友禅流しのベンチについて】

金沢工業大学と鹿島建設株式会社は、金沢工業大学やつかほリサーチキャンパス内に学科横断型のKIT×KAJIMA 3D Printing Labを2022年4月に開設。建設分野向けのセメント系3Dプリンティングと、CO2を材料として固まるコンクリート「CO2-SUICOM®(※1)」の技術を組み合わせた「カーボンネガティブ3Dプリンティング」に関する研究開発を共同で進めています。

セメント系3Dプリンターのシステム等の開発は金沢工業大学の機械工学科、ロボティクス学科、環境土木工学科、建築学科、応用化学科、メディア情報学科の学生が分野を超えてプロジェクトに集結。今回製作されたベンチも学生が意欲的に設計・試作・製作に参加しました。

 

【ラボ内にあるセメント系3Dプリンター】

分野を超えて教員と学生ならびに鹿島建設の技術者が集結。研究開発と成形に取り組んだ

 

(※1)CO2-SUICOM®

製造過程において大量のCO2を強制的に吸収・固定化させることにより、コンクリート製造におけるトータルのCO2排出量をゼロ以下にできるコンクリート。

CO2-SUICOM(シーオーツースイコム)は、 中国電力、鹿島、デンカの登録商標です。

 

(関連ページ)

【3Dプリンティング × CO2で固まるコンクリート でベンチを製作 】

環境負荷低減と地域にゆかりのある意匠を実現して金沢市内の公園に設置

https://www.kanazawa-it.ac.jp/kitnews/2024/0326_3d-bench.html

 

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プレスリリース添付画像

L_友禅流しのベンチ画像

セメント系3Dプリンター

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