最新脳研究でわかった子どもの脳を傷つける親がやっていること
2025年1月30日
国立大学法人福井大学
広報センター
本学子どものこころの発達研究センターの友田明美教授は、親のどのような行動が子どもの脳に影響を及ぼすのかについて研究成果を発表しました。
本センターは、「マルトリ予防®」と「とも育て®」の普及活動に注力しており、その成果をまとめた新書『子どもの脳を傷つける親がやっていること』を2024年12月7日に発刊しました。
本書は、虐待やネグレクトとまでは言えないものの、子どもへの避けたいかかわり(マルトリートメント:略称「マルトリ」)が、子どもの脳にどのように影響するかについて最新の脳科学の視点から解説。マルトリが、認知機能の低下やさまざまな疾病リスクを引き起こす可能性があることを、具体的な事例や科学的エビデンスを用いて紹介しています。
また、養育者によるマルトリが神経生物学的な変化をもたらし、健康に及ぼす影響についても詳述しています。さらに、養育者を支援する方法として「ペアレントトレーニング」に焦点を当て、その具体的な取り組みを紹介しています。
本書を通じて、この問題への社会的な関心を喚起し、児童虐待(マルトリ)件数が減少し、かつ虐待予防と子育て支援の重要性が社会全体に広く認識されることを目指しています。
友田教授の新書の表紙子どもの脳を傷つける育て方
本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。
このプレスリリースには、報道機関向けの情報があります。
プレス会員登録を行うと、広報担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など、報道機関だけに公開する情報が閲覧できるようになります。
このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 国立大学法人福井大学
- 所在地 福井県
- 業種 大学
- URL https://www.u-fukui.ac.jp/
過去に配信したプレスリリース
注意欠如多動症(ADHD)中核症状の緩和に効果的な認知行動療法の技法を発見
2/3 15:00
最新脳研究でわかった子どもの脳を傷つける親がやっていること
1/30 09:53
福井大学記者発表の案内
2022/2/16