【福井県】祝・北陸新幹線福井・敦賀開業1周年!次は小浜・京都ルートでの早期全線開業!

小浜につながり、大阪につながると、福井、関西、日本の「いいこと」につながります

福井県

 2025年3月16日(日)、北陸新幹線が福井・敦賀に延伸してから1周年を迎えました。敦賀まで開業したことで、福井県への来訪者が、関東で約3割、信越で約5割増加しました。また、関西・中京からも増加しており、全体で約2割増加するなど、大きな開業効果が表れています。

 

北陸新幹線開業12か月間の状況

 

※来訪者数は、いずれもKDDIが保有するビッグデータを用いて算出した県推計値で、前年との比較が可能な芦原温泉駅周辺、福井駅周辺、敦賀駅周辺の合計値かつ延べ人数

関東圏:東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、栃木県、茨城県、群馬県

関西圏:大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、和歌山県、滋賀県

中京圏:愛知県、岐阜県、三重県

北陸:石川県、富山県(福井県を除く)

信越:新潟県、長野県

データ提供:KDDI・技研商事インターナショナル「KDDI Location Analyzer」

 ※auスマートフォンユーザーのうち個別同意を得たユーザーを対象に、個人を特定できない処理を行って集計しております。

 ※表の縦横の合計値は、四捨五入の関係で合わない場合がある。

 

 

 さらに、北陸新幹線の整備効果は小浜・京都ルートで早期に全線開業してこそ最大限発揮されます。本リリースでは今一度、北陸新幹線早期全線開業のメリット等を整理し、お伝えいたします。

 

 

北陸新幹線のあゆみ

 北陸新幹線は、国民経済の発展などを目的に計画され、1973年には全国新幹線鉄道整備法に基づき、整備計画が決定されました。この整備計画では「小浜市附近」を通ることが明記されています。

 

・1973年11月:整備計画決定及び建設の指示

・1997年10月:高崎・長野間開業

・2015年  3月:長野・金沢間開業

・2024年  3月:金沢・敦賀間開業

 

敦賀・新大阪間について

2015年8月

 与党検討委員会において、敦賀・大阪間のルート検討を開始。

 

2016年12月

 小浜・京都ルート、米原ルートなど複数案の中から移動の速達性、利用者の利便性などを総合的に勘案し、「小浜・京都ルート」に決定。京都・新大阪間については、引き続き検討。

 

2017年3月

 京都・新大阪間について、南回りルート(京田辺市・松井山手附近経由)に決定。

 

2019年5月

 環境アセスメント開始。 

 

2024年8月

 国土交通省などが小浜・京都ルートの詳細な駅位置・ルート3案などを公表。

 

2024年12月

 駅位置・ルート3案が2案に絞られる。

 

 

北陸新幹線全線開業で変わる「いいこと」

いいこと①時間短縮効果

 全線開業により、関西と北陸・信越との所要時間が大幅に短縮します。

北陸・信越との所要時間が大幅に短縮

 

※現行(金沢・敦賀間開業後)の所要時間は令和6年3月16日ダイヤ改正後の定期列車の最速値を利用

※京田辺市(松井山手)附近駅からの現行の所要時間は、京都駅・各都市間の現行の所要時間にダイレクトエクスプレス直Q京都(京阪バス)の所要時間(京都駅・松井山手駅間)を合算し算出 

※新大阪方面への新大阪全線開業の所要時間は国土交通省のルート調査結果(平成29年3月)に基づく県試算

 

いいこと②交流人口の増加・経済波及効果

 北陸新幹線の整備により、交流人口が増加します。それに伴い、観光等の消費が拡大するなど、経済波及効果が発生します。

 

大阪まで開業した場合の整備効果

 

出典:関西経済連合会・北陸経済連合会・大阪商工会議所調査(令和元年10月)

 

 

いいこと③国土強靱化

 北陸新幹線は、日本海国土軸を形成し、南海トラフ地震等の際に、東海道新幹線の代替補完機能を果たす災害に強い強靱な国土づくりに不可欠な国家プロジェクトです。

 

東京・大阪間を結ぶ東海道新幹線の代替機能

 

 

(参考)いわゆる「米原ルート」について

 敦賀・大阪間のルート検討の際、小浜・京都ルートと共に議論された米原ルートについては、以下のような議題があります。

 

①乗り換えが続く

 米原で東海道新幹線との乗り換えが発生する(※1)ため、敦賀乗り換えが米原乗り換えに変わるだけになります。

 

②時間と料金が増える

 小浜・京都ルートに比べて、所要時間は20分以上、運賃・料金は2,000円以上増えます(※2、3)。このため、期待される交流人口の増加、経済波及効果も小浜・京都ルートほど見込まれません。

 

③災害時に困る

 東海道新幹線に接続するため、災害等で東海道新幹線が止まった際の代替ルートとしての機能が発揮できません。

 

④実はそこまで早く完成しない

 ルート検討時は工期10年と試算されていましたが、現状では、働き方改革等による工期の延長や着工前に必要となる環境影響評価の手続き等を考慮すると、完成までに少なくとも20年以上かかると想定されます。

 

⑤そもそも米原ルートは否定されている

 沿線自治体である福井県・滋賀県や営業主体のJR西日本は小浜・京都ルートによる早期整備を求めており(※1)、米原ルートの見通しは立ちません。

 

※1 第5回北陸新幹線事業推進調査に関する連絡会議国土交通省資料(R6.6)より

※2 北陸新幹線敦賀・大阪間整備検討委員会国土交通省資料(H28.11,H29.3)に基づく福井県試算

※3 新大阪~北陸・信越の主要駅(福井・金沢・富山・上越妙高・長野)間の移動の場合

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

プレスリリース添付画像

北陸新幹線

北陸新幹線開業12か月間の状況

北陸・信越との所要時間が大幅に短縮

大阪まで開業した場合の整備効果

東京・大阪間を結ぶ東海道新幹線の代替機能

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