低コスト型技術の普及により自然由来重金属含有土壌の適正処理を推進
一般社団法人 日本汚染土壌処理業協会(所在地:東京都千代田区、理事長:尚原 勝広)は、このたび、自然由来の重金属含有土壌を浄化するための技術として、乾式磁力選別工法(Dry Magnetic Extraction工法、以下、DME工法)の全国展開に向け、普及活動を開始することとしました。
2014年10月6日
一般社団法人 日本汚染土壌処理業協会
乾式磁力選別処理工法(DME工法)の普及へ
低コスト型技術の普及により自然由来重金属含有土壌の適正処理を推進
一般社団法人 日本汚染土壌処理業協会(所在地:東京都千代田区、理事長:尚原 勝広)は、このたび、自然由来の重金属含有土壌を浄化するための技術として、乾式磁力選別工法(Dry Magnetic Extraction工法、以下、DME工法)の全国展開に向け、普及活動を開始することとしました。
【大量発生が予測される自然由来重金属含有土壌】
政府の政策転換、景気浮揚、東京オリンピックの招致決定などに伴い、公共工事が急ピッチで進められています。平成24年度建設副産物実態調査結果(国土交通省)によれば、公共工事などによって発生する建設発生土のうち、場外に搬出される土量は14,079万m3/年、そのうち9,042万m3/年が内陸受入地へ運ばれている状況です。今後、前述の公共工事などが継続した場合、発生土の処分先確保が大きな課題となると考えられます。さらに、こうした残土のなかには、発生地特有の自然由来重金属を含有する場合があり、適正かつ低コストの対策方法が求められています。
【適正処理だけでなく、再利用も可能】
このたび普及活動を始めるDME工法(開発:DOWAエコシステム㈱)は、低濃度の重金属含有土壌から重金属を抽出し浄化する技術です。重金属を抽出した後の土壌は環境基準を満たす浄化土として再利用が可能となります。また、この工法は水を使用しないため排水処理設備が不要で、システムの操作が容易であると同時に従来の土壌洗浄法などと比較し処理コストの大幅な削減に成功しました。
DME工法の最大の特徴は浄化土壌が再利用できることであり、これにより日本国内の土壌処理可能量を大幅に増大させるとともに、処理コストの削減が実現でき、大規模公共工事で大量に発生する可能性のある自然由来重金属含有土壌の適正処理に貢献できると考えています。
【健全な土壌環境の創造に向けて】
私共日本汚染土壌処理業協会は、土壌環境に関わる全ての方々に広く「DME工法」についてご理解いただき、また皆様にご利用いただくことで、土壌の適正処理を推進し、健全な土壌環境を未来へ引き継ぐ一助になりたいと考えています。
【一般社団法人 日本汚染土壌処理業協会の概要】
●名称 : 一般社団法人 日本汚染土壌処理業協会
●所在地 : 東京都千代田区岩本町二丁目1番1号 福永ビル3階
●HP : http://www.dojo.or.jp
●設立 : 平成22年8月30日
●事業目的 :
汚染土壌の適正処理の推進及び、適正な運搬と処理技術の研究、研賛等に係る事業並びに
汚染土壌処理業に係る諸制度の確立を促進すること等により、汚染土壌処理業の健全な発
展に寄与することをもって国民の健康の保護に寄与すること
●事業内容 :
(1) 汚染土壌の適正処理の推進に関する事項
(2) 汚染土壌の運搬・処理状況に関する調査研究、資料の収集、情報の提供に関する事項
(3) 汚染土壌の運搬・処理技術や環境対策技術の開発に関する事項
(4) 汚染土壌の運搬・処理に関する研修会等の開催、協力及び講師の斡旋に関する事項
(5) 汚染土壌の運搬・処理に関する図書、会報等の刊行に関する事項
【本件に関するお問い合わせ】
一般社団法人 日本汚染土壌処理業協会
担当:円谷(つぶらや)
TEL : 03-5809-1684 Email : info@dojo.or.jp
以上
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- 名称 一般社団法人日本汚染土壌処理業協会
- 所在地 東京都
- 業種 各種団体
- URL http://www.dojo.or.jp/
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低コスト型技術の普及により自然由来重金属含有土壌の適正処理を推進
2014/10/6