タワージャズとGpixel、初の裏面照射型科学用CMOS(sCMOS)イメージセンサを発表
2015年4月23日
TowerJazz
GSENSE400-BSIが科学的測定および専門的アプリケーションに向け特定の要件に対応する画期的なUV感度と極低暗電流を提供
グローバルスペシャルティファンドリリーダーのタワージャズと、専門的アプリケーションに特化して急成長を続けるCMOSイメージセンサ(CIS)プロバイダーのGpixel は、タワージャズのTS18ISプロセスを用いて製造された、世界初の裏面照射型(BSI)sCMOSイメージセンサであるGpixel社製GSENSE400-BSIを発表しました。紫外線(UV)感度または可視光(VIS)感度のいずれかに対して最適化された反射防止膜を備えたGSENSE400-BSIは、-50 oCにおいて0.03 e-/p/s以下の極低暗電流を実現しています。Gpixel社のBSI sCMOSイメージセンサは、分光分析、生体測定、蛍光、監視、工業検査、法医学、天文学用アプリケーションに適しています。
MarketsandMarketsが発行したマシンビジョン市場に関するレポートによると、同市場の市場規模は2020年までに95億ドルに達し、 2014年から2020年の間に年平均成長率12.51%で成長する見込みです。
Gpixel社のGSENSE400-BSIは、CMOSおよび電荷結合素子(CCD)による他の主要センサとの比較試験において、他のどのセンサよりも大幅に優れた紫外線範囲の量子効率(QE)および極めて低いリードノイズを示しています。 Gpixel社のGSENSE400-BSI CMOSセンサは、特に紫外線スペクトルに対する感度が求められる際に、高感度、低ノイズ、高ダイナミックレンジを備えたイメージセンサを必要とする専門的イメージングアプリケーションに適しています。
Gpixel社製BSI sCMOSセンサは、UV最適化バージョンで270nm~300nm、VIS最適化バージョンで300nm~400nmの範囲で非常に高い感度を示します。さらに、科学的グレードセンサは、リードノイズ1.3e-、リニアフルウェルチャージ91Ke-、ダイナミックレンジ96dBを実現しています。-50℃の深冷式により、暗電流は 0.03 e-/p/s以下に低減することが可能です。これらの仕様により、裏面照射型のGSENSE400は、いまだに裏面照射型CCDが支配的な多くのアプリケーションに適しているだけでなく、より高いフレームレート、より低い電力消費量を提供しています。
タワージャズの最新かつ実証済みのCMOSイメージセンサ技術は、コンシューマ、産業、医療、車載向けアプリケーション用光学センサへの増え続ける需要を満たすことを目指しています。タワージャズのイメージング分野における長年の経験が同社内部で開発された独自の技術と組み合わさることで、クラス最高のカスタマイズ設計が可能となります。タワージャズの熟練したエキスパートが、プロジェクトごとのピクセルのカスタマイズやお客様の特定のニーズをサポートします。 また、優れた性能(暗電流、低ノイズ、ダイナミックレンジ)によって、様々なデジタルイメージングアプリケーション向けの多彩な形での提供が可能です。また、BSIは委託業者を通じてタワージャズからも提供されています。
生産状況
UV最適化バージョンおよびVIS最適化バージョンのGSENSE400-BSIは、直ちにサンプル出荷が開始されます。これら2つの製品は、2015年第3四半期に製造が開始される予定です。
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このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 タワーセミコンダクタージャパン合同会社
- 所在地 京都府
- 業種 精密機器
- URL http://www.towerjazz.com/jp/