ファイル自動管理アプリケーションソフト ZiDOMA data を刷新して発売

A.R.I

2015/5/12 18:30

2015年5月12日

ARアドバンストテクノロジ株式会社

ファイル自動管理アプリケーションソフト

ZiDOMA data を刷新して発売

◇新世代のデータ格納システム：オブジェクトストレージに対応◇

ARアドバンストテクノロジ株式会社（所在地：東京都渋谷区渋谷1-14-16、代表取締役：武内寿憲　http://ari-jp.com/）は、2015年5月13日にファイル自動管理アプリケーションソフト「ZiDOMA data」を刷新して発売いたします。

「ZiDOMA data」は、データストレージに保管したファイルの種類や更新日時、アクセス日時に関する傾向分析表示や最終更新日等の条件をもとに、使用頻度の低いファイルを別のストレージへ自動的に移行するソフトウェアです。多くのお客様に活用いただき、爆発的に増加するデータの保管対策と、ファイルを安価なストレージに移すことによるコストダウンを実現しています。

今回、「ZiDOMA data」はクラウド上のストレージに災害対策やバックアップ目的のためにデータ移行したいというお客様の声に応え、新たにオブジェクトストレージに対応いたしました。一般的なストレージのシステムではデータを保管する際、「ディレクトリ」と呼ばれる階層構造をとっているため、容量の増加によって運用管理が複雑化し効率が低下するほか、ハードウェアやシステムの仕様によって容量の拡張性が制限されるなどの問題があります。それに対し、オブジェクトストレージではソフトウェア上に展開した領域内に「ファイル」に相当する「オブジェクト」を直接書き込むため上記の問題が発生しません。そのため、今後オブジェクトストレージの導入が増加すると予測されています。

弊社はオブジェクトストレージのなかでも、パブリックのオブジェクトストレージサービスである「Amazon Simple Storage Service（Amazon S3）」と、Amazon S3 APIへの互換性が非常に高い「CLOUDIAN Hyper Store」という国産オブジェクトストレージに対応することで、エンタープライズのお客様に、ストレージ構築・運用における新たな選択肢の１つを提案いたします。特に、CLOUDDIAN HyperStoreはオンプレミスの汎用的なIAサーバーにパッケージソフトウェアをインストールするだけで利用開始できる経済的に優れたクラウドオブジェクトストレージシステムです。

この度の発表についてクラウディアン株式会社（http://cloudian.jp/）　代表取締役社長　太田　洋様より次のようなコメントをいただいております。

「今回、ZiDOMA dataの新機能版がリリースされたことを心から喜んでいます。

ZiDOMA dataの新機能版は、その開発段階から、弊社が提供するスケールアウト型オブジェクトストレージ製品『CLOUDIAN HyperStore』との接続試験を実施しており、完全連携した活用が可能です。

これにより、NASとクラウド間、クラウドとクラウド間でのデータ移行を簡単に実現できます。

特に、ファイルサーバーに残るアクセス頻度の少ないファイル等のデータを、ZiDOMA dataを利用し、低コストのCLOUDIAN HyperStoreストレージに移行し階層化することで、ファイルサーバーの性能を高めつつ、ストレージコスト全体として最適化できるため、多くのお客様のお役に立つと確信しております。」

今後も、弊社は上記ストレージ製品やサービスを提供する企業と連携して、ソフトウェアアプローチで課題解決策を提供してまいります。

【製品の特長】

■すべてのファイルを自動管理

・ファイルのサイズ、更新日時、アクセス日時などによって設定したポリシーに応じて、自動的にストレージ間のファイル移動・コピーを実施します。

・複雑なスクリプトを作成せず、GUI（graphical user interface）から管理・操作を実現します。

・NAS（Network Attached Storage）からNAS、NASからオブジェクトストレージ、オブジェクトストレージ間でのファイル移動が可能です。

・ストレージの分析機能により、保存されているファイルの傾向を調査できます。

■主な機能

・ストレージ分析

NAS、Amazon S3互換ストレージのファイル構成を分析後、グラフ化します。

・対象ファイル分析

ストレージ分析結果から、ポリシーをシミュレーションする機能を備えています。